3月10日「モーツァルトに会いたい3・モーツァルトマニアック」の
当日のプログラムノートの一部を以下に。
3曲目は、演奏会で弾かれることは、まずないと言っていい曲「指の練習KV626b/48」です。
モーツァルトは、作曲家として生計を立てる以外に、ピアノ教師としても生活の糧を得ていました。
これは、ピアノ教師としてのモーツァルトが残した、ほとんど唯一の教材です。
面白いことに、細かい音符(16分音符)のすべてに、指使いの数字が書き入れてあります。
モーツァルトの場合、他に指使いが書き入れてある曲はほとんどありませんので、これはたいへん貴重なものです。
今回、この指使いで弾いてみて、一般的な現代の私達が使う指使いとはかなり違う、特異なものに私自身驚きました。
ですが、そこから読み取れることがいくつかあります。
―― 少し専門的な話になりますが、モーツァルトは、細かい音符をすべてポリフォニック(複数の声部)なハーモニーとして捉えていたこと、また、連続する16分音符を4つづつアーティキュレイト(区切る)していたことなどが読み取れます。
―― 難しい話はさておき、練習曲ではあってもさすがモーツァルト、響きがとてもきれいです。
曲の最後は、まだまだ続くように書きさしのままなのですが、今回は、一応曲を終わらせたいので、一音だけ私が音を変えて弾きます。
・・・・
コメントは、明日に。
今日は、母の容体がやや回復、
病院より車椅子で一時帰宅ということで
つかれはてましたー。
当日のプログラムノートの一部を以下に。
3曲目は、演奏会で弾かれることは、まずないと言っていい曲「指の練習KV626b/48」です。
モーツァルトは、作曲家として生計を立てる以外に、ピアノ教師としても生活の糧を得ていました。
これは、ピアノ教師としてのモーツァルトが残した、ほとんど唯一の教材です。
面白いことに、細かい音符(16分音符)のすべてに、指使いの数字が書き入れてあります。
モーツァルトの場合、他に指使いが書き入れてある曲はほとんどありませんので、これはたいへん貴重なものです。
今回、この指使いで弾いてみて、一般的な現代の私達が使う指使いとはかなり違う、特異なものに私自身驚きました。
ですが、そこから読み取れることがいくつかあります。
―― 少し専門的な話になりますが、モーツァルトは、細かい音符をすべてポリフォニック(複数の声部)なハーモニーとして捉えていたこと、また、連続する16分音符を4つづつアーティキュレイト(区切る)していたことなどが読み取れます。
―― 難しい話はさておき、練習曲ではあってもさすがモーツァルト、響きがとてもきれいです。
曲の最後は、まだまだ続くように書きさしのままなのですが、今回は、一応曲を終わらせたいので、一音だけ私が音を変えて弾きます。
・・・・
コメントは、明日に。
今日は、母の容体がやや回復、
病院より車椅子で一時帰宅ということで
つかれはてましたー。