保健福祉の現場から

感じるままに

鳥インフルエンザの行方

2016年12月07日 | Weblog
朝日新聞「動植物園で鳥インフルの疑い 飼育のコクチョウ 名古屋」(http://www.asahi.com/articles/ASJD675QKJD6OIPE042.html)。<以下引用>
<名古屋市は6日、東山動植物園(千種区)で飼育していた雄のコクチョウ1羽に鳥インフルエンザの疑いがあると発表した。このコクチョウは同日午後8時55分に死んだのが確認された。感染ルートは不明という。今後、鳥取大学で国の確定検査を受ける。市によると、このコクチョウは、6日に元気がなくなったため、抗生物質を投与。同日夕に鼻汁が確認され、午後6時15分に簡易検査を実施したところ、陽性の結果が出たという。園は、国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、11月22日、こども動物園のアヒルとガチョウを屋内へ隔離するなど、警戒を強めていた。東山動植物園で屋外飼育されていたコクチョウは5羽。29日に雌1羽が死んだため、簡易検査を実施したが、陰性だったという。30日に残りの4羽を動物病院や検疫室に隔離していた。その後、12月3日に雄のコシジロヤマドリ1羽が、4日にはコクチョウ1羽がそれぞれ死んだが、いずれも簡易検査で陰性だった。園は同日、園内の「古代池」で野鳥と同居している5種47羽の鳥類をバックヤードに隔離した。愛知県は今後、同園のほか、園を中心とした半径3キロ以内で100羽以上飼育している家禽(かきん)農場2カ所に立ち入り検査を実施し、異常の有無を調べる方針。県によると、県内で鳥インフルエンザの発生が確認されれば、2011年に新城市内で発生して以来という。鳥インフルエンザをめぐっては、秋田県が11月15日、秋田市の大森山動物園で飼育されていたコクチョウ1羽の死骸から、簡易検査で陽性反応が出たと発表。同園は翌日から臨時休園となった。>
 
朝日新聞「鳥インフル、新潟県が殺処分終了 55万羽を処理」(http://www.asahi.com/articles/ASJD466QTJD4UOHB00B.html)。<以下引用>
<新潟県は4日、高病原性鳥インフルエンザが確認された上越市の養鶏場のニワトリ約23万6千羽の殺処分を終えたと発表した。同県では先に感染が確認された関川村の養鶏場と合わせて約55万羽が処分された。埋却処分は関川村で5日、上越市で6日までに終了する予定だ。米山隆一知事は4日、「順調なら年内に一応の収束をみる」と述べた。二つの養鶏場の周辺への感染拡大がないことが確認できれば、28日までに半径10キロ以内の鳥や卵の搬出制限、同3キロ以内の移動制限を解除する見通しを示した。>
 
環境省「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/)、農林水産省「鳥インフルエンザに関する情報」(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/)、官邸「鳥インフルエンザ関係閣僚会議」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/influenza/)の資料はチェックしておく必要がある。国立環境研究所が「国立環境研究所における高病原性鳥インフルエンザウイルスの全国調査」(https://www.nies.go.jp/kanko/news/34/34-4/34-4-05.html)、「日本における鳥インフルエンザウイルスの侵入リスクマップ」(https://www.nies.go.jp/whatsnew/2012/20121115/20121115.html)を発表しており、警戒は怠れない(特に侵入リスクが高い地域)。農林水産省「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/150909_hpai_guide.pdf)p33~にある、患畜又は疑似患畜は、病性の判定後「24時間以内に」と殺完了、「72時間以内に」焼却又は埋却の規定について、各自治体で円滑に対応できるかどうか、至急検証が必要である。以前の厚労省事務連絡(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/pdf/140418-01.pdf)では、「今回確認された鳥インフルエンザ(H5N8)が発生した場合においても、引き続き、「国内の鳥類における鳥インフルエンザ(H5N1)発生時の調査等について」(平成18年12月27 日付け健感発第1227003 号)及び「鳥インフルエンザ(H5N1)に係る積極的疫学調査の実施等について」(平成18年11月22日付け健感発第1122001 号)に基づく対応をお願いします。」とあるが、農場関係者や防疫作業従事者に対する問診、作業除外基準、感染防御、作業管理、予防投薬、経過観察体制等はどうなっているであろうか。以前の「鳥インフルエンザA(H5N1)」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/)、「鳥インフルエンザA(H7N9)」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html)の経験も活かしたい。それらは感染症法二類感染症であるが、それ以外の鳥インフルエンザ(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-21.html)は四類感染症であり、今回のH5N6によるヒト感染がないか、警戒が必要であろう。通常インフルエンザの流行時期と重なって少々厄介かもしれないが、疑われる鳥との接触歴などがあるインフルエンザケースでは、検体検査体制構築が必要と感じる。
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