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ごく最近になってやっと解明が進んだ10のミステリー

2014年11月17日 | 世界びっくりニュース
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 人類の歴史は常に探求の物語である。私たちは、残された多く の謎の解明に全力で取り組んでいるが、その半分も解明に至ってはいない。科学者や歴史家は未解決の謎に挑むべく、今日もどこかで全力を注いでいる。そして最近になってようやく解明の糸口が見えてきたものがあるようだ。

 ここではそんな10の解明が進んだ謎についてみていくことにしよう。

10. 失踪したフランクリン遠征隊


 1845年、イギリスのジョン・フランクリン海軍大佐は北極海探検航海の総指揮を任されていた。彼が航海に使用した船は多くのメディアに取り上げられ、多くの資金を獲得する事に成功し、盤石の態勢で航海へと旅立った。しかし、北極に入った直後、129人を乗せたフランクリン遠征隊の船とその乗組員は忽然と姿を消してしまった。

 それから数年の月日が流れ、探索隊が辿った恐ろしい航海の記録が少しずつ紐解かれていった。1859年、捜索隊がキングウィリアム島に積み上げられた石の下で二つのノートを発見したのだ。

 一つ目のノートには船が氷に捕らわれ、身動きが取れなくなった為、地上に降り冬を越す事を決めたことが書かれていた。二つ目のノートには船が完全に捕らわれてしまい、乗組員数名が謎の死を遂げた事。そして、その死者の中にジョン・フランクリン海軍大佐も居た為、残りの乗組員は北の安全地帯を目指し歩む事を決めたという事が書かれていた。

 その後の痕跡を辿ると、乗組員は全員助からなかった事が分かった。捜索隊が見つけた遺骨にはのこぎりで切り取られた後があり、恐らくお互いの人肉を食べて生きながらえていたのではないかという事が推測された。

 1880年にこの地域がカナダ領になるまでは船の捜索が続けられたが、つい最近の2014年の9月になって、やっと一つの船が見つかった事が発表された。しかし、これはフランクリン大佐の本船ではなく、探索隊の一隻でしかない事が分かっている。この探索隊の一隻を皮切りに今後もフランクリン遠征隊の謎の死と本船の所在が明らかにされる事であろう。

9. エジプトの小さな戦争兵器-象(ゾウ)―


 紀元前217年、エジプトのプトレマイオス4世はセレウコス朝の君主アンティオコス3世に対して戦争を挑み、二つの軍隊は紀元前217年7月、ラフィア地区(現・ガザ地区)で血を流し合った。両軍は共にある共通の兵器を持っていた。巨大なる動物、象である。古代ギリシアのポリュビオスは戦争に使用された象について「非常に獰猛で、その牙を使い多くの兵士を惨殺していた」と説明している。またポリュビオスによると、実際に戦争に挑んだ物の多くはアンティオコスの巨大なインド象に戸惑い、恐怖により逃げまわったとされている。

 歴史家はこの発言に困惑した。アフリカの象はインド象を含める「アジア系」の象よりも大きいので、アフリカ象を使用していたエジプト側のプトレマイオスの象の方が大きかったはずなのだ。これに対して幾つかの説が過去に上がった。例えばプトレマイオスはアフリカ象を入手できなかった為、小ぶりのアフリカ・フォレスト象を代わりに仕入れていた、といった説がその一つである。しかし、新しい説では単純に「ポリュビオスは間違っていた」と言われている。

 新説によると、エリトリア国の象(エジプト側の象の先祖)を調べてみたところ、アフリカ象の方が大きかった可能性があることが分かった。つまりポリュビオスは戦争に参加はしていなかった為、人伝に聴いた話から「インド象の方が大きかった」という想像をしてしまったのだ。実際はアフリカ象(プトレマイオス側)の方が大きかったというわけだ。

8. 月の裏側


 1959年、ソビエト連邦ルナ3号は月の裏側を世界で初めてとらえた。この時人類に衝撃を与えたのは月に「海」が存在しなかった事だ。「月の海」と呼ばれる、濃い色の玄武岩で覆われた月の平原は地球から月を見た時には月の大部分を覆っているが、月の裏側の面積ではおよそ2%程度しか存在しなかったのだ。そこで謎が生じた。

 何故月の裏側には月の海が少ないのか?という物である。この謎は50年もの間解明されなかったが、天体物理学者ジェイソン・ライトはこの謎を解いたと近年発表した。

 当時より月は地球に火星の大きさの隕石が衝突したことによって生じた「親子説」が存在していたが、この衝突の際に生じた熱が月の海を作り上げたのではないか?というのがジェイソン・ライトの説である。まず大前提として、月は地球よりもサイズが小さい為、その時の熱を放出する速度も地球に比べて早かったはずである。しかし地球は熱を帯びたままなので、地球を向いた月面は熱を保持出来たのではないだろうか?

