相談者:63歳女性
3姉妹。
姉、相談者、妹(婿養子をとり90歳の母と同居)。
婿養子が母に辛くあたる。
こちらから婿養子を解消できるか。
できるとしたらお金を払ったりしなくてはいけないのか。
私はどうなってもいいが、
老い先短い母が穏やかに暮らせるようにしてやりたい。
相談者のセリフの「・・・」の部分は
語尾を伸ばして伸ばして息だけがとぎれとぎれに出ている音。
喉が鳴っているだけの音。
加 藤「もしもし」
相談者「もしもし」
加 藤「はい。テレフォン人生相談です」
相談者「あっ、よろしくお願いしますぅ」
加 藤「はい。最初に年齢教えてください」
相談者「はいえーとわたくし63歳です」
加 藤「63歳」
相談者「はい」
加 藤「結婚してらっしゃいます?」
相談者「はいあの、でも主人が3年くらい前に亡くなりました」
加 藤「あぁそうですか」
相談者「娘夫婦と暮らしています」
加 藤「あぁそうですか。お嬢さんは何歳ですか?」
相談者「えーと35歳です」
加 藤「もうお孫さんもいらっしゃるの?」
相談者「あ、そうです孫もいます」
加 藤「お孫さん何歳ですか」
相談者「えーと13歳と。12歳です」
加 藤「そうすると、5人で暮らしてらっしゃるんですか?」
相談者「はいそうです」
加 藤「はいわかりました。でどんな相談ですか?」
相談者「えーーっと、実はあの・・・じ・・・っかの母のことなんですけれどもっ」
加 藤「はい。何歳?お母さん」
相談者「90歳です」
加 藤「90歳、はい」
相談者「はい。実はあたくし、兄弟 女ばかりで、妹夫婦が・・・一緒に・・・」
加 藤「お母さんとね?」
相談者「はい」
加 藤「はい」
相談者「ま、姪っ子もぉ・・・嫁い・・・でまして」
加 藤「はい」
相談者「ま、妹夫婦と母と3人で暮らしています」
加 藤「はい」
相談者「はい。ま、最初から一緒には住んでいなかったんですけれども」
加 藤「はい」
相談者「上が3歳、下は一歳未満くらいのときに途中で入ったんですね」
加 藤「はい」
相談者「はい。妹もずっと働いてまして、
ほとんど・・・母が家のことと・・・
そのっ(笑)孫を見てきたような・・・んですけれども」
加 藤「はい」
相談者「はい。ここ・・・やはり年も年ですので」」
加 藤「はい」
相談者「5〜6年前くらいからちょっとぉ・・・体のほうもぉ・・・弱くなりまして」
加 藤「はい」
相談者「それからなんかちょっと(笑)二人の態、冷たく(笑)。
動けなくなったこととぉ、やはり母が・・・
経済的にもいろいろ出してたのが
あの出さなくなったことに対して
ちょっと不満・・・
なのかわかんないんですけどちょっと態度が・・・
ちょっと・・・うーん」
加 藤「ということはその」
相談者「はい」
加 藤「妹さんとお母さんとの関係がいまうまく行ってないということですね」
相談者「はい。でーーあのいちおう婿養子ぃぃとしてあの一緒に暮らしているんですけれども」
加 藤「あ、養子」
相談者「縁組」
加 藤「あそうですか」
相談者「はい。してるんですね」
加 藤「はい。はい」
相談者「でー、一緒んなって母に・・・辛く当たるような」
加 藤「はい」
相談者「感じなんですけれども」
加 藤「はい」
相談者「ええ。それでですね今日の相談としては
もう残り少ない母穏やかに暮らさせてあげたいなって思ってるんですが」
加 藤「はい」
相談者「コレだったら一人でいたほうがよほどもういいってことでんーーー・・・
