走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

まだまだ必要、微調整

2017-09-18 | 仕事
ちょっとややこしい話を。

私が勤めている保険機構の部門は沢山あります。機能的には病院、在宅、保健所、精神衛生センターなどを運営しています。以前はそれ1つ1つに所長がいたりしていましたが、無駄な部署を削減するためにリフォームが最近行われ、建物や機能を越えて簡潔なプログラム作りを行いました。

プログラムが基礎になっているので、メインになるのがプログラムオペレーション部門。そしてナーシング 看護部、クリニカル プログラム 診療部です。さあ、ナースプラクティショナー(NP) はどこに所属しているのでしょうか?

私の給料はメンタルヘルス・薬物依存プログラムから出ていて、ボスはプログラムオペレーションを指揮するD さんです。Dさんは私の仕事ぶりの評価もするし給料を上げるかの決定権も持っています。

しかし診療に関して、助けが必要だったり、疑問がある時にはクリニカルプログラムに属するNPリードのWさんに相談します。もしプログラム的に改善が必要であれば私が直にボスのDさんに働きかけますが、変化がない場合Wさんを通しクリニカルプログラムからオペレーションプログラムへの要請という形でバックアップをしてくれます。

そしてNPは大きな傘を使えばナースと名がつくように看護部の一部でもあるので、看護部の変化にはいつも耳を傾けておかなければなりません。

そう、NPは3つの部門に股がけしている大変ユニークな職種なのです。診療をする事は他の看護師と大きく異なる事なので、診療をするという事でNP部門は診療部門の医師部門の中にあります。医師はこの保険機構で働いていても雇われているわけではなく、契約を交わし給与形態は他の職業と全く異なるので独自な部門を作っています。

医師と異なりNPはプログラムオペレーションから給与をもらい、看護部とも繋がりがある。この2点で医師とは異なるのです。

私のボスが私の仕事ぶりの評価をする時にはマネージメントレベルの評価機能を使います。しかしNPはマネージメントの仕事はないので、これに反対する人もいます。特にボスは診療内容の評価はできないので。私はマネージメントの経験もあるし、ボスに自分を売り込む事は不得意ではないので順調ですが、そうでない人は診療とは全く関係ないところで潰される人もいます。

看護部もNPの事はさっぱりという人も多く、最近NPに関する事はNPに任せようと看護部の中にNPリードが雇われました。このLさんがNPたちと看護部門の架け橋となる人です。

12年経っても微調整はまだまだ続く。新しい職種とはこういうものです。

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