MOVIE レビュー

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映画 「ラブリーボーン」 感想

2010年02月02日 | 映画感想 ヤ・ラ・ワ 行
1月に公開される映画で、気になる映画をピックアップしています。
1月29日(金)公開の映画「ラブリーボーン」も観る予定です。1月はこれで4本目のピックアップです。殺人の被害者となってしまった14歳の少女が天国へ行くのですが、残された家族の嘆き悲しむ姿を見て、何とか地上に留まって家族を救おうとする。単なる殺人事件の犯人探しだけの、今までのこの手の映画のストーリー展開とはちょっと趣が違う、ファンタジーを取り入れたクライムサスペンスになっているみたいです。ちょっとヘビーな内容かも知れません。

観てきたので感想を追記しました。 私の評価は≫採点表 イライラ度≫採点表

しっかりネタバレしていますので、これから観る方は読まない方が良いと思います(^.^)。
この映画は、死生観の違いで賛否の別れる映画だと思います。警察捜査の場面が殆ど無い所から見ても犯人探しと復讐劇を中心に描いているのではなく、14歳で殺された主人公のスージー・サーモンと、その家族の再生と癒しの物語に重点が置かれています。あまりない展開だと思いますが、惨殺された被害者のスージーが死後の世界から語り手となり、彼女の視点から話が進んで行きます。

もちろんサスペンス色もあってドキドキする場面も有ったし、スージーの同級生で霊感が鋭く死後のスージーを感じる女の子が居たり、スージーと家族との霊的な交信で犯人へのメッセージを感じさせるシーンもファンタジーのようで見せ場としては色々有ったのですが・・・、結局、最後にそれぞれの登場人物が伏線として繋がらず、”殺人犯としての犯人を逃がしてしまった形 ”になったので、どこかスッキリしない気持ちが残り消化不良の映画となりました。事件の描き方は直接的な残虐描写がなく見易かったけど・・・。

どうしてこの物語は感動したり共感できないのかなぁと考えてみたら・・・、それは、この物語を家族の愛のファンタジー物語で済ましてしまうには、余りにも酷すぎる事件で、忌まわしい連続殺人事件なのに、犯人に対して納得の行く正義がなされなかったからだと思います。

終盤になってスージーを惨殺したレイプ殺人犯が、本当はシリアルキラーで何年にも亘り数名の女性を惨殺していたことが観客に示唆されます!そうして見せられた犯罪の重さと、その犯人の罰の与えられ方の軽さのギャップが大きすぎて、前半の展開のサスペンス色がかすんでしまいました。あれだけの罪を犯した殺人犯が偶然の事故で(あれは、失笑もの!)簡単に罰を与えられてしまった事で、あの数名の女性たちの命が軽々しく扱われた気がして嫌な気分になりました。

それにも増して腑に落ちないのが、一応は、最後に犯人が近所の男だったと分かるのですから、その後の犯人の目撃者もいる事だから、いや、あの霊感少女もあの死体遺棄現場に居合わせたんだから(そう言う時の為のキャスティングだと思っていましたから、余計にガッカリな展開でした(-_-メ)・・・)、警察が一帯を聞き込みや調査をすればスージーの遺体の場所は分かる筈。あの猟奇殺人の犯人が捕まる事で(普通過ぎだけど!(^_^;))それぞれの描く世界のバランスが取れて、気が晴れたと思います。

それなのに、遺体をあんな所に置き去りにしたままジ・エンドですか!? 遺族の心の安らぎは、たとえ骨の一片でも(タイトルにもなってるしぃ!(-_-))スージーを取り戻してこそ得られると思うから、あのラストは中途半端すぎて感動も何もない、空虚感しか感じませんでした。キャスティングの設定を、それぞれ伏線と成り得る配置に置きながら(スーザン・サランドンなんてお笑い担当!?意味がない設定だったし・・・。)、誰一人として伏線が繋がらず生かされていなかったのが本当に残念でした。

ちぇっくピーター・ジャクソン監督が、カメオ出演していますよね!これから観る方は要チェックですよ。
カメラ好き!? 2か所で見た気がするけど、予告編にも居ますよね!?