婿養子ってことは一方的にこちらで解消ってことは出来るんですかね」
加 藤「あーなるほどね」
相談者「それと・・・
出て行ってもらう場合はこちらなんらかの。
多少のアレは・・・金銭的にも・・・
アレしなくちゃなんないのかなwっと思うんですけれども・・・」
加 藤「はいはいわかりました。ものすごいね一般的に世の中で耳にすることは」
相談者「はい」
加 藤「こどもの中のある一人のところにお父さんでもお母さんでもね」
相談者「はい」
加 藤「一緒に暮らしだすと」
相談者「はい」
加 藤「そのお母さんならお母さんは
別の子供のところに行ってグチをこぼすというようなことは
どこでも聞くんですけれどもそういうこととは違うということですね」
相談者「そぉーー」
加 藤「要するに一緒に暮らして」
相談者「ええ」
加 藤「90歳の母親を見ているってこりゃもう大変なことだと思うんですね」
相談者「えっなんかちょっと婿のほうがぁ・・・ん、んーもう・・・」
加 藤「そうするとお婿さんがあなたのお母さんに」
相談者「はい」
加 藤「辛く当たっているということですか?」
相談者「そうですねもぅ辛くというか話もしないというかんじで
決定的になったのはお金の紛失っていうことで、んーーーーー」
加 藤「お金の紛失。その妹さんのね」
相談者「えぇ」
加 藤「お母さんが住んでいる家の中から
相談者「そうですね」
加 藤「お金が無くなったということ?家の中から」
相談者「えぇ。以前もよく無くなってあれどうした?って言うと
いやっ知らないって言うけどあとになって
あっあれはあそこに持っていたとかその婿がですね」
加 藤「要するにお婿さんが」
相談者「はい」
加 藤「家のお金を持って行ってるっていうことですか?」
相談者「そうですね。
まぁそういったようなことがあってぇ
ちょっといざこざいざこざしてから余計・・・ちょっとおかしくなった」
加 藤「そうすると」
相談者「はい」
加 藤「3人がもめているので」
相談者「はい」
加 藤「もう養子縁組を解消しよう、と」
相談者「ん〜・・」
加 藤「というふうに、い も う と が言い出したんですか?」
相談者「あっいもーとではないですね、だた」
加 藤「誰が言い出したんですか?」
相談者「そうですねあのっ前っから言ってたんですけど
あまりにも母のつらい顔みたりしてると」
加 藤「要するに養子縁組を解消」
相談者「はい」
加 藤「しようっていうのはお母さんが、言い出したことですか?」
相談者「そうですね、母もそういうようなことを口に出してっ」
加 藤「いや、『母もそういうこと』じゃなくて最初に言ったのは誰ですか?」
相談者「んーーーーーま、母と三人んーーーーーーーーーー兄弟で」
加 藤「要するにお姉さんがいてあなたがいて妹がいますね?」
相談者「はい」
加 藤「養子縁組を解消したいと言ったのは」
相談者「はい」
加 藤「お姉さんですか?あなたですか?妹ですか?」
相談者「あっ妹ではないです。
母と姉と私と3人でそういう話にしました。それでっあのぉ・・・」
加 藤「いや、そのときに誰か話しの主導権を持っている人がいるでしょう」
相談者「んーーー母も年で物忘れもアレですから姉と私で
『(笑)養子縁組なんて解消できるかね(笑)って」
加 藤「あなたの願望ですか?」
相談者「んー♪そう(笑)願望っていうか、できたら♪ってことです」
加 藤「できたら」
相談者「うん」
加 藤「あなたが解消したいということですね?
