保健福祉の現場から

感じるままに

見える化はポーズだけなのか

2016年11月02日 | Weblog
キャリアブレイン「公開データで回リハ病棟の開設余地を考える-データで読み解く病院経営(9)」(http://www.cabrain.net/management/article/49910.html)。<以下一部引用>
<前回、レセプト情報・特定健診等情報データベースの集計データ(第1回NDBオープンデータ)の活用法を紹介した。データを基に地域包括ケア病棟の開設状況などを比較し、目下の環境を知ることで、適切な危機感を持てるのではないか。このようなデータを読む力を養うことは、今後重要性が増すだろう。今回は、前回の最後で算定日数の都道府県比較を行った回復期リハビリテーション病棟(以下、回復期リハ病棟)について=図1=、自病院での開設余地を検討するケースを想定し、公開データの活用について考えたい。図1 回復期リハ病棟 65歳以上人口1人当たり算定日数の比較(濃:算定日数多、淡:算定日数少)厚生労働省第1回NDBオープンデータ、2015年国勢調査速報集計抽出速報集計を基に作成>

第1回NDBオープンデータ(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139390.html)が都道府県ごとに出ている。しかし、同一都道府県でも地域によって大きな格差があり、医療計画の一般的な入院・退院を考える「二次医療圏」単位で情報公開されなければ、役に立たない。そもそも地域包括ケアシステムにおける在宅医療は市町村主体と位置づけられているが、第1回NDBオープンデータ(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139390.html)での在宅医療データは都道府県単位のみである。厚労省「在宅医療の推進について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061944.html)の「在宅医療にかかる地域別データ集」では市町村別の居宅死亡割合や施設死亡割合をはじめ、在宅医療に関する市町村別の各種データが出ているのであるが、レセプトデータは除外されている。分析データがないわけではない。医療計画作成支援データブック(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000115654.pdf)の分析データを公開すればよいだけである。しかし、平成27年7月28日医政局地域医療計画課事務連絡「地域医療構想策定支援ツール等から得られる情報の関係者間での共有等について」、平成28年9月14日医政局地域医療計画課事務連絡「医療計画作成支援データブック【平成27年度版】の利用について」では、医療計画作成支援データブックのNDB分析データの活用は医療計画・地域医療構想関係者に限定され、NDB分析データ(生データではない!)の活用には「国が定める誓約書」による厳格な規制がかかっており、地域包括ケアを担当する行政職員すら閲覧できないでいる。「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-hoken.html?tid=129210)の資料「「レセプト情報・特定健診等情報の提供に関するガイドライン」の主な改正内容」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000135183.pdf)にあるように、レセプト情報等の提供依頼申出者の範囲に「市区町村」が追加されていることを踏まえ、医療計画作成支援データブック(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000115654.pdf)の分析データを、少なくとも行政職員に直ちに開放すべきである。また、分析データについて各種事業での一般公表を規制してはいけないであろう。政府の未来投資会議(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/index.html)の資料「成長戦略の課題と今後の検討事項」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai1/siryou4.pdf)p6医療・介護「国民皆保険の下で収集された膨大な医療データの利活用」とあるが、「未来」の話にしてはならない。「今スグ」である。
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