■ 「ラブリーボーン」 (英題:THE LOVELY BONES )
■ 日本 公開日: 2010年 1 月 29日(金) (上映時間 2時間 19 分)
■ ストーリー : 14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジックな感動ドラマ。全世界30か国以上で1,000万部以上を売り上げた原作を、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが監督という豪華布陣で映像化。主人公の少女役は、『つぐない』のシアーシャ・ローナン。前代未聞の物語設定と、少女が起こす奇跡に注目。【スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは……。】(Yahoo!映画より抜粋)
■ 監 督 : ピーター・ジャクソン
■ キャスト: マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ、シアーシャ・ローナン
■ 米 公 開 日 :  2009年12月(限定公開)2010年1月15日(拡大公開)  
■ 全米週末興行成績 : 拡大公開後初登場3位
■ 米Yahoo!ユーザー: 平均評価 「B+」 (4141 ratings)
■ 米 各雑誌批評家 : 平均評価 「 C 」 (11 reviews) 

米Yahoo!評価はA~Fの6段階。ユーザーと批評家それぞれの平均評価で、A+が最高です。
(ストーリーはYahoo!映画より抜粋させてもらいました。)

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コメント (22)   この記事についてブログを書く
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22 コメント

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TBとコメント ありがとうございました (風子)
2010-02-02 17:44:53
やっぱりね、犯人がわかっても、遺体が発見されないと、遺族としてはやりきれないと思うのですよ。外人は、あれで埋葬されたんだと思うのでしょうか。
こんにちは (たいむ)
2010-02-02 17:57:58
サスペンスタッチに描くのならば、そちらもスッキリ収拾してくれないとスッキリしませんよね。
被害者家族の癒え・・とか、大切なのは分かるけどーという印象でした。
特に霊感少女はほとんど意味無かったですね(^^;
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-02 23:32:53
風子さん、こんばんは。

>やっぱりね、犯人がわかっても、遺体が発見されないと、
>遺族としてはやりきれないと思うのですよ。外人は、
>あれで埋葬されたんだと思うのでしょうか。

★そうですよね!たとえ骨になっても家に連れて帰って上げたいはず。
 よく海外TVの刑事ドラマを観ていたら、死刑を宣告された殺人犯が
 隠していた遺体の場所を教える代わりに、司法取引で減刑してもらうとか、
 言うシーンが有りますから、遺骨は大事なんだと思っていました。
 だから、この映画の遺骨の扱いが???なんですよ!
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-02 23:56:13
たいむさん、こんばんは。

>サスペンスタッチに描くのならば、
>そちらもスッキリ収拾してくれないとスッキリしませんよね。
>被害者家族の癒え・・とか、大切なのは分かるけどーという印象でした。
>特に霊感少女はほとんど意味無かったですね(^^;

★あれだけいろんなシーンでじらされたら期待しますよね!?(苦笑)
 最後の金庫を捨てるシーンも・・・、以前、スージー一家が
 冷蔵庫を捨てに来た時には、もっと車をゴミ穴に近付けてたしね!(爆)
 犯人があんな離れた所から苦労して金庫を投げ入れなくてもねぇ!
その通りです。 (KLY)
2010-02-03 01:21:41
一体何のための人物設定なのか。登場人物はその設定に基づいた行動をするものですが、結局それぞれの行動の結果が他に何も影響を及ぼさないのでは設定自体に意味がないです。

霊能者の少女の使い方はどうあってもあれではないはず。おばあちゃんは単なるワンシークエンスでの狂言回し。お母さん、あなたが速攻で出て行ってどうするんですか…。

スージーが天国と地上の狭間で何もできないのは、設定そのものがそうだから我慢できますが、それならその分他の人が見せてくれないと。観ている側をスージーと同じ立場に置いちゃダメだと思うんですよ。観ている側はあくまでも両方をみているんだから…。
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-03 09:54:44
KLYさん、こんにちは。

この映画は、犯人探しと報復が視点ではないと言っても、
愛を描くだけで済む軽いテーマじゃないじゃないですか!?