それができるんでしょうかということですね」
相談者「そうですねぇー・・・」
加 藤「はいわかりました今日は弁護士の大迫恵美子先生がいらしてるので伺ってみたいと思います」
相談者「うん。はいすいません」
大 迫「もしもし」
相談者「はいお世話になります」
大 迫「はい」
相談者「すいません」
大 迫「えーとですね養子とおっしゃってますけど
養子縁組はきちんとされてるんですか?」
相談者「はいあの・・・母の姓になってます」
大 迫「んーとねそうじゃなくて」
相談者「はい」
大 迫「それはあの妹さんと結婚したときに
妹さんの姓を名乗っているってことですよね?」
相談者「はい一度結婚したときにしまして
あの旦那の方の姓を名乗っていたんですが途中から入りまして、
母の姓を名乗ったんです」
大 迫「あ、そうですか」
相談者「はい」
大 迫「じゃ夫婦で養子縁組になったわけですか?」
相談者「そうですそうです」
大 迫「まぁあのね」
相談者「はい」
大 迫「養子縁組っていうのは親子の関係ではありますけどね。
別れるとか取り消すとかっていう考え方は
離婚のときとよく似た仕組みになっているんです」
相談者「はい」
大 迫「であの離婚ていうのはね例えばご主人が、
妻が気に入らんと、出ていってもらいたいと、
でお前は料理がヘタだとかね掃除が行き届かないとかね
いろいろ難癖をつけてもう出て行ってもらいたいと」
相談者「はい」
大 迫「これは通らないってことは」
相談者「はい」
大 迫「わかりますよね」
相談者「はいそうですよねですから。
母ももういまさらここまでアレして。
いまさらってまぁそれは言ってるんですよね。
ただちょっといま母ぁのことを考えると
もうこんなんだったら一人のほうがいいってことでもし。
もし、万が一それが通ったとしたら
出ていくときなんらかのお金の保障とかってのはしなくてはいけないんですかね」
大 迫「んーあのね、それはどういう理由で出ていくかっていうことによるんですよ」
相談者「はい」
大 迫「離婚のときと同じ考えですので
私たちはお互いとっておやってられないわよね、
じゃあサヨナラさばさばみたいな離婚であれば
なんにももらわないで出ていくってことがありますよね」
相談者「はい」
大 迫「だけどお父さんは浮気をして
絶対いやだから許せないからって
別れるときには慰謝料っていうのができますよね」
相談者「はい」
大 迫「そういうふうにね。
この解消に至った原因が誰のせいなのか。
それによって慰謝料だとかあるいは
当然その財産分与という考え方がありますので
お金を渡すって場面としてはいくつか考えられる場合がありますよね」
相談者「はい」
大 迫「それに当てはまれば払わなくちゃいけないし
当てはまらなければ払わなくていいということになるわけです」
相談者「はい」
大 迫「どうもね、おっしゃっていることが抽象的で
その養子の方が気に食わないってことはわかるんですけれども」
相談者「はい」
大 迫「婚姻を継続しがたいような事由があるときに離婚できるのと同じように、
離縁も縁組を継続しがたいような事情がないとダメなんです」
相談者「あぁ、そうですか」
大 迫「継続しがたいっていうのはね」
相談者「はい」
大 迫「一方のかたが一方的に気持ちの上で、
ってことじゃなくて客観的に社会常識に照らし合わせて」
相談者「んー」
大 迫「そういうふうに言えるかどうかですよね」
相談者「はい」
大 迫「なんとなく反りが合わないとかね」
相談者「はい」
大 迫「物の言い方が気に食わないとかそのくらいだと難しいと思いますよ」
相談者「あぁ、やっぱり決定的なコレっていうものがないとアレですかね・・・」
大 迫「決定的っていうか積み重ねであってもね」
相談者「はい」
大 迫「客観的に、あぁそれは誰でも我慢出来ないことですねとか」
相談者「んー」
大 迫「まぁ誰でもそのくらいのことは我慢しているんじゃないでしょうかと言われることなのか」
相談者「んー」
大 迫「そのあたりのところですよね」
相談者「あぁーそうですよね・・・。
んんー。
