My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

「最近の若者は内向きだ」仮説の誤謬

2011-11-23 14:55:28 | 1. グローバル化論

最近の若者は、海外などに興味が無い「内向き」志向になっていると、ことあるごとに取り上げられるが、これは本当だろうか?もっとも私は学校などで定点観測をしているわけではないので、全体の傾向は分からないが、マスコミなどで「昔より若者が内向き」の根拠としていることには非常に違和感を感じる。二極化はしているが、感覚的にも論理的にも、今の20代、30代のほうが平均的にずっとグローバル化に柔軟に対応しているように思える。

マスコミでよく「昔より若者が内向き」の根拠として挙げられる次の三つ。

−最近の若者は安定就職を目指すから、留学などの冒険をしない
−日本から海外に留学する人が減っている
−最近の若者は、海外赴任をしたがらない

せっかくなので、一つ一つについて、私なりに誤謬を指摘してみようかと思う。

1)「最近の若者は安定就職を目指すから、留学などの冒険をしない」のではなく「企業の採用活動が余りに硬直化しているから、留学できない」

近年は大学生の就職活動が早期化しており、製薬業界やマスコミなど早い業界では大学三年生の10月ころから活動が始まるし、メーカーなどでも1月ころから応募が始まるところも多いらしい。だから「大学三年生など、留学に最も適した時期に留学すると、就職活動の時期に間に合うように帰ってこられないので、留学をしない」という学生が増えている、ということは以前から言われていた。これに対して、就職活動が留学などの機会を奪っているのは問題ということで、2011年の1月には、日本経団連で就職協定(倫理憲章)が見直しされ、4年生/修士2年生の4月1日を学生の選考の開始日と位置づけることになった。

日本経団連:新卒者の採用選考活動のあり方について(2011-01-12)

経団連で、このように学生の現実をよく見た意思決定が行われたのは流石と思う。残念ながらマスコミには、留学より就職活動を優先させる学生を批判したり、簡単に「内向き」と言ってしまう記事が今でも多い。例えば最近では、11月から始まった寺澤芳雄氏の「私の履歴書」では、最初の日にこんな文章があった。

最近、日本の若者は留学よりも就活を選ぶといわれる。というより就活に大変で、「留学どころではない」という。4年前にアメリカの母校ペンシルベニア大学を訪ね、久しぶりに目の輝いた東洋人の学生を多数見かけ、てっきり日本人かと思ったら、7割が中国人、3割が韓国人だった。彼らは間違いなくアメリカのビジネスマンと互角に渡り合うだろう。内向きの日本の若者とこの国の将来がやはり気になる。(2011/11/01 日本経済新聞「私の履歴書」

世界をまたに駆けて活躍し、苦労しながら米国での日本企業の地位を築いてきた寺澤氏から見れば、今の若者は物足りなく感じるのだろう。この感想自体はそんな寺澤氏の率直なものなのだと思う。しかし、今の若者が留学を断念して就職活動を行っているのは、留学より就職を優先しているとか「内向き」だからではなく、単に企業の人材採用が硬直化しているだけではないか。特に大企業と呼ばれる企業ほど、学生が飛び込みで採用してもらえるなんてことはありえない。留学したいと思っても、日本の大企業に就職しようと思ったら、時期を外すのは難しい、と感じる学生の気持ちが私は痛いほど分かる。そしてそれは半分以上正しいと思う。自分にも経験があるからだ。

かなり私事で恐縮だが、以前「私が人生の進路変更をした本当の理由−My Life After MIT Sloan」で書いたように、私は家庭の事情もろもろもあり、博士課程を中退して就職をしている。その際、最初は日本のメーカーへの就職を考えたので、各社の人事課に電話をし、自分の学歴を簡単に紹介した上で、博士課程中退で来年4月から就職をしたいが可能か、を問い合わせた。電話をした企業の多くで「通常の就職活動プロセスに乗らない形では採用しません」「修士卒業から1年経ってからの就職はちょっと難しいです。博士を卒業してください」などとお断りされた。予想はしていたものの、現実を思い知らされたときは結構凹んだものである。学歴の問題とは思えなかったし、電話での話し方が問題とも思えなかった。単純に採用プロセスに乗らない形での採用は、多くの日本の大企業では行わないためであると思われた。

