みち子の長崎絵日記

シニアライフを元気で楽しく輝いて過ごしましょう!

マケドニア紀行、11 「ピクニック」

2006-09-27 05:48:45 | Weblog
8月24日
今日のお昼はピクニックです。
スコピエの市街地から100キロも離れた景勝地に行くと言う。
100キロと言っても凄いスピードで飛ばすのでたいした距離ではありません。

着いて見ると渓流と岩肌がとてもきれいな所で
数組の家族がすでに宴を張っている。
私たちもテーブルを設え弁当を広げる。
弁当のメインは「焼肉」で見るからに美味しそうな焦げ色で、食欲を誘う。
牛肉、羊らしき、鶏、串焼き、ソーセージ、薄切りの肉で野菜を巻いて焼いたもの、、など、アルミホイルで包みバスケットに詰め込んである。

どうも素人仕事とは思えない。
聞くと運転手さんの知り合いのレストランで焼いてもらったのだそうだ。
それにパンをちぎって食べる。このパンがまた美味しい。
素朴な味だが小麦の味が良くしてフワフワと柔らかい。
それから数種の飲み物。
運転手さんだって、酒類をどんどん飲む。
日本なら酒を勧めたカドで私たちも逮捕される所だ。
日本のことは忘れよう。

岩山の一つに子供たちが群れていて、
数メートル下の淵に飛び込んではやんやと喝采している。
子供だからと言って、カメラを向けてはいけない。
走ってきて料金を請求するらしい。

                         (続く)

マケドニア紀行、10 市場へ、

2006-09-26 16:01:38 | Weblog
8月24日
朝から地元の市場へ案内してくれると言う。
ここは外国人は狙われやすく危険地帯だそうだ。
しかしそう言われると行って見たいものだ。

前後を屈強な地元の運転手がガードし女性には男性が一人づつ付く。
かばん・くつ・履物・食品・その他雑多な日用品が積まれている。
ここも見るだけ。
私はマケドニアの通貨にチェンジしていない。
大きな店ではユーロが使えるが、市場の小店では通用しない。

カフェテラスで小休止、地元のコーヒーを飲む。
これは運ばれてくると、すぐ飲んではいけない。
コーヒー滓がカップの底に沈むのを待って、上澄みを飲む。
渋みが強くて私は美味しいとは思えなかったが、
これが好きで病みつきになる人も居るそうだ。

☆ 写真はリンゴの木。
  陽射しがきつい国でそれを遮るためか緑が多い。
  その木々の中にリンゴの木がある。
  誰も注目していないので、不味いのか、と食べて見たが
  酸味も渋みも無く、甘い。
  日本で見るリンゴより小さいが、芯も小さいので結構食べられる。
  それにしては、ちぎって食べている人は見かけ無かった。

マケドニア紀行、9 男性軍と女性軍の違いは、、

2006-09-25 15:51:50 | Weblog
私は日本からの男性軍の豹変振りに驚いた。
急速にマケドニア人化したのである。

深夜まで驚くほど、つまり、マケドニア人に負けず劣らず飲食する。
ビール・ワインはもとより地元のとても強いらしいお酒をあれこれ飲む。
まさか食べないだろうと思いつつ
女性軍の食べきれない料理を回すとそれも食べてしまう。
どこで、いつ仕入れたのか怪しげなイタリア語らしき、を駆使して大いに語る。

これらは女性軍には、とうていマネの出来ないワザで
私達女性はあきれて眺めている。
そして、マケドニア化(肥満)してなるものか、と防衛に努める。

☆写真はホテルの近くにある観光地 「ストーン・ブリッジ」
 大きな石で出来た橋で、幅は数メートルもあるが車両は通行不可。
 橋の上は物売りが多い。
 車両用の橋は手前にもう一つある。

マケドニア紀行、8 二日目の夕食会で

2006-09-23 05:26:11 | Weblog
今夜は美術館長主催のパーティです。20時から始まりです。

テーブルは屋外に設けられており夜風が心地よい。
不思議な事に日本のように蚊や蛾などの小虫が一匹も居ない。
空気が乾燥しているので小虫たちの生息に適しないらしい。

先夜の教訓を生かして始めから大食いしない様に気を使ったが
珍らしく料理美味しく、味見と思っても、つい口に入れてしまう。
結果は前夜の二の舞です。散会は午前1時。

写真は美術館から川の流れを見下ろす。

マケドニア紀行7、マケドニア国立美術館

2006-09-23 05:09:42 | Weblog
8月23日、
朝から日本から持参した絵を美術館に搬入、荷解きをしてざっと並べて配置を決める。
マケドニア国立美術館は市街地を見下ろす丘の上にある。
長く続いた紛争に終止符を打ち、これからは平和に暮らすことを祈って芸術を最優先させることを願って市内で最も見晴らしの良い丘の上に建てられたのだそうだ。

しかしながら、先年のマケドニア地震の後が修復されないまま痛々しい。

昼食は市内のカフェテラスのあるレストランでピザとスパゲチを適当にてんでに頼んで皆で取り分けながら食べる。何でも美味しいが絞りたてフレッシュジュースがことのほか美味。生の果物を絞ったもので種まで混入している。
堪能して一人千円足らず。食べ物は安いようだ。

午後はホテル近くのショッピングセンターへ。
ここは高級品店街、外国人&地元お金持ち向け、比較的安全らしい。
ブランド物が安い、と思ったが眺めるだけ。
旅はまだ先が長いし、我々はショッピングに来たのではない。