ここまでこんなこじれているのになんでって
逆にじゃあ母を連れだそうかぁってことで
そんな簡単に引き取って
はいダメでしたっていうわけにもいかない
っていうことで考えているときなんですけれども」
大 迫「あの、
それはね養子縁組を解消するかどうかってこととは別のことで
誰が扶養するのかとかね
もう少し行くと誰が介護するのかとか
そういういう問題になってしまうと思うんですよ」
相談者「はい」
大 迫「それは養子縁組があろうとなかろうと
法律的には兄弟と同じ事ですので話しあって
誰かが面倒みるということなら養子が見なきゃいけないってことはないんですよ」
相談者「母の家ですしね、母が出ていく必要は(笑)ないと思うんですよね」
大 迫「うん」
相談者「そこである程度父と暮らしていた家ですし、
でっアレですか・・・解消しなくてもこっちで出てけって言えるもんですか?」
大 迫「いやあの言えるってね、
一方的に言ってじゃあ出ていかなくちゃならないかって言うと
長年そこに住んでいるわけですよね」
相談者「はい」
大 迫「そうすると名義がお母さんにあるというだけでね、
一方的に出て行けと言われたから出ていかなきゃならないってことではないので」
相談者「はい」
大 迫「そこは話し合いで決めるしかないところなんですよ」
相談者「はい。
とにかく母穏やかに最後アレうーん・・・過ごさせてあげたい、
っていうただそれだけなんですよね」
大 迫「うん。あのね、
なんといっても親族のことなので
強烈になにか一方的にする方法があるかっていうとね」
相談者「はい」
大 迫「ないので、全部話し合いで決めていかないといけないんですよ」
相談者「そうですね」
大 迫「ただどうしても話がつかないときはそれは調停とかで」
相談者「はい」
大 迫「第三者を入れて話すということもありますけど、
あなたがいい方法だと思っている」
相談者「はい」
大 迫「妹さん夫婦には出て行ってもらって」
相談者「はい」
大 迫「それでお母さんは一人暮らしになってしまうわけですか?」
相談者「うん。で、週に何回か介護の人に来てもらって。
で、姉も週に何回か、あのぉ・・・来て」
大 迫「たとえば離婚調停のように離縁の調停というのはありますので」
相談者「それは母本人が調停申しこもうような形になるんですか?」
大 迫「もちろんご本人はお母さんですけどね、
申立人というよりは利害関係人というようなことで
調停の場に行ったりすることも考えられる
比較的緩やかな手続きですので
そういうのを利用して
あなたがたの言い分を聞いてもらうということも一応、
有りうることは有り得ますよ」」
相談者「うぅーん(笑)、うふふ、うっふはぁ〜んとにかく
(笑)母のことだけです今は、
あはっ笑顔でね毎日してくれればただそれだけでいいってことで(遠い目ふう)。
(枯れた声)わかりましたっ」
加 藤「今の大迫先生のおっしゃるとおりだと思うんですけれども」
相談者「はい」
加 藤「まぁあなた盛んに
お母さんが心安らかにそれだけですお母様のことだけですって、
お母さんをあなたが世話することはできないんですか?」
相談者「(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)そうですね(笑)
私もちょっと引き取るだけのちょっと環境が・・・ちょっと
整ってないものですからぁ、母ぁうぅーん」
加 藤「じゃあの、お婿さんに『私が、あなた嫌なんです』って言える?」
相談者「(笑)ちょっと・・・はは(笑)うぅーん」
加 藤「じゃお姉さんに、お母さん大切なんだからお姉さん引き取ってよと」
相談者「いやぁ、はっは(笑)ちょっと人任せにはちょっと(笑)できない」
加 藤「人任せにはできないけれども私はやらないってことですね」
相談者「いや(笑)それは(笑)(笑)(笑)
ちょっといろいろありましてぇん♪
アタシが入るよりはぁ妹なんかの方がいいだろう♪ってことで」
加 藤「その方がいいんだったらそれが、
今の状態をみんなして助けたらどうですか?」
相談者「うぅ〜ん・・・(笑)