結果として、そういう採用プロセスにこだわらない外資系の企業だけを受けて、その中のひとつに就職したのだった。蓋を開けてみたら、私の東大物理の同期のうち、10名程度が博士を中退して就職等したが、数名が国家公務員試験を受けて役人へ、数名が外資系とベンチャー企業への就職、残りは医学部や法化大学院の再入学だった。

恐らく、私や同期たちのように博士課程まで行ってから就職するなんていう冒険をする方が世間知らずだろう。東大を出ても、博士中退とか企業の採用時期と異なるタイミングで就職活動しようと考えたら、外資やベンチャー、または資格を取るしかないわけだから。今の若者はかつての若者よりも、ずっと世の中の道理が分かっていて、世渡りがうまいのではないか、と思う。それを「内向き」とだけ言い切って切り捨ててしまうのは無理がある。

むしろ硬直化しているのは企業の採用活動の方ではないか。もっとも硬直化された選考活動をうまく乗り切ること自体が、採用基準に合致している企業であれば、今のプロセスを変える必要は全く無い。銀行や製造業の一部など、大組織のなかで、組織力として皆が調和された動きが出来ることを重視する企業もあるだろう。

もし企業がそういう人材ではなく、ちょっと世間知らずでも、リスクを冒して変な生き方をしている学生を採用したいなら、採用コストはかかるかもしれないが、企業で柔軟な採用プロセスも同時に行うのが良いのではないか。学生のほうも安心して留学などの冒険が出来るし、結果として多様な人材を採用できるのではないかと思う。こういう企業が増えると、留学によるリスクは減るので、もう少し多くの学生が留学などの多様な冒険を考えるようになるかもしれない。今後「グローバル人材を採用したい」と考えているのであれば、なおのこと現在の人事の仕組みを変えてでも、柔軟なプロセスがより必要になってくるだろう。

 

ちなみに、実際に私が外資系の企業に入ってみたら、起業していて卒業が数年遅れたとか、留学で遅れたとか、ポスドクをしていた、という経歴で、非常に優秀な人がたくさんいた。日本企業の硬直化した採用プロセスでは、こういう面白い経歴を持つ優秀な人材は取りこぼしているのかもしれないと思った。

2) 「日本から留学生が減っている」は間違え。実は20年で4倍に増えている

米国への留学生はこの10年で4割減った、と言われている。データを見てもそれは事実であり、それだけを以って「留学生が減った」「最近の若者は内向きだ」とする人もいる。これに対して、ちょうど一年前の記事だが、この誤謬を非常に的確に指摘している記事があったので、紹介したい。

リクルートエージェント 「キャリアに関するデータの真相 その1」 (2010/11/18)

要するに、減ったのは米国への留学生だけであり、アジアも含む全世界に留学する学生の数は、20年間で4倍近くまで増えているということだ。これは留学先が米国一辺倒で無くなった結果、米国への留学生が減ったということに過ぎない。一方、経済発展が大きく注目されているアジア各国に留学する学生はうなぎのぼりで増えているのだ。

ちなみに、留学先が米国以外に分散する現象は、ヨーロッパの各国でも起きており、アジアや中南米などの経済発展が注目されているのは、日本においてだけではない。ましてや、世界の経済における米国の地位は年々落ちてきており、米国への留学に興味を持てない人が多くても当然ではないかと思える。

3) 「最近の若者は海外赴任をしたがらない」は、全員ではなく二極化が高まっている可能性

最後に海外赴任に関する意識調査から、最近の若者は海外赴任をしたがらないと言われている点について。データの元は、日本能率協会が毎年4月に行っている新入社員アンケートで海外赴任の希望を聞いているが、以前より海外勤務希望者が10%程度減っているとのこと。

