mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

旧神岡鉄道の復活運転は保存車両の移動のためでもあった

2017年04月18日 | 鉄道
 乗り物ニュース記事からです。去る4月8日、岐阜県の旧神岡鉄道の軌道を、旧神岡鉄道の気動車が「走行」するイベントが行われました。
 この理由が、鉄道ファンや観光向けのイベントではなく、車両の保存場所の移動であったのが大きな目的であったそうです。

記事:廃線のディーゼルカー10年ぶり復活、その意外な理由 神岡鉄道「おくひだ1号」

 関連して、毎日新聞記事が見つかりました。
1月25日付記事:1日だけです 旧神岡鉄道「おくひだ1号」復活

 この旧神岡鉄道の復活運転では多くの同業者(鉄道ファン)の方が行かれ、撮影されてきたそうで、そのようなことがあったのは存知ていました。
 神岡鉄道の廃線時に、将来の復活運転への期待を込めて、車両も単に静態保存ではなく、時々エンジンを始動させてそれなりの整備をすると伺っていましたので、これが図らずも実現できました。

 しかしなぜ、このような復活運転をしたのか、その理由が分からなかったのですが、これが乗り物ニュース記事で分かりました。

 つまり、神岡鉄道で使われていた車両は、旧神岡鉱山前駅に置かれていたものを、神岡鉄道の終点であった旧奥飛騨温泉口駅へ移動させるためであったわけです。
 「神岡・町づくりネットワーク」と称するNPO法人があり、この神岡鉄道の廃線跡を用いた軌道でレールバイクという保線用の軌道自転車みたいなもので利用者に走ってもらう「ガッタンゴー」を運営しており、その一環で実際の車両も展示しようとするために、陸送を考えたものの、巨額の費用がかかり、レールが繋がっていますので「それならば」と旧神岡大橋駅から旧奥飛騨温泉口駅まで移動させたものです。

 ところで、正式な鉄道ではない線路を気動車が走って、法的に大丈夫か?という疑問がありますが、これは基本的には問題はありません。
 敷地の全てが私有地でもあり(飛騨市の所有か)、踏切など他の交通と交差しなければ、巨大な敷地に個人がレールを敷いて走らせるようなものなので、「運送」を目的として運賃を収受しなければ、「好きな者が勝手に走らせている」という解釈です。


 ところで「神岡鉄道」というと、旧国鉄神岡線の廃止転換による鉄道なのですが、軽便鉄道好きなものから言わせると、神岡線開業前に存在した軽便鉄道の三井金属神岡鉄道を連想します。
 その名の通り、三井金属鉱業の関連企業で、三井金属の神岡鉱山からの鉱石搬出の目的で敷設された専用鉄道で、軌間610mmのナローゲージでもさらに小型。
 断崖絶壁の凄い所を細い鉄路を通していました。そんなミニ軽便でしたが、猪谷駅に接続する部分は、神通川を巨大な橋梁をかけて、駅に接続していました。
 もちろん私の直接知るものではなく、記録で知るのみですが。
 そのような地形急峻なところを後の国鉄神岡線の敷設工事が進められたので、しかも国鉄新線としては昭和40年に入ってからの開業、「原則踏切を設けない」という方針が立てられてからの計画路線なので、神岡地区でレールバイクを用いたレジャーとしての体験乗車も踏切が無いので可能です。(途中トンネルがあるそうなので、そこはスリルがあるそうです)

 気動車は動けるものの、軌道はレールバイク「ガッタンゴー」が通るものの、重い気動車が通るには不安なので、15km/h以下の超低速で「走る」よりはまさしく「移動」というものだったそうです。
 そうのような廃線後に本物の鉄道車両が通った例として、北海道の小樽市で旧小樽築港駅の蒸気機関車C62を実際に動かすための整備で、搬出するために、引き出し用のDE10が入って、C62を連結して、また戻るという「走行」やったことがあります。
 もちろん軌道は不安たっぷりなので、歩く速度並みで「通った」そうです。

 今後も、この廃線跡を用いた、レールバイク「ガッタンゴー」などで、イベントとして気動車を動かく計画があるそうで、これも地域活性につながれば、と思います。
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