保健福祉の現場から

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延命治療

2017年02月13日 | Weblog
キャリアブレイン「終末期医療、救命の努力放棄に警鐘 集中治療医学会が治療方針で勧告 」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20170306123941)。<以下引用>
<日本集中治療医学会は、患者本人や家族の要望で心肺が停止しても蘇生を行わない「DNAR」について、その妥当性を患者と医療・ケアチームが話し合うことなどを求める勧告を出した。「救命の努力が放棄されている」と危惧されていることを挙げ、「DNAR指示にかかわる合意形成と終末期医療実践の合意形成は、それぞれ別個で行うべき」としている。終末期医療をめぐっては、医師によるDNARの指示で、治療などの基本を無視した安易な終末期医療が実践されていることや、必要な救命処置を行う努力を放棄しているといった懸念が出ていた。同医学会が行った終末期医療とDNARに関する調査でも、患者や患者の家族と話し合う際の方針について、医療・ケアチームで話し合いが義務付けられている施設は、全体の1割未満だったことが判明。DNARのマニュアルに関しても、7割近くの施設が「ない」と回答しており、DNARの指示が現場の裁量に委ねられている実態が浮き彫りになった。同医学会は公表した調査結果で、DNARの指示が蘇生行為以外にも適用される恐れを挙げている。後期高齢者(75歳以上)でADL(日常生活動作)が低く、感染症を繰り返す患者を例に挙げ、何度も苦痛にさいなまれている場合などはDNARが適用されることが少なくないことを指摘。「高齢者だから」「ADLが低くなることが予想されるから」といった理由で、「社会的弱者」と呼ばれる患者に適用が広げられることを懸念している。医療現場で安易にDNARの指示が出ることを防ぐため、今回の勧告で、▽指示は心停止時のみに有効である▽臨床倫理を扱う独立した病院倫理委員会を設置する▽指示にかかわる合意形成は終末期医療に関するガイドラインに準じて行う―といったことを記載。指示の妥当性についても「患者と医療・ケアチームが繰り返して話し合い、評価すべき」としている。>

NEWSポストセブン「病院で行なわれている過剰な延命治療の大半は家族の希望」(http://www.news-postseven.com/archives/20170210_491137.html)で「「チューブだらけになっての死は人間の尊厳を損ねているので、私は過剰な延命治療を問題にしてきました。しかし、仮に患者自身が拒否しても、家族が延命治療を求めた場合、医師が拒めば殺人罪で訴えられる可能性がある。一般の病院で行なわれている過剰な延命治療の大半は家族の希望によるものなのです」とあるが、延命治療中の年金額にも影響されているかもしれない。厚労省「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000079283.html)、日本老年医学会(http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/)「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン ~人工的水分・栄養補給の導入を中心として~」(http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/guideline/index.html)等が出て、現場では胃ろう造設は大幅に減った。しかし、中心静脈栄養が増えている施設も少なくない。日本創成会議「高齢者の終末期医療を考える ―長寿時代の看取り―」(http://bookstore.jpc-net.jp/detail/books/goods003835.html)のように、それぞれの地域において、「長寿時代の看取り」を考えなければならない。「在宅医療・介護連携推進事業について」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000102540.pdf)p12「(カ)医療・介護関係者の研修」、p13「(キ)地域住民への普及啓発」において、DNAR(do not attempt resuscitation)も含めた「人生の最終段階における医療」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/saisyu_iryou/index.html)(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000078983.pdf)の周知を図りたいものである。尊厳死法制化の行方(http://www.news-postseven.com/archives/20170209_491007.html)も気になるが、地道な取り組みこそが欠かせないであろう。そういえば、平成18年3月の事件(http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/15th/06-342.html)から10年以上経った。
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