みしまのお寺めぐりの会 ブログ vol.2

みしまのお寺めぐりの会が開催する お寺めぐりウォーキングの活動記録です。
平成25年8月より更新中。

第110回 妙隆寺・受法寺 ~谷田の寺院で日蓮さんの教えを体感する~

2017年07月24日 | 日記

H29.1.28(土) 谷田 妙隆寺(日蓮宗)・受法寺(日蓮宗)

 

13:00 みしまのお寺めぐりの会事務所に集合。暖かい日でした。

広津ガイドから、妙隆寺・受法寺の概要について学習しました。

13:20 事務所を出発し、妙隆寺に向かいました。

13:35 妙隆寺に到着しましたが、ご住職様急なご用事とのことで、境内拝観となりました。

13:45 受法寺に向かう途中、谷田城の跡地を訪ねて歩きました。

14:05 受法寺に到着しました。

本堂にあげていただき、お題目の唱和の後、ご住職のお話をお聴きしました。

創建は、1657年第4代将軍家綱公の代に、谷田の大川五郎兵衛が父の受法院日賀の供養の

ためにお堂を建て受法寺とした。玉澤妙法華寺の第21世日叙上人を開山に迎えたとのお話。

お堂を建てるのは、最高の親孝行であったそうです。

本尊は、釈迦牟尼仏で、宗派は、日蓮宗です。

本堂は、徳川家康の第10子紀州大納言徳川頼宣公が、妙法華寺に寄進した千佛堂を大正4年に、

妙法華寺に懇請して、当寺に移築して本堂とし、今までの本堂は庫裏として改装しました。

正面と屋根に葵の御紋刻まれています。


ノーベル賞を取った人が言っていた言葉「失敗したときに、喜ぶ」

 ・感謝の気持ちを持ち、ありがとうを言いましょう。

 ・幸せは自分が作っていく

      諸悪莫作(しょあくまくさ) ありとあらゆる悪を作(な)さず

      衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)ありとあらざる善きことは身をもって行い

      自浄其意(じじょうごい)   おのれのこころをきよめん

      是諸仏教(ぜしょぶっきょう) これ諸仏のみ教えなり

 ・日蓮宗では、荒行がある

      11月1日から翌年の2月10日まで法華経寺で行っている。

      3時から3時間ごとに水をかぶる。

14:55 住職様のお話し終了後、境内・お墓を見学。本堂の葵の御紋を拝見しました。


小高い丘から見た富士山は絶景でした。

スタンプ終了後、解散。


第109回 成真寺 ~新年を迎え成真寺にて初春を寿ぐ~

2017年07月24日 | 日記

H29.1.14 大社町 成真寺(真宗大谷派)

 

13時00分 お寺めぐりの会事務所に集合しました。

新春初めの暖かい日になり、みなさん和やかにあいさつを交わしました。

13時15分ごろまで事前学習をし、成真寺さんに向けて出発しました。

13時30分ごろ、成真寺さんの北側山門に到着。

「カリヨンの鐘」を鳴らしていただき、その中、山門を進みました。

本堂に入らせていただき、20名が椅子に座らせていただきました。

本堂中央には、本尊の紫雲如来といわれる阿弥陀様がおられみなさんを暖く見守っておられました。

住職様からお寺様の由緒についてお話しいただきました。

親鸞聖人のお導きによって、浄土真宗となり「箱根神社」から阿弥陀如来様と薬師如来様を交換しました。

戦国時代に兵火を避けるため、本尊は境内に埋められましたが、兵火が収まった後、本が埋められた

場所から紫雲が立ち上がったといわれ、その後「紫雲阿弥陀如来」といわれているそうです。

開山堂には、明治初年神仏分離令により箱根神社から、薬師如来様がお戻りになっておられます。

三島にお寺が多い理由は、国府があったことから、寺社は国分寺を中心に、神社は三島大社を中心に

まとめられたと考えられるとのことでした。


前住職様からもお話しいただきました。

釈尊のお教えは「諸行無常」(うつりかわり)「諸方無我」(ゼロ)を旗印としている。

宗派は、薬師如来は東方極楽浄土、阿弥陀如来は西方極楽浄土、大日如来は宝厳に分けられる。

大地の恵みに「ありがとう」!

