保健福祉の現場から

感じるままに

精神障害にも対応した地域包括ケアシステムと分析データ

2017年01月19日 | Weblog
平成28年度全国厚生労働関係部局長会議(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/tp0117-1.html)の障害保健福祉部資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/tp0117-1.html)p7「改正障害者総合支援法の施行について ~今後のスケジュール(予定)~」、p10「各自治体は、平成29年度中に障害福祉計画及び障害児福祉計画を策定する。」、資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/dl/tp0117-k02-03-02p.pdf)p27「基本指針案の全体像」は認識したい。精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築について、資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/tp0117-1.html)p17「入院中の精神障害者の地域生活への移行に係る成果目標の達成に当たっては、地域の医療サービスに係る体制の整備が重要であり、特に医療計画との関係に留意する旨を記載する。」とあるが、平成29年度には第7次医療計画が査定されるため、一体的な取り組みが欠かせない。資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/tp0117-1.html)p17「630調査の調査項目の改良及び集計の迅速化を図るとともに、レセプト情報等データベースを活用する。」とあることについて、p16成果目標(案)「①障害保健福祉圏域ごとの保健・医療・福祉関係者による協議の場、②市町村ごとの保健・医療・福祉関係者による協議の場」を踏まえ、分析データは、都道府県単位ではなく、少なくとも障害保健福祉圏域あるいは二次医療圏単位で必要と感じる。第1回NDBオープンデータ(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139390.html)には精神医療関連のレセプト分析データが出ているが、都道府県単位どまりである。一方で、医療計画作成支援データブック(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000115654.pdf)の分析データは二次医療圏、市町村単位で詳細に出ているが、平成27年7月28日医政局地域医療計画課事務連絡「地域医療構想策定支援ツール等から得られる情報の関係者間での共有等について」、平成28年9月14日医政局地域医療計画課事務連絡「医療計画作成支援データブック【平成27年度版】の利用について」では、医療計画作成支援データブックのNDB分析データの活用は医療計画・地域医療構想関係者に限定され、NDB分析データ(生データではない!)の活用には「国が定める誓約書」による厳格な規制がかかっており、精神保健福祉を担当する行政職員すら閲覧できないでいる。まずは、厚労省が、医療計画作成支援データブック(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000115654.pdf)の分析データを、少なくとも精神保健福祉に関わる行政職員に直ちに開放すべきである。そして、関係機関・団体と分析データを共有できるように規制緩和すべきである。障害保健福祉部資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2017/01/dl/tp0117-k02-03-08p.pdf)p87「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築について」では「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムを構築するため、障害保健福祉圏域ごとの保健・医療・福祉関係者による協議の場を通じて、精神科医療機関、その他の医療機関、地域援助事業者、市町村などとの重層的な連携による支援体制を構築する。」とあるが、医療計画の圏域連携会議(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000066602.pdf)が活用されても良いかもしれない。精神疾患は医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=127276)の柱でもある。自立支援協議会(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaiseihou/dl/tuuthi_h240330_25.pdf)との連携も必要であろう。
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