My Life After MIT Sloan

MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで

出る杭は打たれる

2009-01-19 10:36:48 | MBA: 国際交流(と飲み)

年末日本に帰った時、年賀状を出したのだが、その返事をエアメールで送ってくださった方が何人かいらして、今日届いた。
いや、たぶんおとといくらいには届いてたのかもしれない。
ボストンに帰ってから2、3日部屋に引きこもってたので気がつかなかった。
本当にありがたいことです。

年賀状を読んで、気付いたことがひとつ。
このブログの読者の方や、私の普段を見ている方で、私が常に前向きに色々興味を持って、活動してるように思う方もいるかもしれない。
そう見えるときも確かにあるが、必ずしもいつもそうなわけでは無い。
裏側には、傷ついたり、落ち込んで気力が全く無くなって、うじうじしてること
も多々あるわけで。
うじうじ。
ただ、そういうことをそのまま書いちゃうと、愚痴になっちゃうのがいやで、書かないだけだ。

新しいことにチャレンジしたりすると、必ず壁があったり衝突がある。
特に言語や共有する文化が違うところでやるのはなおさら大変だ。

「出る杭は打たれる」って別に日本だけのことじゃない。打ち方が文化によって違うだけで。
今回学んだのは、文化や背景をよく理解して、打たれない・打たれた時の対処法を学んでから、出るってのが大事だな、ということだ。

100Kで新しいワークショップを立ち上げようとしていたのだが、今の1年生の新しいリーダーの一人がそれを気に入らないのだ。
ちなみに彼は自分以外の新しい提案を予算理由で全て却下するが、多くの人は仕方なく従う。
私の案の場合一応、2年生も含む全員で承認されたものなので、表立って反対はしないが、私へのサポートを極力しない、私からの問い合わせに答えない、という形で、いまだ反対している。

それに彼自身、私に対しては、「英語も出来ないくせに余計なことをするな」とも内心思っているみたい。
昨年暮れも、私が100KのEvent Co-leadという役職につくか、という話になった時も、「英語が出来ない奴がなっていいのか」と反対してた。
うーん、そこまでひどくはないぞ? 英語。

何でそんな奴がリーダーやってるのか、という問題はさておき。
まあ学生団体ですから、そういうことはあります。

当然、ネイティブでもないし、人脈も不十分の私は、色んなサポートが無い状態で、一人だけで全てをこなすことは出来ない。
この状態ではプロジェクトをストップするしかないかな、と思っている。
すでに、動き始めて、私をサポートしてくれる人も出てきていたので、もう少し頑張ってみるが、それでも難しそうだったら、すっぱり諦めようかと思っている。

もうすこし、絶対に私をサポートせざるを得ないような素地をしっかり固めてから提案すりゃ良かった、とも思うが、それは私の今の英語力や人脈では無理だったし、時間も足りなかった。
今の状態で、「承認されたのにサポートされないのはおかしい、何故なら1,2,3」と論旨を展開するのが米国式かもしれないが、それを上手くやるにも英語力はいるよね。

そういう色んな意味で、「英語も出来ないくせに余計なことを」という彼が正しいのかも知れない。

まあ、もう少し英語での交渉でも議論でも、もう少しレベルアップしてから、いろんなことにチャレンジするか。
あと少し、ダメもとでいろいろ打開策を講じてみようとは思うが、それが上手くいかなかったらすっぱり引こう。
引き際は鮮やかに。

そういう結論にたどり着くまで、E&I中から考え始めて10日くらい悩んだわけだ。
この状態じゃにっちもさっちもいかない。どうやって進ませればいいのかと、苦しんだ。
ボストンに帰ってからも、2,3日引きこもったりね。
結局、悩みが晴れたのは友人に話したら「そんなに苦しいんだったら、やめちゃえばいいじゃん」といわれたことで。
ああ、やめるって選択肢もあったんだね、と気がついた。

余談だけど、多くの場合、悩みって解の選択肢(ソリューションスペースって呼ぶ人もいるけど)を広げることで解決すると思う。
渦中にいる人は、いつの間にかWhat(解)とHow(その解をどうやって実現するか)を混同して選択肢を狭めてる。
それぞれHowは狭いが、What自体は意外と広いのにね。
コンサルタントのバリューって、そのことに気付かせることにあると思う。
余談終わり。

そんなわけで、もうちょっと頑張りますわ。
でも頑張り過ぎて、打ちひしがれないようにもしないと。

←このリンクをクリックして応援してくださいね!

