保健福祉の現場から

感じるままに

介護保険リハビリ

2008年10月31日 | Weblog
「介護保険で提供するリハビリを強化」(http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20081030-OYT8T00208.htm)。<以下引用>
<厚生労働省は29日、来年度の介護報酬改定で、介護保険で提供するリハビリテーションの内容を強化する方針を決めた。短時間・集中型の通所サービスを創設し、個別リハビリも増やすことなどで、医療機関での機能回復訓練を終えた人の受け皿を充実させる。30日の社会保障審議会介護給付費分科会で基本的な方針を示す予定。高齢者のリハビリは原則、発症直後の急性期と治療後の回復期は医療保険、状態が安定した維持期は介護保険で提供されている。しかし、医療機関に比べ、介護保険の通所リハビリは事業所数が少ないうえ、内容も、長時間滞在し、食事やレクリエーションも行いながら、集団で実施されることが多い。このため、介護保険でのリハビリを敬遠する高齢者もいることから、維持期リハビリの一部は現在、医療機関で医療保険を使って行われている。来年度の報酬改定では、リハビリだけを1、2時間集中して行うサービスを創設するほか、退院直後に介護保険のリハビリを使い始めた人などに対し、現在も行われている個別の機能回復訓練を手厚くする。また、医療保険を使って病院で訓練を受けている高齢者が、同じ病院で継続して訓練を介護保険でも受けられるよう、通所リハビリの指定基準や要件を見直す方針。>

リハビリテーション医療は平成20年診療報酬改定(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jarm/iinkai/shakaihk/info080312boby1.htm)によって、いくつか取扱いが変更されたものの、日数制限自体は維持されている。ということは、基本的に維持期は介護保険リハビリが想定されているということである。平成18年12月に通知「医療保険及び介護保険におけるリハビリテーションの見直し及び連携の強化について」(http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/dl/tp0314-1a06.pdf)が発出され、昨年11月に「介護保険における維持期リハビリテーションについて」(http://www.jaot.or.jp/jaotpdf/H19kaigohoken- ijikiREHABILITATION.pdf)が出されているように、介護保険でのリハビリ(通所リハ、訪問リハ)の受け皿確保と医療リハビリ・介護リハビリの連携が課題になっているように感じる。しかし、昨年出された「リハビリテーションの診療実態に係る調査」(http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/1b54297a6fc0568b492573a2000e49ae/$FILE/20071129_6shiryou5-1~.pdf)における脳血管疾患等リハビリテーション料では、発症後1年超(特に3年超)の患者割合が高いことが明らかにされており、想定されたようにはなっていないかもしれない。さて、平成20年度診療報酬改定(http://www.phcd.jp/topics/iryouseido_kaikau/08213_chiiki_renkei.pdf)(http://www.phcd.jp/topics/iryouseido_kaikau/080305_chiiki_renkei_shinnryou_keikaku.pdf)によって、地域連携診療計画管理料及び同退院時指導料については大腿骨頚部骨折に加えて脳卒中が対象疾患に追加された。7月1日現在の施設基準の届出状況(http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0716-3c.pdf)によると、「地域連携診療計画管理料」は、平成18年度の78件から平成19年度は209件に、「地域連携診療計画退院時指導料」は、平成18年度は病院164件・診療所58件から平成 19年度は病院604件・診療所144件に急増している。しかし、これは急性期病院と回復期医療機関との連携であろう。維持期リハビリテーションを効果的に進めるためには、回復期と維持期の連携促進策とともに、介護保険での維持期リハビリの確保策がさらに求められるのは間違いない。
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