My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

日本のソフトウェア産業は「製造業」

2010-05-26 12:20:13 | 2. イノベーション・技術経営

これは、MIT SloanのCusumano先生が本でも授業でもよく言ってる話。
面白いから忘れないうちに書き記しておく。

Cusumano先生は、Microsoft SecretやPlatform Leadershipで有名なソフトウェアビジネスの研究者。
日本の企業研究も色々されているし、一橋大学のビジネススクールで何年か教えてらしたりした日本通でもある。

そのCusumano先生が、ソフトウェア産業への取り組み方を比較して、こんなことを言っていた。

EuropeSoftware as a science −ヨーロッパにとってソフトウェアは「科学」
Japan: Software as production −日本のソフトウェアは「製造業」
India: Software as a service −インドのソフトウェア産業は「(プロフェッショナル)サービス」
U.S.: Software as a business −アメリカのソフトウェア産業は「ビジネス」

順に解説。
まずヨーロッパ人っていうのは、ソフトウェアをサイエンスの延長だと思っていて、
やたら要求仕様(Requirements)を数学的に構造化したり、数学的に検証できるのを重視するのだそうだ。
オブジェクト指向なプログラムデザインにもやたらこだわるし、
しかもオブジェクトを再利用出来るよう構成することに神経を費やす。
その結果、確かにエレガントかもしれないけど、必要以上に構造に凝りすぎたアーキテクチャが出来上がるらしい。

利点・欠点を考察してみよう。
ヨーロッパ式の利点は、一度しっかりしたアーキテクチャを作ったら、慣れれば理解しやすく開発効率が良いということか。
欠点は、作るまでに時間がかかるというのと、不必要に構造がしっかりしすぎて無駄が多いこと。
例えば、CERNで生まれたwwwなんて(ソフトウェアではないが)、ドメインのアドレスの構造が不必要にしっかりしてアドレスが長くなりすぎる典型じゃないかと、私は思う。

一方、日本のソフトウェア産業っていうのは、まるで製造業の発想なのだそうだ。
Zero-defectsにこだわる姿勢−バグはギリギリまで取り除く圧倒的な品質管理。
完成度の低いソフトウェアを勢いで市場に投入するとか絶対にしない。
技術者のスキルの高さはまるで職人芸。
要求仕様を定め終わってから、開発に入り、全部終わったらテストと、まるで車の生産のように順序立てられた開発プロセス(註1)。

これにも利点と欠点があるよね。
強みは、リテールの銀行のシステムとか、リアルタイムの社内財務管理システムとか、
バグがあってはまずいシステムではやはり品質は世界一ってことなんじゃないだろうか。
欠点は、不必要な品質の高さを目指してTime to marketが遅れること。
消費者向けとか、ベータバージョンをさっさと出してシェア取った方が良いのに出来ないとか。
慎重で、石橋を叩いて渡るようなソフトウェア開発は、面白い機能をリアルタイムでどんどん付けていくのには不向きだよね。

インドのソフトウェアがプロフェッショナルサービスだって言うのは、まあそうかな、って感じ。
新しいものを生み出すのではなく、顧客の要求に応じて必要なものをDeliverする発想だ。
Infosysとかインドの有名ソフトウェア企業は皆そうだよね。

最後にアメリカだけど、アメリカ人は最初からソフトウェア産業をビジネスとしか捉えてないということ。
だから、品質も構造も「売れる最低限」しか達成しないし、
早期に業界標準を形成して、とにかく金が稼げるビジネスモデルの形成に力を入れる。
ヨーロッパみたいにエレガントなシステムとか、日本みたいに完璧なシステムとかはどうでも良く、
「使いやすい」→「売れる」がモットー。

結果として、約1兆ドル(100兆円)と言われるソフトウェア市場の5割を、アメリカ企業が占める結果となっているそうな。

というわけで、お国の違いが色々あるわけだけど、
日本のソフトウェア産業はこのまま製造業を続けるのか、アメリカ的なビジネスなソフトウェアにしたいのか
というのは考える余地がありそうだ。

それを考えるのに、Cusumano先生のこの本は参考になるかもしれないと思う。

The Business of Software
Michael A. Cusumano 

Free Press

日本語訳はこちら。

ソフトウエア企業の競争戦略
マイケル・A. クスマノ
ダイヤモンド社

(註1)こういう順序だてられた開発プロセスをを英語ではWaterfall processというらしいが、
日本では未だに6割の企業がこのプロセスでソフトウェアの開発を行っているらしい。