13号台風の爪跡、長崎から。

2006-09-20 04:35:06 | Weblog
我が家は三日も停電して、ようやく昨夜文明社会に復帰しました。
パソコンもごぶさたしました。


台風の翌朝の惨状
県道を埋め尽くした残骸
  地元企業「EN興産」の社員ボランテァ出動によりまもなく清掃された。



隣の家の屋根は、、、 (我が家は無事、オレンジの屋根)



どこからきたの??? この大石!!! 
あわや民家直撃、かろうじてガードレールで止まる。



☆ 「マケドニア紀行」は順次続けて行きますので、よろしくお願い致します。


マケドニア紀行、6 いざマケドニアへ

2006-09-13 05:22:40 | Weblog
ローマ空港からマケドニアの首都スコピエ空港までは1時間40分のフライトです。
左右2席ずつの可愛い飛行機に乗客はいっぱいです。
機内販売は飲み物も有料です。ユーロ使用可。
17:50分着。平屋建ての小さな空港です。

私たちがチャーターした9人乗りの車2台に分乗してホテルへ。
ホテルは想像していたより立派で五つ星だと言う。
タオル類は勿論バスローブまであるのに感激。(スリッパ、歯ブラシは無い)

小休止の後、20時頃から夕食会場へ向かう。
今夜はジョバンニさん(ホテルのオーナー)主催のパーティです。
うれしい事に料理は野菜が主でどれも美味しい。日本人の口に良く合う。
喜んで数種類もどんどん食べたら、これは前菜だと言う、ギョッ、満腹。
メインの肉料理が来て、デザートになる頃は目は白黒。

宴は延々と続き、深夜まで。
これはマケドニア人にとって日常の事であるらしい。
昼食もたっぷり2時間はかける。
いつ、働いて居るのかなあ?

写真は美しいスコピエの市街。

マケドニア紀行、5 ビアンツ先生との出会い

2006-09-12 04:26:17 | Weblog
再びローマ空港へ
ここでイタリア人画家であり国際的文化人でもあるビアンツ先生と初対面の挨拶を交わす。
私の絵の先生と知己の方で、マケドニアとの橋渡しをして下さった画家です。

私は自分の帽子に止めていた水引で作ったトンボのブローチをはずして
ビアンツ先生のチョッキに止めてあげ「水引は日本人は結婚・結納の時など、おめでたい時に使う」と説明する。
ビアンツ先生は大変喜ばれ、以後10日間の道中、トンボはずっと先生の胸にあった。
そして時々自分の胸を指して「アリガトウ」と囁いた。

ビアンツ先生は、こんなに優しく、謙虚で、偉大な先生です。
日本人画家にしばしば見られる、少しばかり偉くなって威張りたがり
人を見下したような、バカにしたような態度を取る画家は最低です。
たちえ、どんなに素晴らしい絵を描いたとしても私は尊敬できない。

今度の旅の中でビアンツ先生との出会いが最も感激的な出来事でした。

マケドニア紀行、4 ローマ市内

2006-09-11 05:22:42 | Weblog
テルミエ駅からタクシーに分乗してバチカンに行くことにしたが料金交渉が難航、我々を日本人(カモ)と見たようで交渉決裂、バスで行くことにする。
ここでも私たちはキップを買って乗る。長年培われた習慣です。
聞くところによると、あまりキップを買う人は居ないらしい、ときたまバスの中で検閲があって見つかると罰金だそうだ。そういえば以前来た時にキップを買った覚えはない。

バチカンは相変わらず大勢の人でいっぱい。
行列が出来ているが私たちは上手くすりぬけて、無料で公開されている部分だけ拝観する。荘厳なたたずまい、私も十字を切る。写真は禁止。
人波に押し出されてバチカン国郵便局に立ち寄る。
ここも大混雑で「ここの切手を貼って絵葉書を投函し簡易おみやげにする」という私の企画は頓挫。切手売り場も行列が出来ているが売る方はのんびり、やる気があるのか無いのか。見ていると買う方は幾種類もの切手を組み合わせ、それを幾組みも並べて注文している、ハハア、おみやげだな、ライバル多し。
私はみんなを待たせてキッテを買うわけにもいかず諦める。

マケドニア紀行、3 ローマ空港で

2006-09-09 05:00:03 | Weblog
ここで福岡から送っていた荷物を受け取る。
それを手荷物一時預けに預け、先ずはお金をユーロへチェンジする。
初めて握るユーロです。
両替している前の人を見ていると、
受け取ったユーロを丹念にかぞへ文句を言うと、受付の人が追加金を渡している。
ホホウ、さすが悪名高いローマだ、油断なら無いぞ。

私の番が来た、数えて伝票と合わせ文句を言うとすまして追加金を出す。
空港の両替屋がこうだ。日本では考えられない。
ヨーロッパに出かける人は正確無比な日本の銀行でヂェンジする事をお奨めする。

空港から連絡トレーンでローマ市内へ向かう。
ここはイタリアらしい良い加減さで乗車時も下車時もほとんど乗車券のチェックは無い。
これはユーロ以前と同じシステムです。
下車したら、ところどころにおいてある箱に切符を投げ入れるだけ。
投げ入れない人も、勿論居る。
我々は日本人だ。長年の習慣でキップを買って乗車することに決まっている。
無賃乗車はしない。