ジャンル:
海外
キーワード
ソリューション
Comments (5) |  Trackback (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« ヨセミテの動物た... | TOP | ラスベガスと空か... »

5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
うたはよにつれ (JT)
2009-01-20 00:22:54
初めまして。いつも楽しく拝見しています。

美しい写真が続いていたところに若干内省的な記事が更新され
興味ぶかく読みました。余計なこととは思いつつも、
僭越ながらひとこと応援したく初めてコメントを残させていただきます。


私が現在勤める会社は北米に本社を置く多国籍企業です。
手広く国際市場をカバーしている為、様々な国の同僚と
協力してひとつの仕事を遂行する事が少なくありません。
今回ご披露された様な状況に思い当たる事はそれこそたくさんありました。


文化・社会背景の異なる人々と何かを達成する為には、
(使い古された言葉ではありますが)目的と理想の共有だけが
険しい相互理解へ立ち向かうモチベーションになるのだと思います。
相手は何を美しいと思うのか?私が美しいと思うものをどうしたら理解してもらえるのか?

お前個人のことはよく分かんないしどうでもいいけど、
この仕事はこれ位の品質で終わらせないと価値が無いよな。

という共感(妥協?)が我々を繋ぐ唯一のものさしでした。
あんまりやりたくなかったけどまあまあの結果で終われたね。bye. ということもあるし、
お前がここまでできるなんてマジ助かったよ! ということもありました。



しかしおなじ国の人同士でも理解し合うのは大変なことです。
近付こうとした結果は得られなくても、相互理解に向けて努力した事がある、
というだけで結構な自信になりますよ。


また読み応えのある記事を更新されることを楽しみにしています。
東海岸も厳寒の折、お身体に気を付けてこれからも頑張ってください。
有難うございます (Lilac)
2009-01-20 10:26:39
JT様、

とても温かいアドバイスを有難うございます。
じっくり読みました。

特に文中の
>お前個人のことはよく分かんないしどうでもいいけど、
>この仕事はこれ位の品質で終わらせないと価値が無いよな。

>という共感(妥協?)が我々を繋ぐ唯一のものさしでした。
>あんまりやりたくなかったけどまあまあの結果で終われたね。bye. ということもあるし、
>お前がここまでできるなんてマジ助かったよ! ということもありました。

は、なるほどと思いました。
こう考えればいいんだと。
余り思いつめずに。

共有している理想や目的って何だろう、と考えた時、恐らく私一人が皆に比べて高い理想を抱えていて、何とかその高みまで持っていこうとしているが、理解されず、思うように進まない、ということが問題なのだろうな、と思いました。
そこには言葉の壁もあるが、文化の違いもあるんだと思います。

そういうときは、おっしゃるように「妥協」なのかもしれないですが、少なくとも共有している目標を達成できるように、とりあえず頑張るってことが大事なんでしょうね。

そして、落としどころとして、
>近付こうとした結果は得られなくても、相互理解に向けて努力した事がある、
>というだけで結構な自信になりますよ。
と考えていれば良い、と。

それくらいの期待でいれば、それ以上に上手くいったときに、
「お前がここまでできるなんてマジ助かったよ!」
という気持ちで相手に感謝も出来るんだろうと。

有難うございます。
ボストンは寒いです。昨晩も雪が降り、夜は(アスファルトが露出して)黒かった道が、朝には真っ白に戻っていました。
そのほかの場所は雪が50センチ以上、積もったままです。

これからも面白い記事が書けるよう、いろいろ経験して頑張っていこうと思います。
よろしくお願いします。
Unknown (mei.wen.tii)
2009-01-20 12:28:30
初めまして。meiwentiiと申します。

>悩みって解の選択肢(ソリューションスペースって呼ぶ人もいるけど)を広げることで解決すると思う。
>渦中にいる人は、いつの間にかWhat(解)とHow(その解をどうやって実現するか)を混同して選択肢を狭めてる。
>それぞれHowは狭いが、What自体は意外と広いのにね。

私の中の気付きにつながりました。
ありがとうございました^^
(余談へのコメントで申し訳ありません^^;)
どーもです (Lilac)
2009-01-20 15:52:25
mei.wen.tii様

こちらこそ、そう言っていただけると嬉しいです。
こういうことって、後からだといくらでも考えられるんですが、苦しんでる時って見えないものですよね。。。

これからもコメントお待ちしております。
Unknown (Unknown)
2010-05-09 09:49:24
>多くの場合、悩みって解の選択肢(ソリューションスペースって呼ぶ人もいるけど)を広げることで解決すると思う。
>渦中にいる人は、いつの間にかWhat(解)とHow(その解をどうやって実現するか)を混同して選択肢を狭めてる。
>それぞれHowは狭いが、What自体は意外と広い

同感です

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。
 ※ 
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

Trackback

Trackback  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。

Related Topics