一方で、世界のソフトウェア開発の主流はAgileと呼ばれる、機能ごとに切って別々に開発する方法。
一般的な製造業の開発プロセスとはかなり違う、ソフトウェアならではの開発方法だ。
Waterfallだと、仕様に変更が加わったときに、最初から戻ってやり直さないとならないが、
Agileだと次々に仕様変更があっても、Add-onしていけばよいので、今までのプロセスが余り無駄にならない。
ソフトの種類にもよるので、一概には言えないが、
世界全体ではAgileを含むIterativeなプロセス
採用率が64%なのに、日本では44%に過ぎない、という統計もある。
(2003 IEEE Software "Software Development World Wide")

(追記: Agileの使用率自体はまだ米国含む各国でも低いようです。最近のAgileの日本VS世界比知ってる方いたら教えてください)

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Unknown (paul_oguri)
2010-05-26 13:15:46
>世界全体ではAgileの採用率が64%なのに、
>日本では44%に過ぎない、という統計もある。
この統計を見てみたいのですが、どこに載っているのでしょうか?

http://www.publickey1.jp/blog/10/post_82.html
こっちの調査結果は全世界が対象ですが、20〜25%程度だそうです。

両者でかなり数字が違うのが気になったので・・・
Unknown (Lilac)
2010-05-26 14:16:11
@Paul_oguriさん
ご指摘有難うございます。
ソースは授業で先生が見せてくれたグラフで、それを私がノートにメモっておいたんです。
もう一度見直したところ、64%と言う数字は、Agileを含むIterativeなプロセス全体でした。
訂正しておきますね。
ちなみにソースは
2003 IEEE Software, “Software Dev. Worldwide” article
らしいので結構古いですね。

恐らくここで(メッセージを伝えるのに)重要なのは、Agile導入率の世界VS日本比ですが、もしデータを持ってる方がいたら教えてください
そうですね (kenken)
2010-05-26 15:18:45
しっかりと分類と説明がされると明確になってよいですね。ただ、ソフトウェア業界にいてちょっとでも他の国のエンジニアと仕事したことがある、常識としてわかってくる事でもあります。特に日本に関しての「製造業」というのはまさにそうですね。
ちなみに私はソフトウェアエンジニアではありませんが、色々な国のエンジニアとの付き合いがそこそこあります。

欧州全体という視点はありませんでした。
(実際本当の意味でのソフトウェア産業というものがメインライン度の欧州にあるという印象はあまないです。あくまで印象論)。

UKの場合を経験の範囲で言うと、とてもクリエイティブ。でも結構いきあたりばったりで、つぎはぎだらけでなんでも動かしてしまう。後で破たんすることが多い。
というのが私の理解なので、欧州とは違いますね(でもEUじゃないし欧州じゃないのですがw)
日本のソフトウェア産業。。。 (rosso8)
2010-05-26 15:38:28
インドだとプロフェッショナルサービスと言うのはおもしろいですね。なんとなくわかるような気がします。

日本のソフトウェアに関する考え方は、ファクトリーオートメーションの様な「自動化」に重点がおかれ、手順の短縮化/効率化を目的とすることが多く、ソフトウェアのレバレッジによって利用者のクリエイティビティを発揮させるという発想が少ないと感じます。

ソフト開発力 (yumemakura)
2010-05-26 19:58:11
汎用ソフト産業のことですからアメリカのソフト産業はbusiness oriented だというのでしょうが、stealth fighter をイラク戦争で始めて目にしたとき、どうしてあんな形の飛行機を安定的に飛ばせるだろうと思いましたがコンピューター制御ですし、宇宙にspace vehicles を正確に飛ばす技術もコンピューター制御ですし、アメリカの軍需や国家プロジェクトに必要なソフト開発はダントツですね。彼らが本気になってやろうとすれば他国の追随を許さないかもしれません。
大体当ってる比率でしょう (ぽん)
2010-05-26 21:35:11
WaterfallかAgileかというのは
開発の規模、品質、期間そして何より顧客によって
変わります。

中国、インド、ベトナム等で
オフショア開発してるのでハイブリッド型になってきてます。

今は何と言ってもクラウドです。
過渡期が数年続きますが5年、10年経つと
WaterfallかAgileかなんてのは顧客にとって
関係無い話になっている可能性があります。



Unknown (HW)
2010-05-26 23:03:18
アジャイルっていうのは、「機能ごとに切って別々に開発する方法」というよりは、とりあえず、モックアップを作って、客の意見を聞きつく機能を少しずつ足していくようなものを言うように思うんですけど。
waterfallだって機能ごとに開発して要求書通りかテストするわけです。
そこだけ読むと誤解を与えるような気もします。
日本のソフト開発は間違いなく世界最低レベルでしょう (fantasia)
2010-05-27 02:26:38
日本のソフトウェア産業が製造業の発想というのはその通りです。しかし、クスマノ教授は日本のソフトやエンジニアを買い被りすぎですね。

