野生児とトマト

…おかしい。
…何かがおかしい。

菜園のトマトが赤くならない
G.W.に植えた蕪はそろそろ食べ頃
だと言うのにトマトはどうしたのだ？
そろそろポツポツと赤く実り始める頃
ではないか。
いつまで緑のつもりなのか…



…むむぅ？！
良く見ると菜園内に皮が落ちてる。


まさか、赤く実るそばから
何者かに喰われてる？
庭に離すとブルーベリーもキュウリも
食べ尽くそうとする腹ペコ生物が
確かに此処に…


「お前まさか今年から菜園のトマトも
　食べようってのか？」
「いや～犬はトマトは喰わんろ。。」
「じゃあ、狸でもいるんかなぁ…？」
…なぁ～んて両親と話していたのが
先週の話。。


ある昼下がり、
菜園内からキャイキャイと声が…。
菜園内に忍び込むは狸か猪か？
それともみかんなのか…

コソコソと母が菜園に近付くと、
なんと其処に見えたのは
トマトにかぶりつく孫の姿。
…はい、すみません。
トマトを食べる子狸は私の子供達
でした


そう言えば、
『実が赤くなったら自由に食べて
　良いよ』
と言った様な気も…

学校から帰ったら実家の菜園に
直行して、オヤツ代わりに
トマトを丸齧りだなんて…。
君達はホント野生児ですな。