このアンケートのソースが今手元に無いのだが、結果を見ると、「海外勤務をしたくない」と答える人が増えている一方で、「海外勤務を希望する」と回答する人も増えている。これは情報がグローバル化しているため、自分の希望をはっきりと持つようになったということであり、単純に二極化しているに過ぎないのではないか、と思う。

先日、日刊工業新聞で行ったアンケートでは、「若者のほうが年を行っている人より海外赴任を希望している」という調査結果が出ている。

いまどき職場百景 海外で働いてみたいと思いますか?−7割前向き 低い壁(日刊工業新聞(2011/11/01)

記事を読むと、30代以下で海外赴任希望が8割、40代、50代で7割、60代で6割という結果が出ている。記事には回答した理由も掲載されている。30代と若い人たちのほうが、家庭の事情など、自身を日本に縛る理由が少ないということである。そう考えると当然の結果のように思える。

このアンケートは、同じ世代の希望を経年で比較しているわけではないので、正確な世代間比較は難しいが、30代以下で8割が希望しているなら、間違っても「若者は内向き」とはいえないとも思える。

いずれにせよ、海外赴任に関する意識調査は、行う母集団によって、傾向が全く異なっていることが多く、私はひとつのアンケートの結果だけで、若者が内向きか、外向きかを論じるのは難しいと考えている。

 

以上。「最近の若者は内向きだ」と言われているが、非常に違和感を感じていたので、思うところを書いてみた。次の記事でも書こうと思うが、私はむしろ最近の若者のほうが、昔の若者よりもよっぽどグローバルな情報に敏感で、興味も高いのではないかな、と思っている。国が豊かになったので、若干ハングリーさは欠けてきたかもしれないし、二極化も進んでいるだろう。しかし、外向きの人は以前よりずっと外向きになっているし、多少内向きな人でも、昔の世代に比べたら、ずっとグローバル化に対する感度は高く、いざとなったら受容する準備もずっと整っていると感じている。

ジャンル:
経済
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Unknown (Unknown)
2011-11-24 17:24:04
初めてコメントします。
私は大学3回生の時に就活よりも留学(って言っても1ヶ月足らずの語学研修)を優先しましたけど世間ではリスクを伴うことだったんですね。
いまは既卒で就活していますけど、採用プロセスに乗れないことがほとんどです。
2極化の理由分析 (KeVinci)
2011-11-24 20:44:16
 この種の類の意識調査(アンケート)は,「最近の」をどの範囲を指して言うのか,
つまりLilacさんのおっしゃる所の「母集団」によって,もちろん変わってしまうわけですが,
以下,私見として↓.

 「内向き」というのはアクマでも表面的なものであって,
海外に興味があったり,境界をいい意味で意識せずに物事を考える若者(ここでは30代以下とします)の割合は,昔よりむしろ増えていると感じています.そして,2極化は進んでいますね,,,,,確実に.
その理由を考えると,以下のものがあるのではないかと.

*******************************
ネットによる海外情報収集の容易さ
*******************************

 TV番組を見ずにネットを見る人の割合は,ネット世代である若者に多いと思う.
もしくはTV番組には出ない真実を求めてネットを活用する人もいる.さらにその中には,ネットを通して海外の情報を,自国に居ながら見聞き出来るようになったことで,それで満足してしまう人もいるだろうし,逆に触発されて海外に行きたくなった人もいるだろう.確かにソコソコであれば,情報や疑似的な体験は得られる(Lilacさんのおっしゃる,「情報のグローバル化」でしょうか).情報が正しい正しく無いの判断は本人に委ねられるとして.

 結果,モニター越しでは満足できず,5感を通しての実体験を求めたり,直接的に人と接することの重要性を認識している人が,留学という選択をするのだと思う.
それゆえ,(ネットなど無かった)昔に比べて,現代では2極化が進むのは然り.ネット情報のみで満足する側に寄るか,満足したらず海外に行って体験する側に寄るか...

