ジョハリの窓のMiruba

ジョハリの窓のmiruba 開かれた自己・隠された自己・己は気が付かない人は知る自己・誰も知らない自己あなたの恋の窓は?

『パリの街の<門>のお話』1

2017-06-25 | Weblog
パリには5つの<門>があります。 ①凱旋門 ②カルーゼルの凱旋門 ③サンドニ門 ④サンマルタン門 ⑤新凱旋門 これらをご紹介します。 まずは世界的にも有名なシャンゼリゼ通りの根元にある広場にそびえている①の凱旋門からご紹介します。 もう皆さんご存知でしょうし行ったことがおありになるか方も少なくないでしょう。 また競馬の世界ではパリ郊外シャンティイ競馬場で行われるの凱旋門賞(G . . . 本文を読む

『mirubaのカクテル小説辞典』Fのカクテル

2017-06-21 | Weblog
『mirubaのカクテル小説辞典』Fのカクテル 「青春への決別」 差出人の無い、ほんのり薄紫の封筒が郵便受けに入っていました。 玄関に入りながら封の端を少しずつ破って中身を取り出します。 何故かペーパーナイフで切るのももどかしい気がしたのです。 「元気ですか?すっかりご無沙汰しています。」 やはり、あの人の字でした。 先日メールを送ったばかりでしたので、「手紙を書くくらいならメー . . . 本文を読む

「僕の秘密」・・物事の本質は目では見えない

2017-06-19 | Weblog
「僕の秘密」・・物事の本質は目では見えない (Voici,mon secret.L’essentiel est invisible pour les yeux)by サンデグジュペリ 金曜日 パリも気持ちの良いシーズンだ。 窓を通る風が心地よい。 ベランダの花々に水をやる。 私はアロマテラピーとリフレクソロジー・フットマッサージのサロンを自宅アパートでやっている。 事故で目が不自 . . . 本文を読む

『Mirubaのカクテル小説辞典』Wのカクテル物語

2017-06-18 | Weblog
「ふたつの手のぬくもり」 啓介は成田から千葉にある自宅に帰った。 会社に戻ろうかと思ったが、既に退社時間は過ぎているし、報告は休日明けの月曜日でいいかと思った。 啓介は冷却装置を販売する会社に勤めている。大きな会社ではないが、販路は世界中にある。 語学に強い啓介は常に海外出張に明け暮れていた。 今回イギリスでの交渉が成立し、達成感があったが、成功をねたんで嫌味を言う同僚や手柄を横取りす . . . 本文を読む

『mirubaのカクテル小説辞典』Zのカクテル

2017-06-11 | Weblog
『ZAZA』の恋 私Amyエミー、よろしくね。 私のCollegeコレージュ(中学校)Lyceeリセ(高校)の時の友人にISABEIIEイザベルという女の子がいたの。 美人と言うのではなかったけれどエキゾチックな顔立ちで男の子にもてる女の子だった。 付き合っている彼氏をイザベルに盗られたと、涙の女の子が何人もいて、いつからかZaZaザザと言うあだ名がついたの。 でもザザはそのあだ名が気 . . . 本文を読む

『Miruba の カクテル小説 辞典』 Bのカクテル

2017-06-04 | Weblog
「凍りかけた心のなかに」 バスを降りるとそこがもう霊園の入り口だった。所々に島影を持つ海の景色が美しい。 風は涼しいが、太陽は初夏の輝きを放ち、まだ朝だというのに洋服から出ている手の甲をジリジリと焼くような強さだ。 若葉が一斉に成長をはじめて柔らかなライトグリーンから濃い色へと移ろうとしている。 カラリとした空気が心地よい。今年の梅雨は遅いのかしら。青空を仰ぎ見た。 霊園入り口の売 . . . 本文を読む