>完成度の低いソフトウェアを勢いで市場に投入するとか絶対にしない。
>技術者のスキルの高さはまるで職人芸。

こんなこと、日本のソフトウェア業界の現実を知っている人は誰一人として信じません。悪い冗談だと思うでしょう。

日本のソフトウェア業界における売り上げの大部分を占めるのは受託開発です。そして顧客(発注者)は誰もが知っている大企業の多くも含めて
恐ろしく無知なので、ソフトの品質を、「わかりやすいバグ」(外面)だけで評価しようとします。
そのため、内面(デザイン・アーキテクチャ)に関しては非常に質が低いことが当たり前になっています。潜在的なバグも多いです。
そもそも、スキル不問で派遣会社から掻き集められた低学歴エンジニアたち「技術者のスキルの高さはまるで職人芸」なんて考えられないでしょう。
8割はアメリカではエンジニアとして採用されないレベルで、2割のまともなエンジニアが必死に残業して尻拭いすることで、「なんとか動く低品質ソフト」を作っているのが現状です。

Lilac様、お時間があったら参考までにお読みになって下さい。

日本のソフトウエア産業、衰退の真因 派遣ビジネスの問題
http://slashdot.jp/~argon/journal/420646

日本人情報技術者のレベルは世界最低?
http://slashdot.jp/askslashdot/03/07/17/0253205.shtml

ガラパゴス化する日本の開発環境
http://remote.seesaa.net/article/149509288.html

ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている
http://satoshi.blogs.com/life/2006/03/post_8.html

どうせ理系出身者なんていらねえんだよ。
http://anond.hatelabo.jp/20071105005919

IT業界を目指す若者へ
http://anond.hatelabo.jp/20081125213423
訂正 (fantasia)
2010-05-27 02:31:02
すみません。リンク先を間違えました。

日本のソフトウエア産業、衰退の真因 派遣ビジネスの問題
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070306/264055/?ST=management&P=3
Unknown (Vertigo)
2010-05-27 02:31:09
本は拝見したことはありませんが、まさしく同じ認識です。

数年前のプログラミングカンファレンスでも日本のブログラマがバグの無い品質にこだわっていたのに対し、アメリカのプログラマの注目はスピードと「Agile」ばかりでした。

それぞれの長所を生かすことは良いと思いますが、問題は日本のソフトウェア産業が製造業やゼネコンの構造を受け継いでいることです。
そのため垂直統合なヒエラルキー構造で固まっておりコストが高くなりがちな受託開発、応用の利かないテーラーメイドなシステムを 作り続けています。
ソフトウェアの長所であるネットワーク効果や費用逓減産業の利点を生かすような業態がほとんど生まれていない。

また、多重な偽装請負、マネジメント層の知識のなさも相まって現場では酷い案件も珍しくありません。

現場ではどうしてこれだけの人がこんな仕事をやってるの?
と感じることも少なくなく、非常に勿体無い。
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/


問題点
・構造がソフトウェアに適していない。(非効率)
・マネジメント層がITを理解していない(真のCIOと呼べる人が少ない)
・優秀なエンジニアとビジネスが結びついていない(技術とビジネスを分けて考えている?)
・新しいビジネスモデルが生まれていない(ベンチャースピリットが低い?)

海外で爆発的に成功するIT企業はMicrosoftにしろGoogleにしろ水平レイヤーを抑えるんですよね。
日本では旧き良き伝統?がハイテク産業などから流れているのでなかなか脱却できないでいます。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20100517/348064/

このまま負のスパイラルに陥り優秀なエンジニアが次々と消えていかないか心配です。
Unknown (Lilac)
2010-05-27 04:15:23
@Kenkenさん
なるほど。
たぶんここでいう「欧州」は先生はドイツやフランスの企業についてはかなり研究されてるので、そのあたりの印象からなのだろうと思いました。
UKはアングロサクソン文化で、USに近いかもしれませんね

@rosso8さん
なるほど、オートメーション化の発想での効率化、という観察は面白いですね。
実際にエンジニアの方からのコメントは参考になりますね。
どうやってクリエイティブにしていくか−ちょっと考えてみたいですね

@(yumemakuraさん
おっしゃるとおり、米国はもともと製造業の国なのですよね。
だから実はソフトウェア開発にも製造業的なところはこの国にもあります。
例えば、WaterfallなProduct developmentを立ち上げたのはもともと米国企業ですしね。
ただ、製造業由来のIT系より、新興のIT系がどんどん立ち上がって強くなってるから、こうなってるだけで。
IBMのガースナー会長なんかマイクロソフトらを指して、いつも「あいつら不完全なプロダクトをBeta版なんかで出しやがって」と思っていたとか。

