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「なぜ一定確率で存在する?」左利きに関する驚くべき10の知識と研究

2014年09月19日 | 世界びっくりニュース
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 世界的に見てもその多くは右利きであり、ハサミから机まで、世の中は右利き用に作られている。左利きの人は不便を強いられていることだろう。左利きの人の割合は10分の1(8%~15%)とされている。また、男女別にみると女性より男性の方が圧倒的に左利きが多い。

 この割合は古今東西を問わずほぼ一定しており、左利きが生まれるのは文化・教育・食事など後天的要因によるものではないことが分かっている。しかし、何なぜ左利きが少数なのか、何故10%前後という一定した確率で左利きが存在するのか?そのはっきりとした理由はまだ分かっていない。

 ここでは、左利きにまつわる奇妙な事実を紹介しよう。雑学めいたものから、科学的根拠に基づいたものなど様々だ。

1. 左利きの人は精神疾患にかかりやすい?


 これまで左利きの人は大いに肩身の狭い思いをしてきた。最近の研究によれば、実はそこには理由があるのかもしれない。2013年、イェール大学の研究者ジェイドン・ウェブが精神病患者を対象としたアンケート調査を実施した。すると驚くべきことに、患者の40%が左利きだったのだ。人口全体の左利きの割合が10%程度でしかないことを考えると、相当な割合である。但し、別の研究ではそうした相関が見られなかったので、この件に関しては更なる研究が必要となってくる。

2. 大昔も左利きは少数派だった


 右利きが優勢になったのは割と最近になってからと思われがちだが、そうした傾向は50万年前の祖先にもあった。ネアンデルタール人が使用した道具で付けられた傷跡の向きを研究した結果、大多数が右利きの人間が使用していたことが判明した。

 この結果は、ネアンデルタール人はこれまで考えられてきたよりも我々人類に近いという理論を裏付けている。実は、近類と見られるゴリラやチンパンジーでは、右利きは5%でしかないのだ。

3. 左利きと言語の関係


 これほどまで極端に左利きが少ない動物は人間以外に存在しない。実はそれは言語に関係があると考えられている。大抵の人間の場合、言語機能が発達しているのは左脳である。ここでは考えを生み出すほか、それを他人が理解できるコミュニケーション可能な形に変換する機能を担う。同時に左脳は右半身の運動も司っている。つまり右利き派が優勢なのは、左脳優位を示しているのだ。しかし中には右脳において言語を発達させる人間もいる。こうした人間は左利きになる可能性が非常に高くなる。

4. 反時計回りの螺旋階段


 中世の城の内部にある螺旋階段は、守備しやすいよう時計回りに作られている。時計回りなら、守備兵は左手で中央の柱を掴み、身体を支えながら右手を自由に動かすことができる。

 ところが、スコットランドにある”カー”一族が治めたファーニーハースト城は一風変わっている。この一族は代々左利きの家系だったと言われている。そのためこの城にある螺旋階段は画像のように反時計回りに作られているのだ。このことから、左手が好きな人間を「カーハンド」と呼ぶようになった。

5. 人類は左利きに対して潜在的恐怖を持っていた?


 歴史は左利きの人に優しくなかった。左利きの人は利き腕を矯正されたり、「間違った」手を使ったという理由で罰せられることもあった。こうしたことは、単純にあるスタンダードに従わせたいという欲求に起因するものではなく、先天的な恐怖に根ざしたものなのかもしれない。

 ユタ大学で行われた実験では、被験者に地図上にある左右の町どちらかで地震が発生するから、避難するかどうか尋ねた。すると被験者は左の町で発生する地震の方により強い恐怖心を抱き、避難すると答えることが多かった。一説によれば、右側の脅威はより強い利き腕によって守りやすいため、右の脅威からは恐怖を感じにくいのだという。

6. 戦いに有利?聖書にある左利きの戦士の謎


 左利きの人間は戦いにおいて有利になる場合がある。これは歴史的にも知られてきたことで、例えば聖書にはベニヤミン族という左利きの戦士の一族の記載がある。彼らは投石具や弓に無双の腕前を誇っていた。

 そのような彼らが、なぜ左腕を主体とした戦いをするようになったのかについては諸説ある。一説では先天的に左利きが多い部族だったとい割れているが、この説は翻訳に問題があるとされている。つまり左利きの直訳「左手使い」とは、単純に”左利き”を意味するのではなく、戦いを有利にするため、文字通り右手を使わないよう訓練されていたことを意味するというのだ。さらには「ベニヤミン」とは「神の右手の息子」を意味するため、左利きのベニヤミン族を皮肉まじりに記したのだという説もある。