 結果として地球を向いた方の月面はマグマが保持され、玄武岩による平原が出来上がり、地球を向いていない方の月面は急速に冷え、月の海が生成されなかったのではないかと言うのが新しい説である。

7. 詩人ホメーロス「オデュッセイア」に書かれた謎のメモ


 詩人ホメーロスの書いた古代ギリシアの長編叙事詩「オデュッセイア」の本に書かれたメモは150年もの間謎に包まれていた。メモはこれまで見たこともない謎の言語でオデュッセイアの至る所に書かれていた。19世紀中盤に書かれたメモ書きではないか、という説はあったものの、インターネットが登場するまでこのメモ書きは謎のままであった。

 近年になり、コレクターのM.C.ラング氏はインターネットにこの謎のメモを掲載し、解明に100万円の懸賞金をかけた。そしてついにその謎が明かされることとなる。

 今年の初めにイタリアのダニエーレ・メティリとギウラ・アセッタの二人に賞金が手渡された。彼らの発見によると、この謎の文章は18世紀にフランスのアマチュア翻訳家であるJean Coulden de Thevenotがオデュッセイアを翻訳しようとした時に書いた速記だという事が判明したそうである。

 この解明には恐ろしい程の努力の積み重ねがあったようだ。グーグル・ブックからギリシア語やペルシアのオンライン図書館へアクセスし、やっと糸口がつかめたという。彼らは「なんと素晴らしい時代に生まれたのでしょうか!」と喜んでいたようだ。

6. 海が発する謎の音「オーシャンクワック」


 50年ほど前、南極海を探索していた潜水艦が謎の音をエコーで拾い上げた。その音を聞いた人々は口を揃えて「アヒルがガーガーと鳴いている音のようだった」と説明していたそうだ。勿論南極海にアヒルが居るはずもない。数多くの潜水艦から怪音情報がもたらされたため、科学者らはこの謎の解明に取り組んだ。

 船が引き落とす音だという説や、魚の群れが起こしている音ではないか、という説もあったようだが長い間特定できなかった。唯一の手がかりは「南極海の冬・春」にしか発生しないという事だった。


Mysterious Duck Like Ocean Sound Source Revealed Video LiveScience 2

 しかし、今年に入りやっとその謎が説けたのではないかと言われている。科学者らの発表によると、謎の音はクロミンククジラによって発せられたものなのでは?ということだ。この発見をした研究チームのリーダー、デニース・リスチによると、クロミンククジラに音を収集する装置を付けて実験を行ったところ、音はこの生物によって発せられた物であることが判明したそうだ。

 この音を頼りに、クロミンククジラの生態を調べていく事も出来るそうで、近々、南極大陸に音を収集する装置が設置され、これでクロミンククジラの位置を調べる事出来るようになるそうだ。

5. ドイツ潜水艦U-26の墓場


 1914年、第一次世界大戦直後、海軍少佐エッジウルフ・ヴォン・ベルケッヒムはドイツ潜水艦U-26の総指揮を任されていた。ベルケッヒム少佐はその素晴らしい手腕で4隻の敵軍艦を沈めた。中にはロシア軍のパルラーダ装甲巡洋艦も含まれていた。

 1年後の1915年8月、潜水艦は30人の乗組員を乗せ、バルト海で忽然と消息を絶った。過去数年に亘り、U-26の消息に関する数々の説が浮上した。U-26は機雷によって破壊されたのではないかという説や、エンジントラブルにより沈んだのではないかという説である。だが分かっているのは「U-26の破片さえ見つからない」という事である。


Submarine U 26's discovery was confirmed June 2, 2014

 ところが今年、U-26の残骸がフィンランドの西側の海で初めて発見された。この地域一帯はドイツ軍の侵入を防ぐ為ロシア軍による機雷だらけだったのだ。つまり、U-26が機雷によって沈んだと言う説は正しかったのだ。