そう思うたびに、日本で起業を促進させるのが本当に重要だと思う限りです

@ぽんさん
オフショア→ハイブリッド型の話は面白いですね。
もう少し詳しく

@HWさん
確かにこの表現、悪かったかもです。
頑張ってみたですが・・。

@fantasiaさん
これはスゴイ。本当に参考になります。
IT産業は見聞いて知ってるだけで良く分かってないので、勉強してみます。

こうやって色んな情報を下さるのは本当に頼りになります。
これからもよろしくお願いします

@Vertigoさん
これまた鋭い考察を有難うございます。
今ちょっと時間無いので取り急ぎですが、後でちゃんと記事も読んで考えてまたお返事します。
Unknown (bam)
2010-05-27 07:11:37
自分の中では

ユーザーが考え込む製品を作るのがドイツ
ユーザーに製品を押し付けるのがアメリカ
ユーザーが製品について教えてもらえるのがインド
ユーザーが望む全機能を作り込むのが日本

もしくは

ヨーロッパ人はSAPを売り、
アメリカ人は方法論を売り、
インド人はサポートを売る。
それら全てを買うのが日本人。

という感じに(辛口ですが)捉えています。

あと、Agile 開発の割合ですが、アンケートの実施者によりこの数字は恣意的に操作することが可能です。例えば朝礼をやっているというだけで Agile 開発とみなすことも不可能ではないというようなことがあるため、この辺の数字は実は非常に眉唾ものです。また、日本のソフトウェア開発はその大半が契約書ドリブンなスタイルで進められており、ユーザ企業からすると契約金額が途中で何度も変更され、そのたびに稟議が必要になる Agile 開発は敬遠される傾向にあると考えています。

日本のソフトウェア産業への取り組みが過大に評価されていないかという部分については Cusumano教授が「The puzzle of Japanese software」という記事の中で日本の作るソフトウェアはカスタムビルドのソフトウェアが多いと言及しており(教授の調査では82%)、自分としてはそうではない他の国と品質を比較するのはそもそも難しいのではないかと感じました。
なぜならごくカスタムビルドのソフトウェアのバグを検出するのはごく限られた人数のユーザでしかないからで、ユーザ数の違いによりバグの検出精度が圧倒的に変わってしまうのは想像に難くありません。もちろん失敗を許さない日本という風土の中で作られるソフトウェアは結果的に高品質になりそうというコンテクストはありますが。
で、これからは日本のソフトウェア開発企業はもっと効率にこだわるべきだということがその記事のまとめの部分に書かれているのですがこれはごもっとも。限られたユーザにしかアプローチできないソフトウェアから収益を上げようとするスタイルはどう贔屓目にみてもグローバルマーケットで世界中のユーザにリーチする他国のソフトウェア開発企業に比べてビジネス的な効率が悪いのは自明です。
Unknown (@sensibility)
2010-05-27 10:30:21
いつもブログを興味深く拝見させていただいております。

TwitterのTLも見させていただいて、思うところがありましたのでコメントさせていただきます。

私はインターネットサービスのシステム開発に従事する者ですが、
日本のインターネットサービス界隈におけるソフトウェア開発ではAgileが主流になっていると思っています。
とにかくスピードが求められる世界ですので、必然的にエクストリームな開発スタイルになっていきますよね。

「必要なものを、必要な時に、必要な分量だけ作る」
「とにかくアウトプットする」
「ドキュメントよりもプロトタイプ」

これは最終的にはビジネスオリエンテッドであるという理由に繋がると思いますが、
直接的には、ユーザー体験を重視するインターネットサービスの世界では必然的な手法なのかなと思っています。

他の方も仰られていますが、顧客が誰なのかで手法は分かれるという事でしょうか。
100万人の満足を得ようとするサービス開発と、イチ企業の満足を得ようとする受託開発では世界観が全く違いますもんね。
本質的には、モノづくりする側が誰を見ているのかという視点の問題なのかもしれませんが。

そういう意味では、想像の話ですが、
アメリカでは日本と比較して、インターネットサービスがビジネスとして確立し、巨大な市場を形成している事が、
Agileが浸透している一つの理由なのかなと思いました。

