一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅や住宅設計の前に「住宅の考え方が180度変わる」ブログ。プライベートな内容も多いですが…。

テレビで観た欠陥住宅

2007年08月23日 11時42分12秒 | 住宅ノウハウ・実例
みなさん、こんにちは。このブログを読んで頂いている方は、私をご存知の方も多いようです。もう少しで暑さのピークは過ぎるでしょうから、夏バテに負けないでがんばりましょう。


昨日2007年8月22日、テレビでの住宅の欠陥についての番組を見るために帰宅しました。録画しておけば良いのでしょうが、録画していると逆に観ないからです。

ひとつは地盤沈下による構造体の不具合、もうひとつの例は雨漏れによる不具合です。後者は、設計と工事を分けたのですが、工事業者のレベルが追いつかなかった例です。

この二つの例は、私がいつも住宅を設計するにあたって最重要としている前提条件です。

構造体をしっかりさせるのはもちろんですが、本来は地盤、基礎、建物の順に大切です。業者を含め、まだまだ地盤に意識が薄いようです。

次の例の雨漏れですが、外観の設計はモダンでした。設計だけなら、図面に描けば良いのですから、ある意味簡単です。問題は、それを正しく工事できるのかどうかです。今回の例は、設計しても工事指導ができない、わかっていないデザイナーズブランドというものにも良くあるパターンです。

なぜ雨漏れがするのかが、わかっていない設計者がデザイン優先で設計するから雨漏れするのです。業者もわかっていないから、図面通りにやるしかないとなるのです。

工事業者が責任を問われていますが、設計者や設計監理者に責任には無いのでしょうか?私は絶対にあると思います。ミタス一級建築士事務所では、工事指導のできない設計はしないようにしています。構造面そして雨漏れの面での指導は大前提であり当然です。

今回の例を観ていると、設計しても工事の指導はできない、従って設計監理も名ばかりの設計監理者だったのではないか思います。

工事がわかっていない設計者であってはならないし、工事業者の下請けで名ばかりの設計監理者ではいけないのです。また、設計や監理料が、安すぎる設計事務所が多いですが、安いからといって問題が起ったのに、業者が悪いんだと責任から逃げていてはいけないでしょう。設計料の高い、有名建築家でもよく聞く話です。

日本では、設計や監理はただ同然のサービスと思っている方が多いですが、そういう方が、住宅の品質をもとめるのは、ハッキリ言いますが間違っています。

心配だからハウスメーカーに頼もうというのは、ある意味正解でもあり、ある意味大きな間違いもしています。

ハウスメーカーに頼むということは、倒産する可能性は少ないでしょうが、家に関しては建売のフリープランを購入するのとあまり差が無いことなのです。まさかと驚かれる方は、私のセミナーをお聞きになるか、この過去のブログを読んでいって頂ければおわかりになるでしょう。




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