4. チリにある太古のクジラの墓場


 4年前、古いクジラの墓場がチリのアタカマ砂漠で発見された。パンアメリカンハイウェイの増築工事の途中であった。この墓場で化石として発見された40種類の動物が、何故ここで息絶えたのかという謎が科学者の間で大きな疑問として取り上げられた。


Science finally solves ancient whale graveyard mystery
 この謎を解明したのは、スミソニアン博物館の3Dイメージングの専門家達だ。彼らの研究によって40種の動物は一度に息絶えたわけではなく、2万年もの間に4回の大量死があった、という事が分かった。

 またチリの海域で頻繁に起こる水の華・藻類ブルームという現象によって生じる毒素によりクジラたちは全滅したのではないかと考えられている。この土地で藻類の痕跡が発見されている事から、その可能性は極めて高いのだ。

3. 消えた航空機、アンソン


 1942年10月、カナダブリティッシュコロンビア州のパトリシア湾で4人の乗組員を乗せたアブロ・アンソンという航空機が消息を絶った。カナダ空軍は捜索隊を総動員させ、乗組員を探しまわったが、71年もの間発見される事はなかった。アンソンはどこへ消えてしまったのだろうか?

 この答えは2013年に入るまで解明されなかった。林業のカンパニーがバンクーバー島でアンソンとその乗組員4名の変わり果てた姿を発見したのだが、その遺体の状態が悪かったせいで、今年5月に入るまでこの4人がアンソンの乗組員である事が確認できなかったのだ。遺体は現在コモンウェルス戦争墓地に埋葬されている。

2. ボシャム・ヘッドは誰の頭なのか?


 200年ほど前、170キロもある巨大な石で出来た頭部がイギリス・チチェスターで発見された。2013年10月になるまで、この頭部が一体誰のものであるかは謎のままだった。

 解明の切っ掛けとなったのは、考古学者がレーザースキャニング法を用いて行った実験である。この実験によりボシャム・ヘッドはローマ皇帝トラヤヌスの石造の破片である事が判明した。ボシャム・ヘッドは西暦122年に作られた物で、ローマ帝国の重要な石造の一部だったのだ。

 当時の科学技術では解析が不可能と思われていたボシャム・ヘッドだが、近代技術により彼の髪型や顔の輪郭からトラヤヌスの物である事が判明したのだ。歴史家によると、この石造は恐らくチチェスターに訪れた人々を歓迎する為に作られた石造ではないかと考えられており、ローマ領ブリタニアの入り口だという事を示す為に作られたのではないかと言われている。

1. サンタマリア号の現在地


 1984年、深海考古学者のバリー・クリフォードは世界で初めて沈没した海賊船「Whydah」を発見した事で注目を浴びたが、今年になりクリフォードは新たにサンタマリア号を発見するという偉業を成し遂げた。サンタマリア号は1492年にコロンブスが初めて大西洋横断航海の時に使用された最大の船である。

 クリフォード氏がサンタマリア号を発見する11年前にハイチの北部にサンタマリア号が沈んだ後にコロンブスが建てたとされる城壁の痕跡が発見された。コロンブスの日誌と城壁の位置から、クリフォードはピンポイントでサンタマリア号の位置を確認出来たそうだ。驚いたことに、クリフォードが発見したサンタマリア号は既に発見されていたのだ、それも自分たちの手によって。


Sunken ship off Haiti may be Columbus' Santa Maria

 クリフォード氏とそのチームは過去にこの船の残骸を発見し、写真撮影も行っていたが、何の船だか分からない為放置していたそうだ。今年に入り、この船の大きさや砲台からサンタマリア号で間違いない事が確認された。まさしく、今世紀最大の考古学における大発見で間違いないだろう。

おまけ:トール神のハンマー


 北ヨーロッパでは過去に1000個近いT字の「北欧神話のトール神」の物とされるハンマーを題材にしたアミュレット(首飾り)が見つかっている。ミョルニルのアミュレットと呼ばれるこの首飾りはトール神のハンマーの形を小さくしていただけ、と考えられていたが、デンマークの考古学者が新たな説を唱えた。このアミュレット自体がトール神のハンマーというものである。

 考古学者等は今年に入りコベレフで発見された銅製のミョルニルのアミュレットに「Hmar x is」と書かれているのを発見した。これは直訳すると「これがハンマーだ」である。

 神話ではハンマーに直接「これがハンマーである」という事が書かれているそうだが、このアミュレットがもしかしたら本当のトール神のハンマーなのかもしれない。

via:listverse

☆あんまり、研究しようと思うようなネタでもないしな!

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