選果

2016-06-21 03:49:02 | 日記

 

サクランボ収穫は最盛期に入り選果、選別は難しくて大変な仕事。1個7g程度小さな実で大きさ、色つき、傷等の障害果を選別してケースに入れる。容器も重量、箱の形等様々でお客様の注文に応じて詰めている。実を指で触り選別していると強く握ると実が軟果してしまう。

 新型選果器の試運転として機械屋から持って来て使ったが思うようには結果が出なかった。1個毎計量器の容器に入れて計量するのだが機械選別器の振動で実の潤みが早く商品価値が落ちてしまった。計量器で大きさを計ってもまた色つき、傷、軸割れ、変形等の選別は目視でしなければならい。結局機械屋さんも良い結果がでなかったので諦めて新型機械の生産は止めてしまったようだ。

熟期が過ぎると触っただけで実が潤んで柔らかにになり食感が悪くなってしまう。重量選果器はあるのだが計量器に上げて何回も触っていると実が軟果してしまう。丸い穴の開いた大きさを測る計量板に実を入れて大きさを選別しているのが大半。選別を終わり本詰めするに容器の中を再度点検して出果する。

 実が傷まなく選別の仕事は捗る作業だがなかなか手間のかかる作業。1個毎にいちいち計量していたのでは手間負けで経営は成り立たない。指でつまんで裏表を見て一瞬に大きさを目測して詰める作業は慣れない選果人でないと捗らない。