3〜4年ぐらい前は人材の採用においても、ウォーターフォールが体に染み付いてしまっていて、
我々の開発スタイルについて来れない人が多く気を揉んだものですが、
最近はわりと実感としてAgileの経験者も増えてきているような気がします。
プロセスより重要なこと (fantasia)
2010-05-27 19:37:11
AgileかWaterfallかというのは産業構造を反映した「結果」であって、それが産業構造を決定しているわけではありません。
日本だけに見られる受託開発の多重下請け(多重丸投げ)構造ではAgileのプラクティスの幾つかを導入することは
できるかもしれませんが、真にAgileらしいプロセスは多くの関係者の利害が衝突してしまうため不可能です。
クライアント - 1次請け(営業・御用聞き) - 2次請け(スケジュール管理?) - 3次請け(手配師?) - 4次請け(実際に開発してるのはここ!)
というピンハネのためのヒエラルキーの中で、いちいち伝言ゲームのような意思伝達をしていたら
著しく効率が悪いし、多くの摩擦が生じるのは明らかです。それはAgileだとかWaterfallだとかいう以前の問題です。
まず、受託開発そのものがソフトウェアのスケールメリットが効かず生産性が低く、それに多重下請け構造
が加わることによってさらに生産性は数分の一に下がっているというのが現状ではないでしょうか。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080527/304373/
日本の情報サービス業市場は世界第2位の規模だが,収益性は欧米IT企業に比べ低いだけでなく,
インドIT企業よりも低い。その要因は受託開発中心の体質と多重下請け構造という
情報サービス産業特有の問題点にあると経済産業省は分析している。
「お客様にきちんとシステムを届けること自体は悪いことではない。
しかし作ったシステム汎用性を持たせることができず,それが足を引っ張っている」(八尋氏)。


ちなみに、パッケージソフトウェア、ネットサービス(ASP、SaaS)、ゲーム
などを自社開発する場合は、多くの場合、イテレーティブなプロセスが自然と採用されています。
そもそも小さなチームでは明確なプロセスが存在しないことも多いですね。
マネジメントは必要ですし、効率を上げるためのツールの利用も重要ですが、
スケジュールの期限がない場合、プロセスは必要とは限りません。
昔も今も優れたソフトの多くは少数のハッカーがプロセス無視で作ったものだったりしますから。
日本企業はSIerに発注、米国企業は内製 (HW)
2010-05-27 21:38:48
日本企業は情報システムをSIerに発注し、米国企業は内製するということとAgileかWaterfallかということが関係するような気がします。企業内だったらすぐに意見が聞きやすいですからね。

じゃ、そもそも何で日本企業はSIerに発注するんでしょう。と疑問に思い、検索してみたら、こんな話がでてきました。
http://d.hatena.ne.jp/fuzzhead/20090217/p1
日本でSIerに発注するのは、顧客企業がわかってないから丸投げしてるんだって話もあるんですが、この話だと日本の長期雇用慣行と関係があるそうな。なかなか興味深いですね。
電子カルテのエンドユーザーから (maskit)
2010-05-27 23:08:08
IT病院と呼ばれる病院の電子カルテのエンドユーザーですが,日本のソフトが製造業で作り込みで成立しているというお話は,まさにそうなのでとても納得でき大変参考になります.

個々の病院の仕様に場当たり的に対応の連続で,8年たっても肝心のエンジンは何ら改良されておらず,あきれるやらあきらめの心境です.
根深い文化のようなものを感じしまいます.
確かに8年前にすべてのシステムをつなぐというのは,すごい作り込みの力業と言えるのですが.
多重下請け (ぽん)
2010-05-28 02:06:08
これから厳しいのは下請けですね。
大手はオフショア進めてますし
海外進出するような体力が無い。

ということでタイトル通り製造業そっくり。
違うのは製造業みたいに技術力がある中小企業が
少ないこと。
日本の製造業のソフトウェア (そーり)
2010-05-28 03:14:32
メーカーで組込みソフトウェアをやっている者です。
メーカーなので、ソフトウェアに対する認識もモロ製造業です。
しかし、私の知る限り、日本のソフトウェアの品質は「悪い」と言わざるを得ません。
ハードはそれなりのものが出来ているので、ハードで出来ているものがなぜソフトで出来ないのかと思うのですが、やっぱりその辺はハードとソフトの性質の違いなのかなと、最近思っています。
そんなわけで、欧州で流行りという形式手法の勉強をしたりしています。
品質改善の切り札になってくれるといいのですが…。
わたしからも質問 (Lilac)
2010-05-28 04:38:18
Fantasiaさん、Vertigoさんの前に頂いたコメントへの返事&お二人に質問です。
(お二人以外の方が答えてくださって構いません)

@Fantasiaさん
張ってくださった記事、どれも興味深く読みました。
こういう話、新聞とかIT系ビジネス誌でも読んだことはありますが、ここまで現場感が伝わってくる記事は中々読んだことはありませんでした。
改めて匿名は素晴らしいと思いました。