>霊能者の少女の使い方はどうあってもあれではないはず。

★あの霊感少女に殺された直後のスージーを見せておいて、
 最後まで警察や親に何もアクションさせず、最後のあれで終わりって、
 どれだけ観客に期待を持たせて裏切るねん!って思いましたよ!(爆)

>おばあちゃんは単なるワンシークエンスでの狂言回し。お母さん、あなたが速攻で出て行ってどうするんですか…。

★まずスーザン・サランドンのメイクで笑わせて頂きましたけど!(苦笑)
 最初の登場シーンはお笑い担当でも良いけど、家庭崩壊を食い止めないと
 スーザン・サランドンが出てる意味ないし!(~_~メ)

>観ている側をスージーと同じ立場に置いちゃダメだと思うんですよ。
>観ている側はあくまでも両方をみているんだから…。

★そうそう!これに突きますわ!
 多くの観客は「早く犯人を捕まえて!」と思いながら見ていた筈です。
 「それがダメならせめてスージーの亡骸を家族に返してあげて」と
 思いながらストーリーを追っていたはず。
 それらの思いが全てぶち壊されたんですから、消化不良になりますよね。(^_^;)
こんにちは! (latifa)
2010-02-03 11:44:47
>猟奇殺人の犯人が捕まる事で(普通過ぎだけど!(^_^;))それぞれの描く世界のバランスが取れて、気が晴れたと思います

いや、その通りです。
普通過ぎても、そうしてもらわないと、気が晴れません!もしくは、捕まらないとはいえ、もっとジビジビと長い間苦しみ抜いて死んで行くような悲惨な状態にならないと、気が済みませんぞ!!

それにしても、ミストさんのレビュー、あちこち同感、同感!とうなずく処ばっかりで、ほっとしました☆
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-03 13:35:04
latifaさん、こんにちは。

>いや、その通りです。普通過ぎても、そうしてもらわないと、気が晴れません!
>もしくは、捕まらないとはいえ、もっとジビジビと長い間苦しみ抜いて死んで行くような
>悲惨な状態にならないと、気が済みませんぞ!!

★ですよね!(~_~メ)
 残酷なレイプ殺害場面がなかったのは救いでしたが、
 その後、遺体を切り刻んだと思われるシーンは有りましたから、
 観客には猟奇殺人だと言う事が分かるんですよね!
 なのに、犯人と分かってからも追いつめるシーンすらなかったので
 余計に歯がゆい気持ちが強くなりました。

>それにしても、ミストさんのレビュー、あちこち同感、同感!とうなずく処ばっかりで、ほっとしました☆

★私も、ほっとしています。(笑)
 感想を書いてからTBを頂く時に他の方の感想を読ませて貰ったら、
 案外、「感動した」と言う方が多かったので私は「あれれ?」でした。(^_^;)
TBありがとうございます。 (KGR)
2010-02-04 11:15:05
感想はいちいちごもっともで、
すっきりしない感がすっきりしました。

もやもやの原因を日米の死生観や宗教観の違い
に求めるのも、それはそれで考え方ですが、
やはり映画として完結していない、
せっかくの伏線がほったらかしで、
>繋がらず生かされていなかった
これが最大のもやもやでした。
こんにちは☆ (トラヴィス)
2010-02-04 14:30:57
TBありがとうございました☆
期待してた映画なんですけど、なんとも中途半端でしたねぇw
犯人の末路は、ホント失笑ものでした。
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-04 14:31:00
KGRさん、こんにちは。

