羽迫さんの町屋あれこれ・・・佐川の町並み~栗田真二の世界5
09~竹村家住宅 国指定重要文化財
東の店舗部分は230年、西の客間は170年前のもの。
幕府の巡検使を迎えた程の格式の高い住宅で、
高知城「懐徳館」と同様の貼り付け壁(和紙貼り付け)。
付け書院の花頭窓は、土佐でしか見られない特徴である。
東棟(店舗・屋号を黒金屋)、中棟(住居)、西棟(客間)の
三棟からなっている。
入口は西と東の2ヵ所で、西門は巡検使や高官を迎える
正門で、東門は家人の入口である。
09~竹村分家(マル久呉服店)
分家の初代は、安右衛門守信で安政6年(1777)に
本家より分家する。屋号を「 久 」を掲げた
建築は、文政11年(1828)に、そして明治5年に改修。
当初は質屋を営み、次第に発展して呉服商となる。
三代目安七守本のころ、土佐国西部では唯一の
絹織物商として繁盛した。
この安七が店舗と住居を別棟として
連続させた家を新築している。
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