とにかくちょっっと回り道しましたっいろいろありまして」
加 藤「それはそうでしょうね」
相談者「はぁい」
加 藤「ですからね」
相談者「えぇ」
加 藤「あなた自分の要求を人にかこつけて通そうとしちゃダメですよ」
相談者「うぅ〜ん」
加 藤「私はどうでもいいんですけどお母さんが可哀想でお母さんのことだけですって」
相談者「そうですね」
加 藤「私が無であるならば解決なんていくらでもつきますよ」
相談者「そうですね、わかりました」
加 藤「ですからあなたが自分の本音」
相談者「そうですね、修羅場をくぐり抜けなければ解決策はないってことなんですよね」
加 藤「そうですそうです」
相談者「もう本当に最後の一言が聞けてすごい楽しみでいつも私も」
加 藤「じゃ今日も一言言いますから、自分の要求をしっかり自覚してやってください
相談者「はいわかりました」
加 藤「じゃどうも失礼します」
相談者「ありがとうございました。すいません」
加藤諦三、今日の一言
「自分が良い人になりながら自分の要求を通すことはできません」
起稿者感想
「お為ごかし」という言葉は死語・廃語なんだろうか。
こういう人が身近にいるとかなり厄介。
じゃ、あんたやれば?と言うと「(私の要求を叶えないあなたは)利己主義だ」と言ってくる。
3姉妹。
姉、相談者、妹(婿養子をとり90歳の母と同居)。
婿養子が母に辛くあたる。
こちらから婿養子を解消できるか。
できるとしたらお金を払ったりしなくてはいけないのか。
私はどうなってもいいが、
老い先短い母が穏やかに暮らせるようにしてやりたい。
相談者のセリフの「・・・」の部分は
語尾を伸ばして伸ばして息だけがとぎれとぎれに出ている音。
喉が鳴っているだけの音。
加 藤「もしもし」
相談者「もしもし」
加 藤「はい。テレフォン人生相談です」
相談者「あっ、よろしくお願いしますぅ」
加 藤「はい。最初に年齢教えてください」
相談者「はいえーとわたくし63歳です」
加 藤「63歳」
相談者「はい」
加 藤「結婚してらっしゃいます?」
相談者「はいあの、でも主人が3年くらい前に亡くなりました」
加 藤「あぁそうですか」
相談者「娘夫婦と暮らしています」
加 藤「あぁそうですか。お嬢さんは何歳ですか?」
相談者「えーと35歳です」
加 藤「もうお孫さんもいらっしゃるの?」
相談者「あ、そうです孫もいます」
加 藤「お孫さん何歳ですか」
相談者「えーと13歳と。12歳です」
加 藤「そうすると、5人で暮らしてらっしゃるんですか?」
相談者「はいそうです」
加 藤「はいわかりました。でどんな相談ですか?」
相談者「えーーっと、実はあの・・・じ・・・っかの母のことなんですけれどもっ」
加 藤「はい。何歳?お母さん」
相談者「90歳です」
加 藤「90歳、はい」
相談者「はい。実はあたくし、兄弟 女ばかりで、妹夫婦が・・・一緒に・・・」
加 藤「お母さんとね?」
相談者「はい」
加 藤「はい」
相談者「ま、姪っ子もぉ・・・嫁い・・・でまして」
加 藤「はい」
相談者「ま、妹夫婦と母と3人で暮らしています」
加 藤「はい」
相談者「はい。ま、最初から一緒には住んでいなかったんですけれども」
加 藤「はい」
相談者「上が3歳、下は一歳未満くらいのときに途中で入ったんですね」
加 藤「はい」
相談者「はい。妹もずっと働いてまして、
ほとんど・・・母が家のことと・・・
そのっ(笑)孫を見てきたような・・・んですけれども」
加 藤「はい」
相談者「はい。ここ・・・やはり年も年ですので」」
加 藤「はい」
相談者「5〜6年前くらいからちょっとぉ・・・体のほうもぉ・・・弱くなりまして」
加 藤「はい」
相談者「それからなんかちょっと(笑)二人の態、冷たく(笑)。
動けなくなったこととぉ、やはり母が・・・
経済的にもいろいろ出してたのが
あの出さなくなったことに対して
ちょっと不満・・・
なのかわかんないんですけどちょっと態度が・・・
ちょっと・・・うーん」
加 藤「ということはその」
相談者「はい」
加 藤「妹さんとお母さんとの関係がいまうまく行ってないということですね」