恐らくLilacさんご自身が留学を決めた理由の一つも,
MIT SloanでのMBA取得という大きな目標があったから以外に,
現地において,ご自身で何かを直接感じ取りたかったからでは無いでしょうか?

KeVinci
「内向き」と言われることの奥に潜んでいそうなもの(私見ですが。。。) (Heineken/SatsumaAki)
2011-11-26 05:56:50
ご考察いただいいた内容、大変勉強になりました。特に、アジア各国をはじめとする世界全体に対する留学生の全体数が増えているというご指摘には大変勇気づけられました。

ところで、(ズレた長〜いコメントや、話を無駄に拡大してご迷惑をおかけしてしまわないよう今回は気をつけようと思いつつも…)、私には、マスコミの意図は分かりませんが、自分の周りを含め「世間一般」には、「最近の若者は内向きだ」と言わせる何かは確かにあると感じられていたので、以下のような仮説を立てられるのではと思ったのですが、いかがでしょうか?

(仮説)
  孱押В検複押В供В押砲遼‖А廚里茲Δ法△匹鵑併代、どんな集団の構成メンバーも、意欲・能力ともに極めて高いグループ、中間グループ、逸脱グループの3集団に分散すると思われます(以下では、第一〜第三グループとします)。

◆ヽこ阿両霾鵑砲弔い討蘯臑療・積極的に収集し、留学や海外勤務を希望するのは主として「第一グループ」の人々です。彼らはもともとあらゆることに高い関心、意欲、能力を発揮していたのであって、今日のようなグローバル化以前には、ドメスティックな対象等に対しても、おそらくは高い関心を示していて、その対象がグローバル化にともなって海外に拡大したに過ぎないと考えることができます。世界各国への留学生数の増加や海外勤務希望者の増加はこのグループの人たちの増加と考えることで説明がつけられるのではないかと思います。

 これに対して、「内向き」と批判されるのは主として第二・第三グループと思われます。このグループについては、世代が進むにつれて、確かに「内向き」に拍車がかかってきているように私には思われます。海外のことだけではなく、基本的に、自分の身近な狭い範囲のこと以外に対する興味関心が全般的に昔の人より弱まってしまっていると思うのです。そしてその原因は、全くの私見ですが、

・アメリカ等がかつての輝きを失い、外国に対する以前のような大衆的な憧れは失われたこと(アジア各国等はまだかつてのアメリカのような憧れの対象とはなっていない)。

・(lilacさんも言及されている)「ハングリーさの喪失」 … 私は、生物種としての「ヒト」は、食うに困らない状況がとりあえず達成されれば(例え食糧自給率が実は40%でも)、構成員の中に、昼まで寝ていたり、ゲームばかりやって遊んで暮らしていたいと思うメンバーが必然的に増えていくのは自然の摂理に思われます。

・逆に私が大変危機感を持っているのが、そのような「動物としての人間の性質」が、短期的な利益(だけ)を追求しがちな企業の利害と結びついて、本来どの子供も(程度の個人差はあるものの)持っていたはずの知的好奇心が、小さい頃から過剰な量の玩具を与えられたり、教育熱心すぎる家庭では、小さい頃から習い事漬けにされて、早い段階で本人の主体的関心がすっかり磨耗してしまっていたり、逆に色々と大変な家庭では、放置されすぎて、様々な能力が未発達なままになっているケースが増加してきているのではないかと思われることです。

(困ったことに、Lilacさんも以前コメント返信でご指摘くださったように、突出した才能のあるごく一部の子供は、万能人的に全部主体的にクリアできちゃったり、一芸を大人のかなわないレベルまで到達できたりするんだと思います。わが子にそうなってほしいのは誰しも願うとところでしょうから、早熟なタイプなのか、大器晩成型なのか、(今の段階では)平均的な子なのかを、潰れる前に見際めることが重要かと思います。もし挫折を経験しても、アフターケアが良ければそれは後にプラスに活かせるでしょうし。)


