走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

死亡診断 遠隔で可能に

2017年07月15日 | 仕事
医師による対面での死亡診断が原則だった日本の規制が変わると新聞で読んだ。在宅ホスピスを促進する(病院限定の死から離脱)という点では良い事。端末機としてスマホを使うと読んで心配が。

エンクリプト化されるシステムを使うのは問題ないけれど、そうでなければ患者情報がネットの世界で散らばらないように考慮してくださいよ。色んなコミュニケーションツールがありますがセキュリティー性が高いものは限られています。ビデオチャットも限られていますよ。

それにそこまでして死亡診断行為を医師のモノポリー行為にする理由は何なんでしょうか?先日に書いたように私が働いている州では指示さえあれば看護師が死亡診断をする事ができます。

何を観察して記録していたか?

散瞳を確認し、ペンライトを当てて光に反射しない(縮瞳しない) 事を確かめます。聴診器を心臓に当て心音を1分間聞きます。全く心音が1分間聴取する事ができなければ死亡です。

新卒の方だって免許があればできる行為です。

スマホで散瞳している写真でも撮るのでしょうか?難しいでしょうね。警察の遺体の証拠写真じゃあるまいし、、、。その送られた写真を何処に残すのでしょうか?電子カルテ化は地域でも完全化しているのでしょうか?

先日書いたように、看護師による死亡診断の指示は死がとても近いと予測されたケースのみです。変死や事故死には当てはまらない。

良い方向に進みますように、、、、

こちらのかわいこちゃん。光加減も完璧でした!




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