川村ふでさんは、朝、目が覚めてくださった。腕が動いてくださった。足が動いてくださった。

おかげさまじゃのうと感謝している。阿弥陀様のような人間になりたいと思っている。

14時30分に本堂を退出し、境内の開山堂徳利のお墓などを見学しました。

 

 

14時40分ごろ成真寺を辞し、事務所に向かいました。

14時50分から事務所で「新年のあいさつ」を行い、お互いの懇親を深めました。

15時30分閉会しました。


第108回 禅叢寺 ~鐘楼の山門を拝観し秘仏の御利益に思いを寄せる~

2017年07月21日 | 日記

H28.12.17(土)コース 玉川 禅叢寺(臨済宗妙心寺派)

 

13時、三島広小路駅集合

受付ののち、広津さんから本日の禅叢寺や愛鷹神社の説明を受け、故郷ガイドもされている

山本さんの案内で、禅叢寺に向かう。

源平川のせせらぎの中を歩き、水の苑緑地でしばし休憩。

雲一つない秋晴れのなかくっきりと姿を見せている富士山を眺めながら、愛鷹神社に向かう。


愛鷹神社の御神体は愛鷹山だそうですが、ここでは『あいたか神社』と呼ばれているそうです。

本殿内には精巧な彫り物の神像があるそうです。

今日は残念ながら拝観することはできませんでした。

愛鷹神社のすぐわき、崖の下に駿河の国と伊豆の国の境といわれる境川があり、

水量も豊富で勢いもある清流に感動しました。


禅叢寺の鐘楼門は三島市指定文化財といわれるだけあって、入母屋造りの茅葺屋根の門は

歴史と重厚さが感じられました。

前回は山門についての詳しい説明とさらに上がらせていただきとても感動した記憶があります。


御住職は、早速先ほど訪ねた愛鷹神社について七言絶句の漢詩を紹介しながら説明をしてくだ

さいました。

鳥居を新しくする際に鳥居に書かれた碑文(妙心寺派になって最初の和尚醍珍の書)を解読された

そうで、今回私たちに説明してくださいました。

 

玉川の神様は、鶴になって舞っていて、平和の訪れをもたらしてくれるという意味が書かれているそうです。


昔は玉川の禅叢寺から愛鷹神社まで一本の道で結ばれていて神社と寺の間は松がおい茂り、花がさきみだれていたそうです。

いまでも正月の初詣の際には、玉川の人たちは神社に参詣しそのあとお寺にお参りするそうです。

「玉川に過ぎたるものが二つある、愛鷹神社と寺の門」と白隠禅師のたとえをもじって、神社を宝物、玉川の誇りとされているようです。


次に掛け軸を見せていただきました。

破れた衣を身に着け、足の爪が伸びているお釈迦様の絵が描かれた掛け軸。


12月8日はお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開かれた日だそうです。

「生老病死」を抜け出すために6年間山の中で苦行を行いそれでもどうにもならず山を下りて菩提樹の下で座禅し、12月8日の明け方に一つの真理にたどり着いたということで、今でもその日を記念して12月8日この掛け軸を掲げて寺では「成道会」というお祭りをするそうです。

今年も行われたそうですが、12月17日に訪問する予定だった私たちのために掛け軸をしまわずに披露してくださいました。


もう一本の掛け軸はつい最近表装されたというもので、「幽鳥弄真如」という文字がかかれ、鳥もお釈迦様の言葉をさえずっているという意味の様です。

来年は酉年なので、鳥のさえずりに是非耳を傾けてみたいと思います。

寺の本尊は「宝冠釈迦如来」で運慶作といわれる秘仏だそうです。

130年に一度公開されるそうですが、来年の御彼岸の間に、秘仏が公開されるそうです。

ぜひ拝見してみたいと思います。


盛りだくさんのお話でしたが和尚さんの巧みな話術につい引き込まれてしまい、あっという間でした。

本堂にお邪魔すると温かいお茶を用意してくださっていました。街中を散策しながらの訪問でしたから、道中の渇きが癒されほっとしました。ご住職の温かいおもてなし本当にありがとうございました。


