ゆーくん、4歳 8か月 29日
あやちゃん、2歳 7か月 26日
DWE歴は、4年 1か月 16日になりました
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います
今回は、前回に引き続き、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
"If I Had the Sorcerer's Magic Hat" について取り上げてみます
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
この曲は、魔法使いの弟子 ミッキーが、
「もしも魔法の帽子を持っていれば、こんなことができるのに」と
想像する様子を描いた歌です
前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
仮定法・過去 : If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore. など
have to ~ : If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore. など
今回は、"have to ~" の否定形 に注目したいと思います
歌詞で言うと――
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to sweep the floor.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to wash another wall!
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work at all!
という部分で登場しています
"have to ~" は、後ろに「動詞の原形」を伴って、「~しなければいけない」という意味を持つ表現です。
【例1】 I have to sleep. (私は、寝なければならない)
【例2】 I have to be there. (私は、そこにいなければならない)
この "have to ~" 「~しなければならない」を否定形にするということは、
日本語で考えると、「~しなければならない "というわけではない" 」という直訳になります。
つまり、「~しなくてもよい」「~する必要がない」といった意味合いになることが分かります。
英語では、"do not [don't] " という否定語を使って、
"do not [don't] have to ~" という形で表現します。
また、この "don't have to ~" という表現は、
「助動詞 need (~する必要がある)」を使った "need not ~" という表現と
"don't need to ~" という表現と同様の意味で使われます。
ちなみに、「助動詞 need」は、否定文と疑問文で用いる助動詞です。過去形はありません。
【例1】 You don't have to tell it to him. 「彼にそれを言う必要はない」
≒ You need not tell it to him. (「それ」を彼が知っているかは知らないが、主観的に考えて、というニュアンス)
≒ You don't need to tell it to him. (「それ」を彼がもう知っているから話す必要がない、というニュアンス)
【例2】 You don't have to hurry. 「君は急ぐ必要はない」
≒ You need not be hurry. (主観的に考えて、というニュアンス)
≒ You don't need to hurry. (急がなくてよい客観的理由があるため、急ぐ必要はない、というニュアンス)
「助動詞 need」を使った "need not ~" の表現は、文語的な表現ですので、
"don't have to ~ " を使うことが多いです。
一般的に、「助動詞を使う表現は主観的」で、
「一般動詞を使う表現は客観的事実に基づく」という原則があります。
したがって、上の例文のように、
"need not ~" の場合は、「(主観的に)~する必要がない」というニュアンスがあるのに対して、
"don't need to ~" は、「(客観的事実に基づいて)~する必要がない」というニュアンスがあるようです。
では、曲の歌詞を見てみます
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to sweep the floor.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to wash another wall!
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work at all!
「もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、もう働かなくていいだろう
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、床を掃かなくてもいいだろう
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、壁を洗わなくてもいいだろう!
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、まったく働かなくてもいいだろう!」
この曲では、仮定法過去が用いられているため、
従属節の "have to ~" の否定形は、"do not [don't]" ではなく、
"would not [wouldn't]" が適用されています。
「~する必要がない」「~しなくてよい」という意味を持つ "have to ~" の否定形ですが、
同様の意味を持つ "need not ~" や "don't need to ~" も同時におさえておきたい表現です
最後まで読んでくださり、ありがとうございました
あやちゃん、2歳 7か月 26日
DWE歴は、4年 1か月 16日になりました
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います
今回は、前回に引き続き、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
"If I Had the Sorcerer's Magic Hat" について取り上げてみます
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
この曲は、魔法使いの弟子 ミッキーが、
「もしも魔法の帽子を持っていれば、こんなことができるのに」と
想像する様子を描いた歌です
前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
仮定法・過去 : If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore. など
have to ~ : If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore. など
今回は、"have to ~" の否定形 に注目したいと思います
歌詞で言うと――
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to sweep the floor.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to wash another wall!
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work at all!
という部分で登場しています
"have to ~" は、後ろに「動詞の原形」を伴って、「~しなければいけない」という意味を持つ表現です。
【例1】 I have to sleep. (私は、寝なければならない)
【例2】 I have to be there. (私は、そこにいなければならない)
この "have to ~" 「~しなければならない」を否定形にするということは、
日本語で考えると、「~しなければならない "というわけではない" 」という直訳になります。
つまり、「~しなくてもよい」「~する必要がない」といった意味合いになることが分かります。
英語では、"do not [don't] " という否定語を使って、
"do not [don't] have to ~" という形で表現します。
また、この "don't have to ~" という表現は、
「助動詞 need (~する必要がある)」を使った "need not ~" という表現と
"don't need to ~" という表現と同様の意味で使われます。
ちなみに、「助動詞 need」は、否定文と疑問文で用いる助動詞です。過去形はありません。
【例1】 You don't have to tell it to him. 「彼にそれを言う必要はない」
≒ You need not tell it to him. (「それ」を彼が知っているかは知らないが、主観的に考えて、というニュアンス)
≒ You don't need to tell it to him. (「それ」を彼がもう知っているから話す必要がない、というニュアンス)
【例2】 You don't have to hurry. 「君は急ぐ必要はない」
≒ You need not be hurry. (主観的に考えて、というニュアンス)
≒ You don't need to hurry. (急がなくてよい客観的理由があるため、急ぐ必要はない、というニュアンス)
「助動詞 need」を使った "need not ~" の表現は、文語的な表現ですので、
"don't have to ~ " を使うことが多いです。
一般的に、「助動詞を使う表現は主観的」で、
「一般動詞を使う表現は客観的事実に基づく」という原則があります。
したがって、上の例文のように、
"need not ~" の場合は、「(主観的に)~する必要がない」というニュアンスがあるのに対して、
"don't need to ~" は、「(客観的事実に基づいて)~する必要がない」というニュアンスがあるようです。
では、曲の歌詞を見てみます
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work anymore.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to sweep the floor.
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to wash another wall!
If I had the Sorcerer's magic hat, I would not have to work at all!
「もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、もう働かなくていいだろう
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、床を掃かなくてもいいだろう
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、壁を洗わなくてもいいだろう!
もし、ぼくが魔法使いの魔法の帽子を持っていれば、まったく働かなくてもいいだろう!」
この曲では、仮定法過去が用いられているため、
従属節の "have to ~" の否定形は、"do not [don't]" ではなく、
"would not [wouldn't]" が適用されています。
「~する必要がない」「~しなくてよい」という意味を持つ "have to ~" の否定形ですが、
同様の意味を持つ "need not ~" や "don't need to ~" も同時におさえておきたい表現です
最後まで読んでくださり、ありがとうございました