Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

グイン・サーガ 121巻

2008-06-12 12:02:09 | 

Photo_2 【 グイン・サーガ

  最新刊 121巻

 『 サイロンの光と影 』

 

 

 

 

 古代機械によって、失った記憶を再び取り戻したグイン…。

 記憶が 「 修正 」 されたことも気付かぬまま、パロを後にします。

 グインを迎えに来た宰相ランゴバルド候ハゾス、ワルスタット候ディモス、黒竜将軍トールと黒竜騎士団、金犬将軍ゼノンと金犬騎士団、准将ガウスと≪竜の歯部隊≫…総勢2500名は、ひたすら北方の故国を目指します。

 そしていよいよ、ケイロニアへと帰国します。

 ケイロニアを旅立った豹頭王グインがパロの窮地を救った後 行方不明になったことは、国中の民が知るところ…。

 獅子心皇帝と謳われ、国中の尊敬と崇拝の的であったアキレウス皇帝は、最愛の娘婿グインを失った哀しみのあまり重い気患いとなり、その命の灯さえ消えかかっていました。

 あれほど活気に満ちていたはずの首都サイロンも、重くどんよりとした空気に打ち沈んでいました。

 そこへ1年ぶりにグインが帰って来たのです。

 全ケイロニアには歓喜の大波が押し寄せ、崩御も免れないと噂されていた皇帝は みるみる活力を取り戻します。

 国中が喜びに満ち溢れ 光り輝いている一方、王宮の奥には深い暗黒の闇が渦巻いていました…。

 一向に姿を現さない妻:シルヴィアを訝ったグインは、王妃宮へと足を踏み入れます。

 そして そここそが、闇の渦の中心だったのです。

 はたして、グインが見たものとは…?

 この巻を読んだ私の感想は、たった一言…。

 ……シ~ル~ヴィ~ア~ッ!!!

 もう、もう、何てことなの~ッ!

 物語に登場した時から やりたい放題し放題の我儘な皇女で、あまり好きなキャラではありませんでしたけれども、同情の余地はあったのです。

 でも、今回ばかりは 「 己の撒いた悪の種が最悪の形で発芽しただけのこと」 では済まされません。

 あぁ一体、今後どうなってしまうのでしょうか…。

 2ヵ月後の122巻まで、この憤りを抱えていなくてはならないのですねぇ…。