第107回 法善寺 ~市の山名刹を訪ね住職様のお話を聴く~

2017年07月19日 | 日記

H28.12.3(土)コース 市の山新田 法善寺(日蓮宗) 

 

1300 三島市観光協会前に集合し、事前学習を行いました。

1315 三島駅前5番乗り場から元箱根行のバスに乗り、市の山へ。

1340 市の山に到着。

 

そこから5分ほど歩いて法善寺に向かいます。

1345 法善寺到着。



まずは、ご住職に合わせてお経を唱えました。

お話は、玉沢妙法華寺の歴代貫主の寺であることの説明、仏教伝来の歴史、聖徳太子の「和をもって

貴しとなす」から始まり、お経の中で大切な部分である「相」「性」「体」「力」「作」「因」「縁」

「果」「報」「本末究竟」等の意味を説明されました。

 

ご住職は、長い間海外各国で布教活動をされていたそうです。

いろいろなお話の中でもインドのカレーのお話は面白く、現地のカレーは辛いというより痛いそうですが、

食べ慣れると、毎食でも食べたくなるとのこと。

おかげで、ご住職の花粉症とぜんそくが治ったそうです。

 

この後、『世界に一つだけの花』の歌詞が配られました。

ご住職がこの歌詞を初めて読んだ時に、仏教の教えが書かれていると驚かれたそうです。

「人は一人一人違って当たり前」「もともと特別なオンリーワン」「世界の全ての人々が、お互いを認め

合えば、戦争も人種差別もなくなるはず」と前置きをして、ご住職は、突然ギターを持ち出し、皆さんで

ご一緒にと歌い始めました。

 

徐々に参加者の歌声も大きくなり、一つとなって本堂に響き渡りました。

2番の歌詞まで歌いきった時、全員から大きな拍手が起こりました。

 

最後にご住職から、「いろいろな事があるけれど、一人一人の違いを認め合い、

自分らしく生きる自分自身になればいいんですよ」との言葉をいただき、楽しく

心温まる時間が過ぎました。

 

1500頃、ご住職に見送っていただく中、お寺を後にしました。


第106回 定輪寺 ~飯尾宗祇法師」の菩提寺を訪ねる~

2017年02月01日 | 日記

H28.11/19(土)コース 裾野市 定輪寺(曹洞宗)

 

12時30分 三島市観光協会集合し、12時50分まで広津ガイドによる事前学習を行いました。

13時00分 三島駅バス2番線から富士急シティ―バス乗車し、裾野へ向けて出発しました。

 

13時20分 裾野駅前で降り、徒歩にて定輪寺へ向かいます。

西に向かってゆるやかな坂を下り、黄瀬川に架かる橋を渡りました。

途中石造物や、石碑がありました。

 

 

14時00分 桃園山定輪寺に到着しました。

歴史が感じられる古くても威厳のあるお寺です。

11月にも関わらず、寒桜がさいていて良かったです。

到着を告げ、本堂にあげていただきました。

住職様、体調がすぐれないとのことでしたので、広津ガイドによる学習をしました。   

お寺の概要のパンフを配布しました。

 

定輪寺は、現在曹洞宗(1440年改宗)のお寺ですが、当初真言宗のお寺として807年開山しました。

古今伝授の飯尾宗祇(室町時代の連歌師)の菩提寺として有名です。

飯尾宗祇は、1502年箱根湯本で没し、定輪寺に葬ってほしいという宗祇の遺言で埋葬され、そばに一本の松が植樹されました。

宗祇は50才のころ、三島市の願成寺で東常縁から古今集の奥義を伝授されました。

 

14時30分 スタンプ後、境内の飯尾宗祇のお墓などを見学しました。

 

 

山門には二体の仁王様があります。

 

 15時00分 裾野駅に徒歩で向かいました。