相談者「はい。でーーあのいちおう婿養子ぃぃとしてあの一緒に暮らしているんですけれども」
加 藤「あ、養子」
相談者「縁組」
加 藤「あそうですか」
相談者「はい。してるんですね」
加 藤「はい。はい」
相談者「でー、一緒んなって母に・・・辛く当たるような」
加 藤「はい」
相談者「感じなんですけれども」
加 藤「はい」
相談者「ええ。それでですね今日の相談としては
もう残り少ない母穏やかに暮らさせてあげたいなって思ってるんですが」
加 藤「はい」
相談者「コレだったら一人でいたほうがよほどもういいってことでんーーー・・・
婿養子ってことは一方的にこちらで解消ってことは出来るんですかね」
加 藤「あーなるほどね」
相談者「それと・・・
出て行ってもらう場合はこちらなんらかの。
多少のアレは・・・金銭的にも・・・
アレしなくちゃなんないのかなwっと思うんですけれども・・・」
加 藤「はいはいわかりました。ものすごいね一般的に世の中で耳にすることは」
相談者「はい」
加 藤「こどもの中のある一人のところにお父さんでもお母さんでもね」
相談者「はい」
加 藤「一緒に暮らしだすと」
相談者「はい」
加 藤「そのお母さんならお母さんは
別の子供のところに行ってグチをこぼすというようなことは
どこでも聞くんですけれどもそういうこととは違うということですね」
相談者「そぉーー」
加 藤「要するに一緒に暮らして」
相談者「ええ」
加 藤「90歳の母親を見ているってこりゃもう大変なことだと思うんですね」
相談者「えっなんかちょっと婿のほうがぁ・・・ん、んーもう・・・」
加 藤「そうするとお婿さんがあなたのお母さんに」
相談者「はい」
加 藤「辛く当たっているということですか?」
相談者「そうですねもぅ辛くというか話もしないというかんじで
決定的になったのはお金の紛失っていうことで、んーーーーー」
加 藤「お金の紛失。その妹さんのね」
相談者「えぇ」
加 藤「お母さんが住んでいる家の中から
相談者「そうですね」
加 藤「お金が無くなったということ?家の中から」
相談者「えぇ。以前もよく無くなってあれどうした?って言うと
いやっ知らないって言うけどあとになって
あっあれはあそこに持っていたとかその婿がですね」
加 藤「要するにお婿さんが」
相談者「はい」
加 藤「家のお金を持って行ってるっていうことですか?」
相談者「そうですね。
まぁそういったようなことがあってぇ
ちょっといざこざいざこざしてから余計・・・ちょっとおかしくなった」
加 藤「そうすると」
相談者「はい」
加 藤「3人がもめているので」
相談者「はい」
加 藤「もう養子縁組を解消しよう、と」
相談者「ん〜・・」
加 藤「というふうに、い も う と が言い出したんですか?」
相談者「あっいもーとではないですね、だた」
加 藤「誰が言い出したんですか?」
相談者「そうですねあのっ前っから言ってたんですけど
あまりにも母のつらい顔みたりしてると」
加 藤「要するに養子縁組を解消」
相談者「はい」
加 藤「しようっていうのはお母さんが、言い出したことですか?」
相談者「そうですね、母もそういうようなことを口に出してっ」
加 藤「いや、『母もそういうこと』じゃなくて最初に言ったのは誰ですか?」
相談者「んーーーーーま、母と三人んーーーーーーーーーー兄弟で」
加 藤「要するにお姉さんがいてあなたがいて妹がいますね?」
相談者「はい」
加 藤「養子縁組を解消したいと言ったのは」
相談者「はい」
加 藤「お姉さんですか?あなたですか?妹ですか?」
相談者「あっ妹ではないです。
母と姉と私と3人でそういう話にしました。それでっあのぉ・・・」
加 藤「いや、そのときに誰か話しの主導権を持っている人がいるでしょう」
相談者「んーーー母も年で物忘れもアレですから姉と私で
『(笑)養子縁組なんて解消できるかね(笑)って」
加 藤「あなたの願望ですか?」
相談者「んー♪そう(笑)願望っていうか、できたら♪ってことです」
加 藤「できたら」
相談者「うん」
加 藤「あなたが解消したいということですね?
