陽だまりに寝転んで~みるくとママの陽だまり日記より~

ミニュチュアダックス、みるくとこころの日常とちょこっとハンドメイド日記

2006年12月13日 | わんこ

昨日 2006年の世相を表す漢字が

と発表された。

いろいろな事件、事故によって、大切な命が奪われた。

そして、いじめをはじめとして、自ら命を絶つ人も・・・

墨で大きく書かれた文字を見て

考えて欲しい。

ひとりにひとつしかない命。

一度絶ったらもう二度と戻ってこない命。

大切な、大切な命について・・・・

時を同じくして、「ポチタマのまさおくん」が病死したというニュースが

いつもほっと癒されていた。

けっして、すっかり躾をされたおりこうさんでない、おおらかな性格のわんこを見て。

家と同じだなぁ~なんて^^

なんだかほっとしながら、時には大笑いしながらTV見ていた。

7歳なんて早すぎるよね。

身近にいらっしゃった方はどんなに悲しんでいることか・・・・

TVでしか見たことのない私だって、こんなにショックなんだから・・・

癌なんてきっと苦しかっただろうと思う。

きっと楽になったよね。

天国で思いっきり駆け回ってほしいな。。

そんな命に関わる想いから、先代犬のシェルティ犬 

ジュディのことに想いが・・・

今日、動物病院へ みるくの膀胱炎の診察に行ってきた。

膀胱炎はよくなってきていてほっとした。

つい、先生とみるくのことでなく、先代のわんの話をした。

ご夫婦で仲良く、時には治療について意見を交わしながら

診察をしてくださる先生たち。

先生たちにとっても、きっと忘れられないでいてくれるであろう犬。。。

もともと、免疫力が弱かった。持って生まれたものだったのだろう。

アレルギー性湿疹をはじめとして、乳腺腫瘍、卵巣嚢腫、心臓、腎臓も弱く

そして足首にも悪性腫瘍が・・・

そして8歳のとき 乳び胸という胸にリンパ液のたまる病気を発病した。

たまった液に心臓も肺も圧迫され、息が苦しくなる。

いつも荒い息をしていた。

先生は言った。

「にじみ出てくるリンパ液を止めなくてはいけないが

ここでは出来ない。大学病院を紹介しましょうか?

でも、かといって成功するとは限らない・・・」

一旦連れて帰る車の中で、私は泣いた。

なぜなんだろう?どうしてこの子ばかり・・・・

大学病院での診察を決心した頃

先生が大学病院の先生からある処置の方法を聞いてくれた。

「その方法でしたらこちらで処置できます。

治療ではないけれど今の状態からは楽になれる。

でもその処置で生きられた子で長くて一年半です。」

との先生の言葉・・・

私たちは一縷の望みにかけた。

Judy4

そこから4年に渡るジュディの闘病生活が続いた。

なんども命に関わる危険もあったけれど

1年半といわれた命を4年も生きてくれた。

先生が言った。

「飼い主さんの生きて欲しいという気持ちと

ジュデイちゃんの生きたいという気持ちがここまで頑張らせたのだろう」と・・・

私は、

「先生方の気持ちもです」

と答えた。

処置には、週に1度、1回に30分から1時間かかったけれど

その間診察台のうえでジュディはいつも静かに横になっていた。

先生が「はい!終わり」と言うまで・・・

「本人が治療に協力的だからこうして出来る。きっと楽になることを知っているんだね。」

といつも先生が言った。

生きたいという気持ち そう誰だって 持っている。

病気に侵され不自由な生活を送りながらも

まるで病気なんて知らないわ!

と言うように生きてくれたジュディ。

ジュディがいなくなった時、私たち家族にどんな悲しみが襲ったか・・・

こうして書いていても涙があふれてくる。

小さな頃から兄弟のように育った息子や娘に

命がどんなに儚いか・・・そして大切かを教えてくれた。

今でも大切な家族。

ジュディが亡くなってから どんな小さいものにも命がある

そんなことを よく考えるようになりました。

ジュデイが亡くなったとき

もう2度と犬は飼わないと思っていました。

寂しさが募り、また飼いたいと思ったとき

ジュデイのことを忘れてしまうのではないかと迷いもしました。

でも、みるくの様子を見るたびにジュディのことを思い出す。

あの子はこうだったな。って

けっして、忘れることはありません。

ジュデイの思い出と

今はみるくがいることが私たち家族の幸せです。

命という言葉を見て思い出しつい長々と書いてしまいました。

ここまでお付き合いくださったかたありがとうございました。