「バカに金を出させて仕事をしないで責任を顧客か下請けに押し付ける」ってすごい表現だなあ。
でもって、顧客企業の方でも「何この使えないシステム」ってことになって、誰得な話になると。
そういうSI企業で出世している人には得?
でも出世してもたかが1000万程度の給料で雇われて、本当に得かなあ、と思いますよね。

こういう状況に陥ってる優秀な人々を助けるためには二つの方法があります
1. その企業を変革する
2. アタッカーになってそれらの企業を潰す。人々は一旦解雇されるが、優秀な人・要領の良い人から順に次の職を得ていく

1をやるのは、その企業が社会に対して何か付加価値を与えている企業のときだけにすべき、とわたしは思っています。
企業内の企業文化、仕組みや技術など、人材以外のところに価値が残っていない企業で、一部の人材の優秀さだけに頼っているのであれば、本来ならさっさとハコは潰して、人材だけ救命ボートで救出する方が全体として価値が向上します。

Fantasiaさんは日本のSIerは上のどちらに当たると思いますか?

@Vertigoさん
コメントもう一度読みました。ありがとうございます。
SI土方問題と、それによって全体の価値が低下してる問題は、恐らく上のように、SIerを建て直すか壊すかしかないのかな、と思いました。

一つだけひっかかったところ、水平レイヤーを攻めるかどうか、というのは企業の戦略の選択の問題で、エンジニアの質を生かすかどうかという話とは別と思ってます。
マイクロソフトのようなパッケージやGoogleのようなコンシューマでは、垂直統合で成功する企業もありますよ、Appleみたいに。

パッケージやコンシューマは規模も小さいし、割と簡単だと思うのですよ。
問題はSIerがやってるような大規模なエンタープライズシステムで、どういう戦略をとって、どういう組織で行くのがベストか、ということですよね。
この分野で昔から最強なのがIBMですが、この企業もIT土方な状況ですかね?
それとも日本のSIerだけがダメなのでしょうか。
Unknown (cya)
2010-05-28 08:08:10
こんにちは。

自分はソフトウェアの知識はまったくありません。
彼氏が所謂大手SIerに勤めていました。

彼はいつも、俺はこんなサービスを作りたい
もっと勉強したい、そんなことを言っていました。
同じように考えている同僚たちと
色々な勉強会に行きまくっていました。

彼はどんなに勉強会に出たり、
会社の同僚と何か作ったりしても
会社でその技術を直接生かせることはなかったようです。
SIerってそういうものなのでしょうけど。

しまいには、今仕事がないから会社に来なくて良いよといわれていました。
事情はしりません、でも給料はもらえるのです。

それがきっかけで彼は会社をやめ
今では一緒に勉強会に行っていた人たちと
やりたかったサービスを始めています。

彼はあまり仕事のことを話さなかったので
事情はよくわからなかったのですが
ここのコメントを読んでなんとなくわかった気がします。

場違いなコメントですみません。
おおむね、その通りですよね (パンのミミ)
2010-05-28 09:30:25
うん、うん、その通り、と頷いてしまった記事でした。
こうした視点からとらえると、なぜ、日本において、他国よりも、linux よりも BSD系を推す開発者が多いのか、また、DBにおいては、MySQL よりも PostgreSQL を利用する割合が多いのか、合点が行きます。
実は、自分も、その一人なんですけどね。

あと、なぜ、日本で、TRONプロジェクトが大成功しなかったのか(というより、頓挫されられたのと同様の仕打ちを受けたのか)も、よく分かります。

って、書いていて、とっても陰鬱な気持ちになってきた。
不況から改善がでてくるかも (Nikoriks)
2010-05-28 10:25:04
日本では垂直多重下請構造が、この不況でかなり壊れるかも知れません。高コストで低品質のもののしかできなからです。それが判ってきている大企業には、直接発注、Ajail型の開発を求めてきているところがあります。
能力の高い開発元、ソーシャルやスマートフォンなど新天地を求める開発元は、新しい構造の中で仕事をしていますし、自らリスクを取ってサービスの提供に向かっているところもあります。
こういう動きに近年は光明を見ています。
Unknown (Unknown)
2010-05-28 10:46:03
>この分野で昔から最強なのがIBMですが、この企業もIT土方な状況ですかね?