7. イギリス王ジョージ6世と左利きの子供の矯正


 左利きの子供に対する偏見によって、極端な躾がなされることがある。ズールー族の子供は左手でお粥を食べると、熱く熱したお粥でその手を焼かれることがあったという。20世紀のイギリスでも子供の左手を縛り付け、右手の使用を強要することがあった。何しろ左手の子供は傲慢になると考える心理学者がいたほどだ。

 王室においても例外ではなく、ジョージ6世は子供の頃、厳しく左利きを治された1人だ。しかし、これと同時に”どもり癖”まで対応しなければならなくなった。このことから、吃音と利き腕の矯正には関係があると見られるようになった。

 当時の説では、利き腕を矯正すると、右脳と左脳の優位性において混乱を引き起こし、ひいては吃音が発症すると考えられた。この理論によって利き腕の矯正は下火となって行く。今日では利き手の矯正によるストレスが吃音の原因だと考えられている。

8. チェザーレ・ロンブローゾのとんでも左利き理論


 ロンブローゾは犯罪学の父と呼ばれるほど高名な精神科医である。しかし、そのような人物でも偏見は捨てられなかったようだ。何しろ「男性は常に右利きであり文明や文化の担い手である。だが女性や野蛮人は左手の種族である。」と公言していたのだから。

 ロンブローゾの説では、脳には理論や理性を司る高次の部分と、より基本的な衝動や感情を司る低位の部分があり、犯罪者や狂人など左利きの人たちはこの低次の脳に支配されていると唱えた。さらに左利きの人が必ずしも悪人というわけではないが、左利き自体は「人類における最悪の特性」だとも述べている。

 彼は歴史的に左利きが少数派であることを指摘し、これは当時目新しかった進化論に基づく医学的な事実だと見なされた。そして驚くべきことに彼の考えは現代においても消えていない。1990年代になると、ロンブローゾの学説を基に、左利きの人は遺伝的疾患を持っている傾向にあり、寿命も短いと主張され始めたのだ。

9. 左利きの人の寿命が短いというのは迷信か?


 果たして左利きの人は本当に寿命が短いのだろうか? それを知るためにしばしば取り上げられる統計を見てみよう。

 1980年代後半から90年代前半にかけて2,000人を対象に実施された研究によれば、左利きの人は右利きの人よりも平均9歳若く死ぬそうだ。この調査を行った研究者は、これは世の中が右利き用にデザインされているからだと考えた。例えば左利きのドライバーが自動車事故で死亡する確率は、右利きドライバーよりも5倍も高く、その見解を支持しているかのように見える。彼らはさらにそれ以外の事故も検証し、左利きの人たちは右利き向けの世界の中で日頃から困難に立ち向かっていると結論付けた。

 しかし問題は、歴史的に見ると、左利きは右利きに矯正されてきており、そうした習慣が変わったのはごく最近のことだということだ。この研究では、亡くなった人がいる家族を調べ、その死亡時の年齢と利き腕を尋ねた。しかし調査対象となった人を考えれば、左利きはよくないものと考えられ、矯正されていた時代に育った人たちが大勢いたことは間違いない。

 したがって自分たちが左利き家系であってもそれを隠す可能性があったほか、そうした家系でも右利きと認識していた可能性がある。自身が左利きであると認める人は、利き腕を気にしなくなった若い世代に多い。そのため、そうした若い世代の死が全体を代表しているかのように見せているのだ。

10. 左利きは北斗の拳のような世紀末無法世界で生き残りやすい


 世界情勢は混沌としており、無法の世もすぐそこに迫っているかのように見える。人々は生き残るために、必死になって物を奪い合う。しかしここで、これまでさんざん言われた左利きの人に朗報だ。そのような無法の世の中で生き残りやすいのは、実は左利きの人なのかもしれないのだ。

 現在、総人口に占める左利きの割合は10%ほどだ。しかし一部の社会ではその割合は遥かに大きい。例えばベネズエラのヤノマミ族は1,000人中5人が殺害されるが、そこでの左利きの割合は23%だ。1,000人中3人が殺されるインドネシアのエイポ族では、27%が左利きだ。パプアニューギニアのジミ・バレーは1,000人中5.4人が殺され、13%が左利きだ。反対に西アフリカのジュラでの殺人発生率は1,000人中0.013人だが、左利きは3%でしかない。研究者によれば、こうした危険な社会における結果は生存率だけでなく、自然淘汰の結果でもあるそうだ。

via:listverse

☆俺も、幼稚園まで左利きだったのに、親に無理やり右利きにされてもた!

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