>もやもやの原因を日米の死生観や宗教観の違いに求めるのも、
>それはそれで考え方ですが、やはり映画として完結していない、
>せっかくの伏線がほったらかし

★映画と本の違いは、観客のテーマの理解度が違うのが大きいですよね。
 本は、時間をかけて細部にわたり個々の感情や行動を追えますから、
 読者が行間を感じ取ったり想像で物語を紡いでいけます。
 
 でも、映画は限られた時間と浅い人物設定しか情報が無いのですから、
 あれでは映画が言いたかった事の本質が伝わりにくかったと思います。(^_^;)
 クライムサスペンスの要素を足したのなら、きっちり答えを出さないと、
 観客のフラストレーションは消えませんよね!?(-_-メ) 

★あの厭らしい演技が抜群だった犯人役のスタンリー・トゥッチさんが
 アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされましたけど、
 結局「ラブリーボーン」からは彼だけがノミネートされただけでしたね!(~_~メ)
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-02-04 14:49:12
トラヴィスさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>期待してた映画なんですけど、なんとも中途半端でしたねぇw
>犯人の末路は、ホント失笑ものでした。

★私も期待して観た映画でした。
 死者が霊感で親や友達に思いを伝える感じは、
 あんな映像で良かったと思うし、誰も見た事も無い天国も、
 あれはあれで映画の世界観として受け入れて見ていました。
 (あれ以上すると、オカルト映画に思えたかも知れないけど!)
 
 でも、あの犯人のラストシーンは、ツララが見えた瞬間「まさか!?」と思っていたら、
 きっちりそこだけは外さないであのまま死んじゃいましたね!(爆)
同感です (ももも)
2010-02-07 21:06:46
私も観たあと、なんだかモヤモヤしました。こちらで感想を読んでそうだったのか!と納得しました。
なぜ金庫を捨てようとしてるときに霊感少女が止めないのか?!妹があそこまでがんばったのに結局犯人は捕まらず、転げ落ちて死ぬって!!せめてつららが突き刺さるぐらいはあるかと思ったのに。
後からもスージーが入った布袋の映像を思い出してしまって怖いしもっと感動する映画と思ってたのに残念でした。。。
ほんとにみなさんの感想を読んですっきりしました。
Unknown (ケビン)
2010-02-24 23:22:20
初めまして、ミストさん。
当ブログにコメント頂きありがとうございました。

みなさん思われていることは大体同じよう感じですね。

人物設定の中でも霊感少女のルースがまさかキスの為だけの設定だったとは…かえって予想した人などいなかったと思えば、ジャクソンにはしてやられたのかも知れませんね(笑;
レスです。 (レスです。 (ミスト (管理人です)) )
2010-02-25 11:44:17
ケビンさん、こんにちは。
何か、私、ケビンさんのブログに先にコメントだけ書いてTBするの忘れてました?
すいません、今TBさせて貰いました。(~_~メ)もし、重複してたらごめんなさい。(^_^;)

