保健福祉の現場から

感じるままに

医療機関立入検査の標準化が必要

2017年02月13日 | Weblog
キャリアブレイン「病院の立入検査、チェック項目に事故調追加-厚労省が要綱改正、来年度から本格実施」(http://www.cabrain.net/management/article/50517.html)。<以下一部引用>
<厚生労働省は、医療法に基づき全ての病院に対して行われる立入検査の要綱を改正した。要綱の改正は2年ぶり。2015年10月から始まった医療事故調査制度に関する項目が新たに盛り込まれた。厚労省は都道府県に通知を出し、医療事故調査制度のチェック項目を立入検査に取り入れるよう求めている。ただ、検査を行う職員への周知にある程度時間がかかるため、改正された要綱に基づく立入検査は来年度から本格的に行われる見通しだ。■「遅滞なく報告」もチェック事項に 立入検査は都道府県などが原則1年ごとに行い、病院が医療法や関連法令で定められた人員や構造設備を備え、その適正な管理を行っているかどうかを調べる。立入検査の対象は、診療録の管理・保存から、医療安全管理、院内感染の対策、病棟設備の清潔保持、医療用放射性汚染物の廃棄まで多岐にわたる。今回の改正のポイントは、医療事故調査制度に関する項目が追加されたことだ。例えば、院内で「予期しない死亡」や「死産」が発生した場合、病院の管理者が医療事故調査・支援センターに「遅滞なく報告」したかどうかもチェックされる。>
 
「医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査要綱の一部改正について」(http://www.hospital.or.jp/pdf/15_20161219_01.pdf)、「医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査要綱の一部改正について」(http://www.hospital.or.jp/pdf/15_20161219_01.pdf)は理解しておきたい。医療部会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126719)の「制度改正に向けた議論」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000149031.pdf)p20「医療機関のウェブサイト等における虚偽・誇大等の表示規制の創設;医療法を改正し、虚偽・誇大な内容等の不適切な表示を禁止し、広告と同様の命令及び罰則を課すことができるよう措置」、p18「特定機能病院のガバナンス改革;監査委員会設置など」、p10助産師の「妊産婦の異常の対応等に関する説明の義務化」、p7「医療機関を開設する者に対する監督規定の整備;医療機関の開設者の事務所その他病院等の運営に関係する場所への立入検査、都道府県知事等による改善命令、業務停止命令等」は知っておきたい。一昨年10月からスタートした「医療事故調査制度」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061201.html)について、医療事故は起こるものであるという認識が不可欠と感じる。それは診療所でも同様である。厚労省の政策評価に関する有識者会議(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-seisakuhyouka.html?tid=129244)の「実績評価書(案)」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000131050.pdf)p4では「【指標7】病院への立入検査は、病院を良質かつ適正な医療を行う場にふさわしいものとすることを目的に実施するものであり、医療安全の確保を図る上で、重要な役割を果たすものであることから、全体としての遵守率は100%に近い実績値となっているが、個々の検査項目を見た場合に、遵守率が低い項目も存在しており、今後は、遵守率が低調な項目に着目するなど、測定指標の見直しを検討する。」とあり、診療所の立入検査には言及がない。「医療事故調査制度」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061201.html)は医療安全対策(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/i-anzen/index.html)の一環であり、診療所も含めて考えたいものである。総務省「医療安全対策に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」(http://www.soumu.go.jp/main_content/000245532.pdf)p34で「診療所に対する立入検査の実施頻度については、特段の規定がないことから、都道府県等によって区々となっている。調査した37都道府県等(診療所を立入検査の対象としていない1都道府県等を除く。)のうち、有床診療所に対しては、3年に1回としているところが21都道府県等、無床診療所に対しては、特に規定していないところが15都道府県等、5年に1回としているところが14都道府県等となっている。」とあるように、自治体における立入検査の実施状況はかなり異なっていた。以前の全国医政関係主管課長会議(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000039688.html)の資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000039685.pdf)p95で「診療所・助産所への立入検査についても、3年に1回程度の立入検査を実施するようお願いする。」とあったがどうなっているであろうか。医療機関立入検査の標準化が必要と感じる。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 地域枠・自治医大出身医師の... | トップ | 組織横断による成人歯科保健 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。