葉摘み

2014-08-19 04:19:56 | 日記



 お盆明け気温はそんなに暑い日ではなかったので体がなまったのか真夏日の天気には参った。暑くて暑くて体がだるく残暑厳しい中、ダラダラと流れ落ちる汗を首に巻いたタオルで拭き々つがるりんごの葉摘みをする。お盆中連日の雨降りで園地に雑草は伸び放題、脚立の脚が引っかかり持ち上げて移動するにも疲れる。まだ鳥害がないが日当りの良い高い枝になっているリンゴは日焼けが進んで腐れて変色している。心配していた程日焼けりんごも無く着色初めてりんごの葉摘みをする。
 真っ赤に熟した美味しいリンゴでも出果時期が遅れると二束三文の安価で手間にもならない。米以外の農産物は早出しして値段を取らないと農家の経営は成り立たない。農産物は豊富になり最盛期になると余ってしまい青果市場ではセリにも掛からない話。少量多品目の農産物を作り味はどうでも早期出果には叶わない。
 昔は旺盛な消費量の中、生産量が少なく市場のセリも賑やかで物量が物を言った。都会に青果市場ではどんな果物でも量が欲しくて様々な生産組合との交流をして品物を集めていた。
 市場出荷の農家も再生産可能な程ほどの値段で売れて市場視察の研修旅行は毎年だった。消費宣伝でスーパの店頭で地元農協のハッピを着って試食品を提供しながら大声を出して販売をした。お客様も10kgりんご1箱担いで購入して行く方も大勢いて面白かった。市場からは豪華な接待やお土産を貰い都会見物しての旅行で楽しいかった。
 今な消費の減少と併せ輸入果物が豊富で市場視察なんて珍しい言葉になってしまった。着色系のつがるリンゴは大分色がついて来たが夜温が下がればイッキに進むのだが天気次第。ユックリお盆休みをしたので大分疲れはとれたが天気は又真夏日の猛暑の予報でウンザリだ。これから杭掛け自然乾燥米の稲刈りと降雪まではりんご一色の農作業になる。