mitakeつれづれなる抄

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築地移転・意思形成の文書が残っていない

2017年08月11日 | ニュースな話題
 ツイッターのニュースサイトで情報を得ましたが、東京都の市場移転問題で、豊洲市場(江東区)と築地市場(中央区)の双方に市場機能を残す「豊洲移転・築地再開発方針」への意思形成を示す記録文書が、都に残っていないそうです。8月10日の知事定例会見で明らかにしたとのこと。毎日新聞報。
記事:「私が決めたから」市場移転に関する文書残さず

 残っていない、のではなく、そもそもが「無い」のだそうです。「一言で言えば政策判断で、政策決定者である小池知事自身が決めたことなので、残っていない」とのこと。
 小池知事には、都の幹部よりも、小池知事自身が連れてきた外部のブレーンによる意思醸成が多く、それが都の幹部によれば、むしろブラックボックスだ、という意見があるそうです。
 小池知事からすれば、これに対しては、都の幹部は、都議会のドンとされる方との秘密裡な話し合いだけで決めてきたことだから・・・、ということだそうですが、小池知事の言う、情報公開は一丁目一番地の主義とはおおきくかけ離れているような気がします。

 この「豊洲に移転、築地も残す」という中途半端な市場移転計画は、どのような過程で、どのような意見が交わされて決定されたのか私も知りたいところです。
 「豊洲に移転」は良いです。しかし当初計画に無かった「築地も残す」というものがどう考えても中途半端。仲卸のお店が残るぐらいならまだいいですが、セリ場も残るようなことになれば、生産者は豊洲か築地かどちらに搬入すればいいのか分かりません。
 こうしたことなど、豊洲と築地の機能分担などの意思形成の過程を知りたいところです。

 都の幹部ではないですが、はた目から見てもブラックボックスな気がします。ブラックボックスを批判されても自身のブラックボックスは気が付かないのですね。


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 ところで、先日の築地市場場外の火事である方から尋ねられました。「場内」と「場外」どう違うの?
 私が考える所は、場内は、東京都中央卸売市場の管理区画内で、大家が東京都で、そこに賃料を払って仲卸の店を構えるのが「場内」、場外は、その名の通り、東京都中央卸売市場の管轄する敷地外の普通の町の中で店舗を構えるもの。
 セリ場は当然「場内」です。ここで仲卸が買い付けて、それぞれの仲卸や、場外の店舗で販売するのが、築地市場。
 この場外とされる一角の建物で火事が起こったわけです。

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 余談ですが関連で、事実上の小池新党とされる日本ファーストの会という政治団体が誕生しました。反自民の受け皿となるべく目指す、ということですが、都民ファーストの会の代表Nが関わっているのでしょうか。ここまでの報道では、名は出ていないようですが。
 小池さんも、都民ファーストの会の代表Nは、改憲勢力なので、私は評価致しません。
 この衆議院愛知10区で、国民ファーストの会から候補者を擁立しても私は票は入れません。そもそも維新にも投票しませんので、愛知10区の候補者、限られてきますね。誰を入れるのか分かってしまいます。

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