人の使い方という意味では最悪の部類なんじゃないでしょうか。新聞沙汰にもなってるし。
Unknown (kaki_emon)
2010-05-28 12:10:21
ここに出てくる会社2つに勤めていたので特定されない程度に感想を書きます。
2つの会社を便宜的にIとNで書きます。

このエントリーには大いに賛同します。
Nの場合は製造をしている感覚です。(会計上は建設業に似ていますが)
具体的にお金の観点でいえば、1円でも削っていくことを目標にし、要求全てを満たそうとします。
QCDで最優先されるのはQです。

Iの場合はビジネスをしている感覚です。
頂けるお金の中でやれる事をやろうとします。
当然アサインされる人のスキルによってやれる事に差がでます。
動くまでは最低限実施しますが、Qualityの部分が人依存で差が出ます。
QCDで優先されるのはCです。

IT土方が何を指すかが明確ではないですが、長時間労働という意味であればどちらもあり得ます。ただ慢性化してるのはNです。
Layoffの観点でいえばNはしません。Iはします。するしないの良し悪しは判断にお任せします。
HRM上の観点では、Nの人は入社年次で大まかに仕事上の能力がわかります。人事上の評価ポイントは明文化し会社がベクトルを決めます。具体的には○年目だからこれは出来ているべきだ等。年次ではなく職掌を挟んでいたりしますが一律に上がっていくのでほぼ年次という意味合いです。
Iの人はスキル重視で育っています。スキルはエンジニア上のものからビジネス感覚、個人のインターフェースまで含みます。
そのためどう育っても良いが相手の評価がポイントです。誰のために働いているのかを考える事になります。もちろん目の前の上司を相手にする事がベストなルートの場合も存在します。

Nは一律採用終身雇用がキーで安定を求めて生活設計ができる事を望む人が多いです。
Iは会社は枠・箱でありステップで、もちろんそう考えてない人もいますが若い人ほどリスクを取ってリターンを求める傾向はあるように思います。

IT土方と揶揄されるのは、給与が安い割に仕事が良くない(辛い・伸びがない・ルーチン)の1点だと個人的には思っています。
福利厚生(+給与)と仕事環境が整っていれば土方とは言われないはずだと思っていて、それが出来ない日本のIT産業の構造が問題なのかなーと思ってます。

駄文失礼しました。
Unknown (nanashi)
2010-05-28 13:02:58
アップルは感覚をプログラミングしているように見える。
本に触った感覚 めくった感覚 回した感覚
日本にはそういうプログラミングをする集団がいないように見える
ソフトウェア業界 (GoShonan)
2010-05-28 14:20:21
業界の状況を揶揄したパロディーです。笑えるようで笑えない方々も多いのでは。
http://www.youtube.com/watch?v=CFZiil0DfMc
Unknown (Unknown)
2010-05-29 12:40:14
> 恐らく上のように、SIerを建て直すか壊すかしかないのかな

おらが街の○○工務店が、スーパーゼネコンを壊すことなんてできるんでしょうか?
どんな戦略があるのか、軽くでも教えていただけると元気が出るIT土方は多いと思いますよ。
monster energy hats (lisa)
2010-05-29 13:29:48
>この分野で昔から最強なのがIBMですが、この企業もIT土方な状況ですかね?
thanks
lisa (monster energy hats)
2010-05-29 13:30:36
>この分野で昔から最強なのがIBMですが、この企業もIT土方な状況ですかね?
thanks
製造inN (t)
2010-05-30 06:33:47
kaki_emonの、
> Nの場合は製造をしている感覚です。(会計上は建設業に似ていますが)
で思い出しましたが、私がNのプロジェクトに入った時、開発を製造と呼んでました。
ちゃんと意味があったんですねw
Unknown (fantasia)
2010-06-02 19:36:37
Lilac様、お返事遅くなりました。

私は、日本のSIerが社会に対して付加価値を与えているようには思いません。
むしろ、誤った情報を広めることで、社会の足を引っ張っているのではないでしょうか。
彼らは最低限の技術力も持たない大多数の中抜き専用社員の尊厳を守り、会社の姿勢を正当化するため、
「大切なのは技術力よりもコミュニケーション力(または業務知識)」
「プログラミングのような単純作業は中国に回したほうがいい」
という、おかしな内容を顧客や学生に繰り返し説いて回っています。
海外(特にアメリカ)のように技術力こそが重要という社会になってしまったら彼らの存在価値は
暴落してしまうので、必死になってプログラミングやコンピューターサイエンスを貶めているのです。

> 1. その企業を変革する
彼らにとって、変革は自己破壊行為ですから、内部から変わるということは絶対にありえません。
おそらく本質的には何も変わらず、下請けが国内から中国・ベトナムにシフトして、
うまくいけば多少のコスト削減につながるというくらいでしょう。

> 2. アタッカーになってそれらの企業を潰す。人々は一旦解雇されるが、優秀な人・要領の良い人から順に次の職を得ていく
日本企業ではなく、Salesforceなどの海外で既に成功している企業がアタッカーとなって、SIerの仕事を奪っていくと思います。
ただ、SIビジネスの場合、売り上げが減っても社員の給与や人数を減らせばしつこく生き残れるので、そう簡単に潰れはしないでしょう。