それができるんでしょうかということですね」
相談者「そうですねぇー・・・」
加 藤「はいわかりました今日は弁護士の大迫恵美子先生がいらしてるので伺ってみたいと思います」
相談者「うん。はいすいません」
大 迫「もしもし」
相談者「はいお世話になります」
大 迫「はい」
相談者「すいません」
大 迫「えーとですね養子とおっしゃってますけど
養子縁組はきちんとされてるんですか?」
相談者「はいあの・・・母の姓になってます」
大 迫「んーとねそうじゃなくて」
相談者「はい」
大 迫「それはあの妹さんと結婚したときに
妹さんの姓を名乗っているってことですよね?」
相談者「はい一度結婚したときにしまして
あの旦那の方の姓を名乗っていたんですが途中から入りまして、
母の姓を名乗ったんです」
大 迫「あ、そうですか」
相談者「はい」
大 迫「じゃ夫婦で養子縁組になったわけですか?」
相談者「そうですそうです」
大 迫「まぁあのね」
相談者「はい」
大 迫「養子縁組っていうのは親子の関係ではありますけどね。
別れるとか取り消すとかっていう考え方は
離婚のときとよく似た仕組みになっているんです」
相談者「はい」
大 迫「であの離婚ていうのはね例えばご主人が、
妻が気に入らんと、出ていってもらいたいと、
でお前は料理がヘタだとかね掃除が行き届かないとかね
いろいろ難癖をつけてもう出て行ってもらいたいと」
相談者「はい」
大 迫「これは通らないってことは」
相談者「はい」
大 迫「わかりますよね」
相談者「はいそうですよねですから。
母ももういまさらここまでアレして。
いまさらってまぁそれは言ってるんですよね。
ただちょっといま母ぁのことを考えると
もうこんなんだったら一人のほうがいいってことでもし。
もし、万が一それが通ったとしたら
出ていくときなんらかのお金の保障とかってのはしなくてはいけないんですかね」
大 迫「んーあのね、それはどういう理由で出ていくかっていうことによるんですよ」
相談者「はい」
大 迫「離婚のときと同じ考えですので
私たちはお互いとっておやってられないわよね、
じゃあサヨナラさばさばみたいな離婚であれば
なんにももらわないで出ていくってことがありますよね」
相談者「はい」
大 迫「だけどお父さんは浮気をして
絶対いやだから許せないからって
別れるときには慰謝料っていうのができますよね」
相談者「はい」
大 迫「そういうふうにね。
この解消に至った原因が誰のせいなのか。
それによって慰謝料だとかあるいは
当然その財産分与という考え方がありますので
お金を渡すって場面としてはいくつか考えられる場合がありますよね」
相談者「はい」
大 迫「それに当てはまれば払わなくちゃいけないし
当てはまらなければ払わなくていいということになるわけです」
相談者「はい」
大 迫「どうもね、おっしゃっていることが抽象的で
その養子の方が気に食わないってことはわかるんですけれども」
相談者「はい」
大 迫「婚姻を継続しがたいような事由があるときに離婚できるのと同じように、
離縁も縁組を継続しがたいような事情がないとダメなんです」
相談者「あぁ、そうですか」
大 迫「継続しがたいっていうのはね」
相談者「はい」
大 迫「一方のかたが一方的に気持ちの上で、
ってことじゃなくて客観的に社会常識に照らし合わせて」
相談者「んー」
大 迫「そういうふうに言えるかどうかですよね」
相談者「はい」
大 迫「なんとなく反りが合わないとかね」
相談者「はい」
大 迫「物の言い方が気に食わないとかそのくらいだと難しいと思いますよ」
相談者「あぁ、やっぱり決定的なコレっていうものがないとアレですかね・・・」
大 迫「決定的っていうか積み重ねであってもね」
相談者「はい」
大 迫「客観的に、あぁそれは誰でも我慢出来ないことですねとか」
相談者「んー」
大 迫「まぁ誰でもそのくらいのことは我慢しているんじゃないでしょうかと言われることなのか」
相談者「んー」
大 迫「そのあたりのところですよね」
相談者「あぁーそうですよね・・・。
んんー。
ここまでこんなこじれているのになんでって
逆にじゃあ母を連れだそうかぁってことで
そんな簡単に引き取って
はいダメでしたっていうわけにもいかない
っていうことで考えているときなんですけれども」
大 迫「あの、
それはね養子縁組を解消するかどうかってこととは別のことで
誰が扶養するのかとかね
もう少し行くと誰が介護するのかとか
そういういう問題になってしまうと思うんですよ」
相談者「はい」
大 迫「それは養子縁組があろうとなかろうと
法律的には兄弟と同じ事ですので話しあって
誰かが面倒みるということなら養子が見なきゃいけないってことはないんですよ」
