MOVIE レビュー

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映画 「ワールド・オブ・ライズ」の感想です。DVD発売!

2009年05月02日 | 映画感想 ヤ・ラ・ワ 行
レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウが共演した映画「ワールド・オブ・ライズ」のDVDとブルーレイが4月29日にリリースされました。この映画は2008年12月の公開でした。私は劇場公開時に観ましたが、私の好きな監督さんのリドリー・スコット監督の作品でもあり、アクション映画好きですから面白かったです。ディカプリを評する時に必ずと言って良いほど「童顔が邪魔!」って言ってしまうんですけど、最近のこの手のハードなアクション映画は中々さまになってると思います。

この映画のディカプリも「ディパーテッド」のように二つの世界の狭間で苦闘すると言う役柄です。中東のテロ組織と現地の諜報機関とCIAとが絡み合って、そこで現場で活躍する工作員や情報屋の虚々実々の情報戦が始まります。派手な爆破シーンあり、リアリティーを感じさせる戦争アイテムあり、テンポの良いアクションシーンありと、おまけに社会派なテーマを加えたドラマ性も十分楽しめるエンターテイメント映画です。ただし、拷問シーンなんかもあるのでちょっとハードな内容でもあります。

デスクワークに徹した安全地帯から冷徹な指示を出すベテランCIAの上司と言う役作りのために20キロも体重を増やしてこの役に臨んだと言うラッセル・クロウのお気楽CIAの上司っぷりと、そんなお気楽な上司にキレながらも緊迫の現場で命を懸けてテロリストの爆破犯を追うディカプリの一匹狼的なスパイ役との掛け合いが不思議な構図でしたけど!?あれって、実際は違いますよね!?(苦笑) ハイテクに頼り過ぎるアメリカの作戦とローテクでまんまと裏をかいくぐるテロリストの駆け引きも面白いです。

この映画の見所の一つは空撮映像です。中東の紛争地帯の市街地や砂漠の真ん中にあるテロ組織のアジトなどの映像は上空に無人偵察機を飛ばして、遠く離れた安全なCIA本部からパソコンの画像で把握できてしまいます。そしてケータイや通信衛星・・・etc、いろんなハイテク機器を駆使して、その画像を見ながら「あの建物や、あの車列や、あの群衆・・・」と言う様にピンスポットで現地のCIAの工作員に指示を出すと言う、まるでTVゲームでも観ているような錯覚を起こしてしまいそうな映像でした。

そう言えば、わたしんちのパソコンからでもグーグルマップで世界中の街並みがリアルタイムでは無いとは言ってもバッチリ見えるし、北朝鮮の軍事基地さえ見えます。ストリートビューで住所を検索して覗いたら、単に街並どころかマンションに干してある洗濯物や駐車場に止めてある車のナンバーまで見えちゃって、隣に飲料水の自販機有るやん!ってとこまで見えてしまうし、路地を回り込んで裏側も見えてしまう!こう言う世界になってるって分かっているから、あの無人偵察機からの映像で本部から指令を出して工作員を動かすって言うのが、マンガチックではなく、めっちゃリアリティー感があって恐い世界に思えましたわ!

ラストシーンでディカプリが演じるロジャー・フェリスが下した決断は、アメリカの掲げる正義や大義は誰の為のものなのか、アメリカが世界に押し付ける価値観や理想や秩序がすべて正しいのかを問いかけているように思いました。

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「ワールド・オブ・ライズ」 ☆☆原題≫「 Body of Lies 」

上映時間≫ 2時間 8分
日本公開日≫2008年12月20日☆☆
全米公開日≫2008年10月8日 ☆☆監督≫リドリー・スコット
出演≫レオナルド・ディカプリオ(ロジャー・フェリス役) / ラッセル・クロウ(エド・ホフマン役) / マーク・ストロング (ハニ・サラーム役)/ ゴルシフテ・ファラハニ / オスカー・アイザック / サイモン・マクバーニー 他

ストーリー≫CIAに雇われた元ジャーナリストの男が、ヨルダンで大規模なテロ組織を追跡する姿を描くサスペンス・ドラマ。ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デヴィッド・イグネイシャスの原作を『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット監督が映像化。【ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫る…。】(Yahoo!映画より)

ランキング≫全米興行成績は初登場3位
米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B」(4126 ratings)
米Yahoo!批評家6段階平均評価 「B-」(13 ratings)
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6 コメント

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Unknown (moriyuh)
2009-05-04 20:43:46
こんばんは。
TBありがとうございました。

>ラストシーンでディカプリが演じるロジャー・フェリスが下した決断は、アメリカの掲げる正義や大義は誰の為のものなのか、アメリカが世界に押し付ける価値観や理想や秩序が本当に正しいのかを問いかけているように思いました。


最近のレオ君は骨太で、ちょっと気になっています。
それと何よりこの作品は原作本がいけているそうです。まだそこまでたどり着けていない私ですが、いずれ読みたい作品です。

レスです。 (ミスト  (管理人です。))
2009-05-05 01:47:53
moriyuhさん、こんばんは。

>最近のレオ君は骨太で、ちょっと気になっています。
>それと何よりこの作品は原作本がいけているそうです。
>まだそこまでたどり着けていない私ですが、いずれ読みたい作品です。

★ディカプリは良い作品を選んでいますよね!(^.^)
 私、スパイとか推理系の本が好きなので、
 読んでみたいです。最近、本から遠ざかっていますわ!(~_~メ)
こんにちは (象のロケット)
2009-05-07 13:18:27
TB有り難うございます。

生憎、当方よりgooへのTBは通りませんが
記事はいつも大切に反映させて頂いて
おります。

他のgooユーザー様共々
これからも宜しくお願い致します。
レスです。 (ミスト  (管理人です))
2009-05-07 23:55:55
象のロケットさん、こんばんは。

いつもTBでお世話になっています。
また一方通行になりますが、
よろしくおねがいします。(^^ゞ
ハイテクが嫌いな人にお勧め (nudge_nudge)
2009-05-09 16:26:31
 ハイテク対ローテクの対決場面が好きです。湾岸戦争当時の、「このように軍事施設をピンポイントで攻撃しました」という米軍の発表に、うさん臭さを感じていた私。案の定、軍事施設でない所まで爆撃してましたよね。
 だから、ハイテク駆使には常に疑問符をつけています。ローテクが勝つ場面は、主人公ディカプリオの危機になることはわかっていても、ローテクの強さに快感を覚えましたね。エンタテーメント性も高いし、メッセージ性も高いこの映画、もっと評価されてもいいじゃないかな、と思っています。
レスです。 (ミスト  (管理人です))
2009-05-09 17:32:46
nudge_nudgeさん、こんにちは。

>ハイテク対ローテクの対決場面が好きです。湾岸戦争当時の、
>「このように軍事施設をピンポイントで攻撃しました」という米軍の発表に、
>うさん臭さを感じていた私。案の定、軍事施設でない所まで爆撃してましたよね。

★そうですね、どちらが悪と決め付けられない場合もありますし、
 アメリカサイドからの情報が圧倒的ですからね。(^^ゞ
 コラテラルダメージと言う言葉はシュワちゃんの映画で覚えたんですけど、
 政治の側から見た言い逃れの言葉に聞こえますね。
 前線で活動する人たちの命が軽く扱われているような
 気がして仕方がないです。

>エンタテーメント性も高いし、メッセージ性も高いこの映画、
>もっと評価されてもいいじゃないかな、と思っています。

★うんうん、私も同感です。
 ディカプリの最近の映画は骨太な作品が続いていますけど、
  どれもテーマがしっかりした良い映画でした。

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