> 本来ならさっさとハコは潰して、人材だけ救命ボートで救出する方が全体として価値が向上します。
仮にハコが潰れても、困ったことに、優秀な人材の行き場はほとんどありません。
http://asuka-diary.at.webry.info/201005/article_9.html
トラックバック先のブログに書いてあるように、優秀な技術者が高額報酬をもらえるのは、プロジェクトの火消しくらいです。
ただ精神的・肉体的に消耗するだけで、才能を活かせる創造的な仕事とは対極の位置にあります。
優秀な技術者が能力相応の報酬・地位・労働環境を手に入れたいのならば、海外に出るしかありません。
日本を代表するコンピュータ科学者もグーグルなど米IT企業に行けと仰っています。
http://milfled.seesaa.net/article/25168124.html

シリコンバレーではソフトウェアエンジニア(コードを書くエンジニア、つまりプログラマのことで、
仕様書しか書かない日本のシステムエンジニアとは異なる)の給与相場は暴騰中とのこと。
日本のプログラマの平均年収がついに400万円を切った(!)ことを考えれば、
当然、米IT企業に就職できる人はそれを目指すべきですね。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2010/03/career.html

ちなみに、ソフトウェア技術とサイエンスを軽視しているのはSIerだけではありません。
ソフトウェアの仕事をSIerに丸投げしている一般企業もそうですし、SI事業を行わないメーカーも同様です。
http://diamond.jp/articles/-/6629?page=4
例えば、ソフトウェアを重視すると言っていたソニーでも、実態はこんなものです。
OSからアプリケーションソフト、開発環境まで、全てを自社(アメリカ)直接採用のソフトウェアエンジニア
で内製しているアップルとは対照的ですね。
Fantasiaさん、有難うございました (Lilac)
2010-06-03 02:16:17
@fantasiaさん
情報とご見解、有難うございました。
非常に参考になります。
やるべきことが良くまとまっていて、私が口出しするところがあまりないです(笑)

まとめると、組織的にがんじがらめでにっちもさっちもいかなくなったSIerは、海外からのCloud系新興企業に市場を奪われていき、潰されていく。
(本当にプログラムが書ける)優秀な人材は、海外に出て行くということですね。

せっかく日本に優秀な人材が割といるのであれば、日本でビジネスを始めるという選択肢もあるのかな、と思ったのですが。
将来性を考えると中々難しいのか?

やっぱり日本は移民政策しかないのかなあ・・
論理に飛躍がありますが、何故日本で新ビジネスが出来ないか、というと、既存の枠組みを飛び越えられる新しい発想が日本人だけのコミュニティだけでは出来ないからですよね。
そのためにシリコンバレーにいって、他国の人と交わって一緒にやる、というのもありますが、
日本でやっていくためには、日本をシリコンバレーみたいに、他国からの優秀な移民が入ってくるようにしないとならない、ってことなんですよね・・と思うわけです。
Unknown (Lilac)
2010-06-03 02:20:36
どの方のコメントも非常に参考になるのですが、一部だけコメント返します。

@Nikoriksさん
この見かたは非常に面白いですね。
ある意味、AppleやGoogleが新しいソフトウェア事業を生み出す手助けをしているともいえますよね。
こういうベンチャーから次の流れが出てくるようにしたいです。

@kaki_emonさん
情報を有難うございました。
社内の評価や昇進の仕組み、企業文化、採用している人材の種類、などいろいろ違いがあるのが良く分かりました。
とても参考になります
未来はどうなる? (ステップ数で給料)
2010-06-14 14:30:23
コンピューター技術者ではない私が、下請け現場の人に聞いた話。
終身雇用・年次昇給などが当たり前だった昔昔、その先生がおっしゃられたような職人気質のプログラマー、技術者が、たくさんいたようです。しかし、他の方のコメントにもあるように、今の日本は難しい状況になっています。一番問題視されているのは、企業が下請けにプログラムを任せて、しかしそのプログラムを評価できる知識ど技術が無いために、ステップ数、プログラムの文字数などて金額が決まること、だそうです。無駄のないシンプルな美しいプログラムを書くよりも、複雑で難しそうに見えてダラダラ長い無駄だらけのプログラムを書くほうが貰える給料が高くなってしまうという…
下請けを低学歴の無脳と書いた方は、ちょっと間違いです。無脳とは、投資する側、下請けにお願いする側の少なすぎる知識と低すぎる能力です。判断基準が間違っているために、優れた技術者が気持ちよく仕事をできない現場なのです。
とのことでした。

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