★この映画のラストは、大方の観客の予想を裏切るもので監督の勝ち!(苦笑)
 とは言っても、 映画のストーリーの出来と言うのは
 大方の観客を納得させてこそ成功したと言えると思います。
 意表を突く事で観客に勝てても、観客の満足感は得られず、
 結果的にはブーイングが起こると思います。((+_+))
 あの結末はどう考えても少女マンガチックすぎて事件と不釣り合いで納得できませんわ。
Lovely Bones (Suzy)
2010-03-30 01:02:38
この映画は連続殺人犯を追い詰めるCSIシリーズのような物語ではありません。過去に実際におきたの猟奇殺人事件、日本だけでなく、世界中で起きたことを少しでも何かの記事で読んだりしたことはありませんか。愛する人が行方不明になり、無事を祈り続けている家族、愛する人は事件に巻き込まれ、遺体が見つかっていないが、その現場から生存は絶望的だと宣告された家族。日本中や世界中にどれほど悲しむ人々がいると思いますか?未解決事件がどれほどあると思いますか?事件として発覚していないだけで、殺されたまま誰にも見つけられずにいる被害者がどれだけいると思いますか?
あなたは恐ろしい犯罪に巻き込まれた被害者やその家族の悲しみに本当に寄り添うことなんてできない。この映画は、どんな悲しみや絶望も乗り越え、愛する人の冥福を祈り、生きていかなくてはいけないということ訴えている物語なんですよ。
14歳の少女が、最後の望むことは愛する人と結ばれること。それは生きているときにかなわなかったこと。自分の惨たらしい遺体を見つけさせ、更なる悲しみを与えるよりもそれを選んだんです。それでいいじゃないですか。私だってきっとそうします。
この物語の原作は2002年にアメリカでベストセラーになった作品です。当時無名だった作者の作品にアメリカ人の多くは共感したからでしょう。
こんな感想を持つなんてミスター・ハーヴェイと同じ種類の人間だと思いますよ。
こんばんわ♪ (猫人)
2010-07-26 20:09:13
お久しぶりです、ミストさん!

DVDでようやく鑑賞しました。
あたくしの意見ははミストさんとまったく同意見です。

原作を読んでいる訳ではないのでわかりませんが、
“被害者遺族ってのはこんなにも大変なんだよ”という部分を
出したかったのかな~って。

難しい事は言えませんが、スッキリしない作品であった事には違いないと思います。

TBどもでした~(^^ゞ
レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-07-28 02:01:09
もももさん、こんばんは。

>私も観たあと、なんだかモヤモヤしました。こちらで感想を読んでそうだったのか!と納得しました。
なぜ金庫を捨てようとしてるときに霊感少女が止めないのか?!妹があそこまでがんばったのに結局犯人は捕まらず、転げ落ちて死ぬって!!

★そうですよね、あの妹の頑張りも徒労に終わった形になってしまって、
 せっかくの霊感少女も、それだけ?って言う感じでガッカリでした。
 いろんな死生観があって当然ですが、あんなメルヘンチックで幕を閉じさせるには、
 この事件は残酷すぎてエンディングが納得ができませんでした。

 

レスです。 (ミスト (管理人です))
2010-07-28 02:22:15
猫人さん、こんばんは。

>原作を読んでいる訳ではないのでわかりませんが、
>“被害者遺族ってのはこんなにも大変なんだよ”という部分を出したかったのかな~って。
>難しい事は言えませんが、スッキリしない作品であった事には違いないと思います。

★この映画はスージーの心の成仏と遺族の再生を描いているので
 あのラストで何の問題も無いと言う考えの方もおられるようですが、
 私は、それは、あの犯罪者が、スージーだけに偶然の出来心で罪を犯した位の
 人の心を持った犯罪者だったら別にあのラストでも良かったと思います。
 でも、描かれていた犯罪者はシリアルキラーで残虐で卑劣な性犯罪者です。
 そう言う人間を野放しにしたまま、惨殺されてゴミの様に遺棄された被害者を
 メルヘンの世界で成仏させてしまったラストは受け入れられません。

 原作が被害者の魂と、被害家族の心の再生を描いているのだから
 これで良いんだと言うなら、私はこの原作は読みたくないですわ。(^^ゞ
映画の感想について。 (ミスト (管理人です))
2010-07-29 16:42:19
実話の映画化と言えども、映画になった時点で物語りになっていると思うし、単なる物語でも実話をベースに書かれている物が多いです。だから物語だから軽く考えるとか、実話だから重く受け止めなければいけないとも思っていません。犯罪に関する映画は、実話も物語も関係なく、被害者は悲惨だし残された遺族の心のキズが癒えることがない。私はそう言う前提で映画を観ています。

