走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

周りを堅める

2017-03-08 | 仕事
今日から旦那はしばらくオタワへ出張。とても久しぶりの出張。最近はビデオ会議とかで済ませることがほとんどだけど、今回は本部へ行かなければという事で飛んでいってしまいました(時差3時間だから、カナダはでっかい)。娘2人とお家をお守りします、と言えるほどしっかり者ではない私。さあ、どうなるんでしょうか?!何が起こっても天地がひっくり返るわけではないのだから大丈夫。なんとかなるでしょう。そう、この開き直りが私の凄みなのだ。




さてさて、彼は麻薬を辞めてから一年になる。ホームレスから抜け出し、社会復帰に向けてゆっくり前進している。

そんな彼の姉が突然亡くなった。予期せぬ死で彼は動揺している。両親を早くに亡くし、結婚もしていない彼にとって、姉だけが家族だった。彼が真っ先に連絡したのは薬物依存のカウンセラー。薬物依存へ逆戻りしてしまいそうで、何かしなければ!と感じたそうだ。過去にも似たようなことで簡単に逆戻りしたことがあるからだ。

えらい!!!

そして次に私の診察を予約した。周りを堅めるれば誘惑に勝てると。

おおお、自分の弱いところを認め、周りのサポートを配置する。なんてできた患者なんだ!

薬物依存を経験すると、ちょっとしたことで逆戻りするケースが多い。心が弱いからだ、なんて言わないでください。皆さんだって大事な人をなくせば、やる気も減り、不眠になったり、引きこもったり、普段はならないような精神状態になるはず。近道を知っていたら、それを通りたくなるものです。それが危険な道だとわかっていても。

大丈夫。 彼はこのまま道をまっすぐ進めると思います。私も応援しているから〜〜

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