低温

2015-04-08 06:33:35 | 日記

 弱い北風だが気温は低く果樹の生育も一時ストップするほど寒い。先週は気温が上がり時々雨模様に天気で早咲き桜は開花が始まった。摘雷が始まったサクランボの花芽も膨らんで来て青くなって来る。サクランボの生育状況も平年よりは1週間も早まったと会議の席上県技術指導員からの話。
 特に開花が早い紅秀峰なんかは今の時期晩霜被害が出やすい。生育が進んで収穫時期が早まるのは結構だが晩霜被害に合い安い。晩霜被害でメシベが低温で凍死すると黒く変色して受粉は出来ない。
 この辺り農家はサクランボ販売農家が多くしかも農家収入の主力作物。昨年は8月降雹被害で夏果物から秋果物まで全ての販売果物は規格外品で安価。貯えの無い今年の農家の懐でサクランボに掛ける期待は大きい。
 灯油燃料の防霜ファンの機械はあるが広い園地ではなかなか効果は当てには出来ず小屋の片隅で眠っている。天候は人間技では如何しようもなく気温はマイナスに下がらないように祈っている。

 寒空の中、りんご剪定枝の後片付け作業も腰を曲げて集めるも手が凍えるようだ。寒さに弱いので衣料ケースに保管していた厚着の防寒着を出して寒さ対策をする。体の自由は効かない真冬並みの完全防寒着での枝集めは草臥れる。