私のこの映画の感想を読んで「こんな感想を持つなんてミスター・ハーヴェイと同じ種類の人間だと思いますよ。」とコメントで書いた方がいます。私の感想を勝手な深読みと妄想で歪曲し、的外れな誹謗中傷で人を犯罪者と同じ種類の人間だと書かれていました。私が女性だと言う事もこの方は理解されていないのではないでしょうか?申し訳ありませんが、意味不明なのでコメントは削除させて頂きました。

その方の言うように、実際に凶悪犯罪は氾濫しているし未解決事件も多いし、事件にすら気付かず行方不明者のままの人たちも大勢いると言うことくらい、教えて貰わなくても分かっています。でも、いつも犯罪ドラマを観る時に、実社会のそう言う被害者を背中に背負って見ないといけないとは思っていません。映画は映画です!ドラマなんですよ!

映画の感想で「ここは面白い!」とか言う表現は、何も直接的に犯罪の手口や被害者を痛めつける行為を面白がっている訳ではないと言う事は、映画ブロガーは下より普通の人でも説明しなくても分かると思います。

ロジックや時系列が合理的で上手く後半への伏線が張られている展開を「面白い!」と表現しているのです。そう言うのが後半へ繋がって行かないと「面白くない!」とか「感情移入できない」と言っているだけで、物語の構成部分を映画を「面白い」とか「面白くない」とか言っているだけです。

言葉の前後の繋がりを無視して、一つの言葉だけに言及すると、言っている意味が違うものになってしまいます。文章全体で意味を感じて欲しいです。
ようやくDVDで観ました (まりも)
2010-08-12 22:55:58
あまりにも映画として成り立ってないと思います
スタッフロールが流れた瞬間何故か大笑いしてしまいました

複線と思われる登場人物の設定や行動は一切ラストに向けて集約していませんし
犯人に対しての罰があまりにも軽いと思います
これが霊感少女が最後金庫を捨てるのを止めて、犯人を追い詰めて警察に引き渡すならまだ納得いくのですが・・・

妹の頑張りも無にされ父親は無駄に半殺しにされ母親は逃げるしお婆さんは家の中を引っ掻き回すだけ・・・
なんなんですか?この映画は?私が今まで観た映画の中で最低ランクに位置づけられる作品でした
れすです。 (ミスト  (管理人です))
2010-08-17 13:07:56
まりもさん、こんにちは。

>複線と思われる登場人物の設定や行動は一切ラストに向けて集約していませんし
>犯人に対しての罰があまりにも軽いと思います。これが霊感少女が最後金庫を捨てるのを止めて、
>犯人を追い詰めて警察に引き渡すならまだ納得いくのですが・・・

★私もまりもさんの意見に同感です。実話のドラマ化と言えども、映画の物語として観ているのですから、犯罪ドラマは勧善懲悪で有って欲しい。
 
 前の私のコメントにも書きましたが、偶然の出来心で殺人を犯しただけで、加害者が悔恨の情を見せて悔いながら逃亡をしたと言うならまだ納得がいきます。
 
 また、終盤の映像で、惨殺された被害者が全部で6人位でしたか?忘れましたけど・・・その女性たちを天国の門前の所で、みんなが穏やかな笑顔で会っていましたよね?私は、あのシーンもすごく違和感が有ったし納得がいかなかった所です。

 それは何故かと言うと、まだ犯人も捕まっていないのに、彼女たちの魂が救われて成仏して天国へ喜んで行ったような映像になっていました。幾ら残酷な殺され方をしても彼女たちの魂は救われるんだと、捕まってもいないあの犯罪者に免罪符を渡してしまったような感じがしたからです。

あの笑顔の被害女性たちのシーンが、最後に犯罪者が捕まって、その罪の重さに合った裁きを受けた後でのシーンなら、まだ私は納得ができました。魂の成仏と家族の再生の物語と言うには、余りにもバランス感覚に欠けたストーリーでした。