走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

SNSの恐ろしさ

2017年06月15日 | 仕事
昨日の続き。

この学生さんのツイッターで愚痴の事をかっこ書きで八つ当たりと書いてありました。

病気の回復過程が上手くいかず怒りをあらわにされる方がいる事は確かです。しかし怒りを人にぶつけるのは暴力の1つ。

看護師だから患者の暴力に耐えないといけない?

それには断固として反対します。どんな職業であっても (ホテル業、飲食業、サービス業でも何でも)、状況であっても人は暴力の対象になるべきではなく、暴力のない、もしくは発生した場合それが最小限になる職場を作る事は雇い主にとって義務です。

人間は人に暴力を与えないし受けるべきでない。

たった1つのつぶやきを見ただけです。看護学生全員がそう思ってるとは思いませんが、誤った仕事や職業に対する思いをつぶやいていいる事に驚きました (SNSなので広がる可能性があり、個人的な意見ならば職業を隠すとか。そうしなければ社会からの誤解に繋がる。それなりの責任を持って書き込む事は最低限のルールと)。またそれをフォローしている方達も。愚痴を聞く、八つ当たりの矛先になる事を当たり前の事として日本の看護師は、いえいえ日本人全体が捉えているのでしょうか?と疑問に思いました。

プロとしての患者に接する事は怒りの矛先になる事とは異なります。看護とは何か?根本的な事が土台から抜けているように思えてしまうのは私だけでしょうか?

日本の看護師さんに嫌われる事を覚悟で書きました。

続く。



夏になってもやはり緯度の高いカナダ。日中は気温が高くても日が低くなれば気温は急激に下がってきます。こんな火があると温まり外にいる時間が長くなります。

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