かつての子供の生活では、「昔の人が偉かったから」では決してなく、他に方法がないから仕方なく身につけざるを得なかった様々な能力(小刀で鉛筆を削ること、カップラーメンや電子レンジでチンではなく、自分で一定の調理が必要だったこと等)を習得しなくても済むようになってしまい、地域共同体も崩壊しており、何かあったら地権者や行政が責任を問われるからという理由で、近所の川や池に魚をとりに行くことも公園でボール遊びをすることも最初から禁止されるようになっており、そもそもそうした子供の日常的な遊び場そのものが激減しています(家族で日曜に車で行かないとならない遠くの遊び場は、子供の成長にとっては全く意味合いが違っているはずです)。

そのような環境で育った場合、余程才能や環境に恵まれた人でない限り、海外を含む「自分の外」に関する積極的な関心は育ちにくいのではないでしょうか。私は、内向きの若者を非難する大人たちは、そういう若者が育つ環境をつくってきてしまった自分たちの過去を振り返り、かつての自分達も、これから育っていくどの子供も持っているはずの純真な知的好奇心を、可能な限り健全に育てていく方法を考えるべきだと思います。

やっぱり長くなってしまいました。もう少し短くできるよう修行します。。。。
コメント有難うございます (Lilac)
2011-11-26 16:41:38
@Unknownさん
博士中退、などもいわゆる「既卒」扱いになるらしく、同じでした。履歴書に空白の時間があることが嫌われるのは欧米でも同じなのですが、「サバティカル」「ボランティア」とか「留学」とか全て履歴書に載せることができるので、通常は全く問題がないがだいぶ違います・・

就職活動、がんばってください。

@Kevinciさん
コメント有難うございます。

そうですね、若者の内面的なグローバル化というのは実際進んでいると思います。そしてそれが実際に外にも現れているのだと思いますね。留学生数の増加など。若い人の数が、往時の約半分まで減っているのに、留学している人の数が増えているわけですから、人口一人当たりの留学者数は当然大きいわけで。

ネット上でどんなに情報が流れてきても、実際に「留学」してみるという経験が全く違うものであるというのはそうだと思います。ただ、今後は日本企業に勤めていても、海外に出て行かなくてはならないことは増えていくでしょうから、心配しなくても動いていくのかもしれませんしね。

@Heinekenさん
コメント有難うございます。
二極化が進んでいて、Heinekenさんの言う「第一グループ」に属している人たちが、ずっと「外向き」になっているというのは確かだと思います。

でも、私はその「第二グループ」「第三グループ」すら、昔の第二、第三グループに比べればずっとグローバル化してるのではないか、という仮説を持っています。
普通に暮らしているだけで、いろいろと海外からの情報は入ってきます。入ってくるからこそ、「自分はいやだ」と思って内向きになることを選ぶのでしょう。しかし、そういう情報に普段から接しているという点では、グローバル化されているのだと思います。

企業の商業的な理由で、子供たちがさまざまなものを与えられるから、本人の主体的関心がなくなるのでは、というのは面白いご視点ですね。
おはようございます (Heineken)
2011-11-27 12:09:55
コメント返信ありがとうございます。

>その「第二グループ」「第三グループ」すら、昔の第二、第三グループに比べればずっとグローバル化してるのではないか、という仮説

ここでの「グローバル化している」は、必ずしも望んでおらず、関心があるわけでもないけれど、否応なしに「グローバル化に巻き込まれている」ということも含んでいるのでしょうか?

