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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 129-2】 Mickey Told the Broom : 「tell + 人 + 不定詞」 の表現に注目!!

2017-01-09 | DWE・歌詞分析 【イエロー】
ゆーくん、4歳 9か月 18日
あやちゃん、2歳 8か月 15日
DWE歴は、4年 2か月 4日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
"Mickey Told the Broom" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、魔法の帽子をかぶった ミッキーが、
ほうきに色々な命令をして、ほうきが指示通りに働く様子を描いた歌です

前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
  過去形(一般動詞・不規則変化) : Mickey told the broom to pick up the buckets.   など
  過去形(一般動詞・規則変化) : The broom picked up the buckets.   など
  tell + 人 + 不定詞 「(人)に~するように言う」 : Mickey told the broom to pick up the buckets.   など
  命令文 : Pick up the buckets!   など
  関係代名詞 what : The broom did just what Mickey said.   など


今回は、「tell + 人 + 不定詞」の表現 に注目したいと思います


歌詞で言うと――

     Mickey told the broom to pick up the buckets. 
     Mickey told the broom to go up the stairs. 
     Mickey told the broom to go to the well. 
     Mickey told the broom to fill up the buckets. 
     Mickey told the broom to bring back the buckets. 
     Mickey told the broom to pour the water. 


という部分で登場しています



「tell + 人 + 不定詞」 は、「(人)に~するように言う」という意味です。
中学校英語で、この表現と一緒に押さえておきたいと思う表現があるので、
今回、それらを取り上げたいと思います。

「tell + 人 + 不定詞」 という表現のように、
〔 主語 + 動詞 + 目的語 + 不定詞 〕 の形をとる表現は、中学校では、4種類登場します。

     tell + 人 + 不定詞  「(人)に~するように言う・伝える」
     ask+ 人 + 不定詞  「(人)に~するように頼む」
     want+ 人 + 不定詞  「(人)に~してほしい」
     would like+ 人 + 不定詞  「(人)に~していただきたい」



では、例文を挙げながら、詳しく見ていきましょう。

     tell + 人 + 不定詞  「(人)に~するように言う・伝える」

  「tell + 人 + 不定詞」は、「~するように言う」「~するように伝える」
  という和訳になることから分かるように、動作を命令するニュアンスがあり、強制力がかかる表現です。
  動作を依頼する表現ではなく、動作を命令する表現なので、使い方には注意が必要です。
  "tell" の後の目的語が代名詞のときは、目的格を用います。

  【例1】 Please tell him to call me by seven o'clock. (彼に、7時までに電話をするように伝えてください)

  【例2】 Shall I tell her to call you later? (彼女に、あとで電話をするように言いましょうか?)

  【例3】 I told you to go to bed, didn't I? (私は、あなたに寝るように言ったでしょ)

  【例4】 Tell her to come back as soon as possible. (彼女にできるだけ早く戻ってくるように言いなさい)




     ask+ 人 + 不定詞  「(人)に~するように頼む」

  「ask+ 人 + 不定詞」は、「~するように頼む」という和訳になることから分かるように、
  動作を依頼する表現です。
  "ask" の後の目的語が代名詞のときは、目的格を用います。

  【例1】 He asked me to help him with his homework. (彼は、私に宿題を手伝うように頼んだ)

  【例2】 He asked me to cook dinner today. (彼は、私に今日夕食を作るように頼んだ)

  【例3】 She asked me to open the door. (彼女は、私にドアを開けるように頼んだ)


  「tell + 人 + 不定詞」は、「~するように言う」「~するように伝える」というように、
  動作を命令する表現なので、意味の違いを理解して、使い分ける必要があります。
  高校入試や試験に、以下のような書き換え問題が出題されることがあります。

  【例1】 My mother said to me, "Get up at once." (母は私に「すぐに起きなさい」と言った)
      My mother told me to get up at once. (母は、私にすぐ起きるように言った)【命令】

  【例2】 The girl said to her mother, "Please read the book." (少女は母親に「本を読んで」と言った)
      The girl asked her mother to read the book. (少女は、母親に本を読んでくれるように頼んだ)【依頼】




     want+ 人 + 不定詞  「(人)に~してほしい」

  「want+ 人 + 不定詞」は、「(人)に~してほしい」という意味になります。
  "want" の後の目的語が代名詞のときは、目的格を用います。

  【例1】 I want you to study harder. (私は、あなたにもっと熱心に勉強してもらいたい)

  【例2】 Do you want me to help you? (あなたは私に手伝って欲しいですか?)

  【例3】 I want my father to buy a new racket. (私は、父に新しいラケットを買ってもらいたい)

  【例4】 He wanted the world to know the facts. (彼は、世界中の人々にこの事実を知ってもらいたかった)




     would like+ 人 + 不定詞  「(人)に~していただきたい」

  「would like+ 人 + 不定詞」は、「(人)に~していただきたい」という意味になります。
  "would like" の後の目的語が代名詞のときは、目的格を用います。
  「want+ 人 + 不定詞」の表現を丁寧にしたものと考えてください。

  【例1】 I would like you to come to our party. (私は、あなたにパーティーに来ていただきたいです)

  【例2】 I'd like you to speak more slowly. (もっとゆっくり話していただきたいのですが)






歌詞に戻ってみましょう

     Mickey told the broom to pick up the buckets. 
     Mickey told the broom to go up the stairs. 
     Mickey told the broom to go to the well. 
     Mickey told the broom to fill up the buckets. 
     Mickey told the broom to bring back the buckets. 
     Mickey told the broom to pour the water. 


     ミッキーは、ほうきに バケツを持ち上げるように言った 
     ミッキーは、ほうきに 階段を上るように言った 
     ミッキーは、ほうきに 井戸に行くように言った 
     ミッキーは、ほうきに バケツを満たすように言った 
     ミッキーは、ほうきに バケツを持ち帰るように言った 
     ミッキーは、ほうきに 水を注ぐように言った 
 


歌詞では、「tell + 人 + 不定詞」の表現が使われています。
この表現は、動作を命令するニュアンスがあり、
強制力がかかる表現だというのは、前述のとおりです。

依頼を表す「ask + 人 + 不定詞」の表現ではなく、
命令のニュアンスを表す「tell + 人 + 不定詞」の表現が使われていることで、
ミッキーが「ほうき」に、動作を命令しているということが分かります。


イエローの曲になって、登場する英語もだんだん高度になってきましたね






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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