mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

自動車がジャンプして回転する原理が分かる

2017年06月13日 | ニュースな話題
 6月10日の朝、愛知県の東名高速道路で、走行していた貸切バスに反対車線から飛び越えてきた自動車と衝突して、衝突した自動車の運転手は死亡、バスの乗務員とお客さんに怪我をされた方がいたという、事故がありました。
 ニュースで、バスの車載カメラから写した映像で、自動車が飛んでくる光景が何度か再生されて、ご覧になった方も多いと思います。
 事故当初、「凄い事故」として自動車がジャンプして吹っ飛んでくることを、盛んに不思議がっている論調がありましたが、事故現場の分離帯形状からジャンプして回転する理屈がすぐに分かりました。

 豊洲市場の移転問題以降「盛土」と書いて「もりど」と読むケースが多いように感じています。
 今回のこの事故でも、衝突した自動車側の中央分離帯の「もりど」の形状が、坂道のようになってジャンプしたのでは?、という推論。
 そこで現場の画像を見てみました。グーグルストリートビューで現場が分かります。こちら。


 某局のニュースでは、この「もりど」が異常な形状で、自動車が乗り上げることを想定していないのでは、ということですが、こうした形の個所はよくあるように思います。
 上下線とで高さが違うところでは、こうした分離帯部分は、よくあります。
 東名高速道のうち初期に開通した区間なので、衝突事故への考慮はあまり為されていなかったのかもしれません。

 これを見て、自動車がある速度を保ち、ある角度で衝突すれば、物理の法則でこの法面を乗り越え、さらに回転するベクトルを得て、逆さになってバスに衝突した、という一連の過程は十分推察できます。

 ところで、今回のこの事故の貸切バス、東神観光バス(株)、なかなか優れた装置を導入しているんですね。運行支援装置ともいうべき、運行するバスからのデータがリアルタイムに届き、現在どの位置にいるか、さらに車載カメラから走行状況の映像が、本社の運行支援装置に飛ばされ、本社でも映像が見られてそれが録画され、事故が発生したことで報道には、この本社で録られた映像が配信されたみたいです。
 →Yahooトピック:東名バス事故、運行会社すぐ把握 ネット経由で録画映像
 同社の報道発表(pdf)

 こうした運行支援体制がとられ、さらに乗客全員のシートベルト着用を徹底させていたことで、不幸な事故ではありましたが、バスのお客さんに死亡者や重い怪我をされた方はいらっしゃいませんでした。
 安全管理が行き届いていた結果論ですが、バス側の負傷者は抑え気味になりました。

 あと「盛土」ですが、「もりつち」「もりど」どちらも正解のようです。
 築堤のような工作物の名称は「もりつち」、土を盛るの作業方法(工作方法)は「もりど」になるようです。
 「もりど」の場合は、後に「~する」をつけて動作性名詞になるみたいです。
 中央分離帯のような構造物は、工作物なので「もりつち」なのですけど、ニュースでは盛んにもりどもりど、とやかましい。
 言葉に厳格な渋谷区に本社のある全国放送局でも「もりど」です。(というかこの局のニュースで耳にしました)

 
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東名高速の大事故で感じる事 (ponta)
2017-06-14 09:59:21
 凄い事故が発生しましたね。今迄も有ったかも知れませんが、ドライブレコーダーが普及したから特に感じます。
反対車線の空から乗用車が降って来るなんて想像もしないし、あれでは避け様が有りません。
 それにしてもあの乗用車の運転手、どんな運転をしていたのかね? バスの乗客に死者が出なかった事、バスの運転手が咄嗟に左へハンドルを切ったが、左から車が来なかった事、飛んで来た車がバスの右柱に当たった事、運が良かったとしか思えません。

 そこで道路の構造です。
中央分離帯が適度の傾斜が有ったのが原因と報道して居ました。 確かにそうかなあと思う処は有ります。
カナダ、アメリカの様に中央分離帯が何十メートルという幅が有ればいいのですが、日本では国土が狭く無理でしょう。
 私案ですが如何でしょうか。
必要な個所で中央分離帯に防音壁の様な高い壁を作ったら?  運転手からすれば、トンネルと同じく圧迫感が有りスピードも落とすのでは無いかと。 反対側から車は降ってこないであろうし。 大型トラックはどうかな?
 東神観光バス(株)という会社、凄いですね。ドライブレコーダーの画像が営業所に送られるなんて。
事務所では○○バスが今何処に居るか何処を走って居るか判るのですから。  運転手は何時も監視されて居るので辛いでしょうがねェ。
そこで運行(操縦)補助装置 (kisomitake)
2017-06-16 01:19:03
コメント、ありがとうございます。

えらい、事故が起きてしまいました。
バスのお客さんに亡くなられた方がいなかったのは、事故は不幸ながら、その点は良かったです。

道路の構造も、そんな中央分離帯を飛び越えるなどと予定していませんからね。
壁のような分離帯としたら、反対車線へは飛び出しませんが眺望が悪くなり、圧迫感から却って事故がおきそうです。

そこで運行補助装置。
車線を逸脱して、路側帯や分離帯に近づいたら、自動でハンドルを戻したりする装置が欲しい所。

ドライブレコーダですが、貸切バスは鉄砲玉みたいなところがありますが、どんな遠い山奥でも運行管理者とつながっているのは、運転士としても心強いのでは。
いくら運行指示書で、運行管理者の点呼を受けても、営業所から出発すれば、一人ぼっち(ガイドさんがいますが)。
常に管理の下にあることは、安心した乗務につながると思います。

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