>入ってくるからこそ、「自分はいやだ」と思って内向きになることを選ぶ

これがまさに世間やマスコミで言われる「内向き」ということではないかと思うのですが。。。

なお、私自身は、「第2グループでも第3グループでも、グローバル化に巻き込まれずに生きることは実際問題としては非常に難しいと思われるので、その流れの中で、自分の仕事に誇りを持ち、その仕事において社会的責任を果たしたり、夢を持ってその実現のために充実した人生を送る方法を、個々の人が会社や国に頼らずに探していくしかないと思っております。(って、こんなふうに考えるようになれたのは実はLilacさんの薫陶を受けたからだと思っておりますが…。)

ただ、グローバル競争の圧力が、低賃金労働の環境を、ますます仕事に誇りも責任感も持てないようなものにしてしまっていないか、ヤマト運輸のメール便廃棄事件などを聞くと思います。そういう仕事の仕方をしながら夢を実現できるとは思えないので。

続編もご予定されておられるとのこと。大変楽しみにしております!!
留学に限らず・・・ (リンゴ)
2011-11-27 12:30:16
海外旅行に行く若者の割合は、以前に比べたら確実増えてます。


円高のおかげもあるかもしれませんが、確か、海外旅行者数はここ10年変わっていないと聞きました。ということは人口減少傾向を考慮すると、人口当たりの海外旅行者数の割合は増えていることになります。


また日本に入ってくる海外旅行者数も増えていて、若者に限らず、日本人は海外と接する機会は増えています。



マスコミは見かけの数字だけを取り上げて安易に「若者は内向き」だという意見には賛同できません。


企業が変わらないといけない部分もあると思いますが、大学が世界とわたり合っていける視点をもった教育も必要とされていると思います。


実際、無名の大学が、グローバルにやっていける学生を育てて、有名企業への就職率100%を出している大学が国内なります。国際教養大学です。この大学のカリキュラムは、アルバイトが単位、必ず1年留学する、授業は英語などなど企業の即戦力になるようになってます。


研究や教養のための大学も大切ですが、企業が欲しい人材を育成する学校が増えてもいいのではないかな〜と考えてます
採用プロセス (Ivy)
2011-11-27 19:22:11
こんにちは。
私もLilacさんの意見に共感するところが非常に多いです。私は学部卒で留学などもなくストレートに新卒採用として就職しました。当時は大手内資・外資から内定を頂き、結果的に外資に就職しましたが家庭の事情などから退職・転職を経験しています。

30代前半で、大手外資を4社(正社員)、大手内資を2社(こちらは嘱託社員として)経験しています。内資への正社員としての就職は、転職回数から厳しく結果的に外資で働いています。いずれも実績は残してきているのですが外資では評価され内資では評価されません。
これはLilacさんも書かれているように通常の採用プロセスというところが大きく関与している気がします。外資は転職、退職の理由をふまえたうえで個人の実績、意欲、能力などを評価し優秀な人材を積極的に雇用するケースが多いが、内資は長く勤めることに美徳を求めているのでは?確かに人を育てても辞められては企業にとって大きな損失となりますが、個々人が勤めたいと思える会社にすることも企業努力の一つかと思います。
もっと広い視野で柔軟な採用プロセスを導入する企業が増えて欲しいものです。人は企業にとって最大の財産なのですから。

続編も読ませていただきました。Lilacさんのファンとしては、更新が続いてとても嬉しいです。
二極化 (gshibayama)
2011-12-04 00:52:32
この論調に完全同意です。記事に引用された調査結果はすべて過去にツイートしたものでしたww Great Minds think alike!

http://bit.ly/sVI7Fy
Unknown (Unknown)
2012-01-25 00:22:27
記事に全面的に同意いたします。
感覚的にも、海外志向は二極化していると感じます。

「最近の若者は内向きである。」と言う企業は多いですが、
(とりわけ伝統的な日本の大企業)
真実は、失敗・失点をしていない人を優先的に採用してきた結果、「内向き若者しか採用できていない」ということではないかと思っています。
留学や研究、海外ボランティアなど多様な経歴を持ったアクティブな人が、
外資系やベンチャーに流れてしまっていることが根本の原因ではないでしょうか。
Unknown (Unknown)
2013-01-01 23:19:02
アジアに目を向けてる人は増えてますね。
今まではどうしても外国というと欧米ばかりでしたが21世紀に重要なのは中国、インドなどのアジア諸国なんですよね。
アメリカ以外の国にも留学するようになったのは良い事だと思います

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