相談者「母の家ですしね、母が出ていく必要は(笑)ないと思うんですよね」
大 迫「うん」
相談者「そこである程度父と暮らしていた家ですし、
でっアレですか・・・解消しなくてもこっちで出てけって言えるもんですか?」
大 迫「いやあの言えるってね、
一方的に言ってじゃあ出ていかなくちゃならないかって言うと
長年そこに住んでいるわけですよね」
相談者「はい」
大 迫「そうすると名義がお母さんにあるというだけでね、
一方的に出て行けと言われたから出ていかなきゃならないってことではないので」
相談者「はい」
大 迫「そこは話し合いで決めるしかないところなんですよ」
相談者「はい。
とにかく母穏やかに最後アレうーん・・・過ごさせてあげたい、
っていうただそれだけなんですよね」
大 迫「うん。あのね、
なんといっても親族のことなので
強烈になにか一方的にする方法があるかっていうとね」
相談者「はい」
大 迫「ないので、全部話し合いで決めていかないといけないんですよ」
相談者「そうですね」
大 迫「ただどうしても話がつかないときはそれは調停とかで」
相談者「はい」
大 迫「第三者を入れて話すということもありますけど、
あなたがいい方法だと思っている」
相談者「はい」
大 迫「妹さん夫婦には出て行ってもらって」
相談者「はい」
大 迫「それでお母さんは一人暮らしになってしまうわけですか?」
相談者「うん。で、週に何回か介護の人に来てもらって。
で、姉も週に何回か、あのぉ・・・来て」
大 迫「たとえば離婚調停のように離縁の調停というのはありますので」
相談者「それは母本人が調停申しこもうような形になるんですか?」
大 迫「もちろんご本人はお母さんですけどね、
申立人というよりは利害関係人というようなことで
調停の場に行ったりすることも考えられる
比較的緩やかな手続きですので
そういうのを利用して
あなたがたの言い分を聞いてもらうということも一応、
有りうることは有り得ますよ」」
相談者「うぅーん(笑)、うふふ、うっふはぁ〜んとにかく
(笑)母のことだけです今は、
あはっ笑顔でね毎日してくれればただそれだけでいいってことで(遠い目ふう)。
(枯れた声)わかりましたっ」
加 藤「今の大迫先生のおっしゃるとおりだと思うんですけれども」
相談者「はい」
加 藤「まぁあなた盛んに
お母さんが心安らかにそれだけですお母様のことだけですって、
お母さんをあなたが世話することはできないんですか?」
相談者「(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)そうですね(笑)
私もちょっと引き取るだけのちょっと環境が・・・ちょっと
整ってないものですからぁ、母ぁうぅーん」
加 藤「じゃあの、お婿さんに『私が、あなた嫌なんです』って言える?」
相談者「(笑)ちょっと・・・はは(笑)うぅーん」
加 藤「じゃお姉さんに、お母さん大切なんだからお姉さん引き取ってよと」
相談者「いやぁ、はっは(笑)ちょっと人任せにはちょっと(笑)できない」
加 藤「人任せにはできないけれども私はやらないってことですね」
相談者「いや(笑)それは(笑)(笑)(笑)
ちょっといろいろありましてぇん♪
アタシが入るよりはぁ妹なんかの方がいいだろう♪ってことで」
加 藤「その方がいいんだったらそれが、
今の状態をみんなして助けたらどうですか?」
相談者「うぅ〜ん・・・(笑)
とにかくちょっっと回り道しましたっいろいろありまして」
加 藤「それはそうでしょうね」
相談者「はぁい」
加 藤「ですからね」
相談者「えぇ」
加 藤「あなた自分の要求を人にかこつけて通そうとしちゃダメですよ」
相談者「うぅ〜ん」
加 藤「私はどうでもいいんですけどお母さんが可哀想でお母さんのことだけですって」
相談者「そうですね」
加 藤「私が無であるならば解決なんていくらでもつきますよ」
相談者「そうですね、わかりました」
加 藤「ですからあなたが自分の本音」
相談者「そうですね、修羅場をくぐり抜けなければ解決策はないってことなんですよね」
加 藤「そうですそうです」
相談者「もう本当に最後の一言が聞けてすごい楽しみでいつも私も」
加 藤「じゃ今日も一言言いますから、自分の要求をしっかり自覚してやってください
相談者「はいわかりました」
加 藤「じゃどうも失礼します」
相談者「ありがとうございました。すいません」
加藤諦三、今日の一言
「自分が良い人になりながら自分の要求を通すことはできません」
起稿者感想
「お為ごかし」という言葉は死語・廃語なんだろうか。
こういう人が身近にいるとかなり厄介。
じゃ、あんたやれば?と言うと「(私の要求を叶えないあなたは)利己主義だ」と言ってくる。










