保健福祉の現場から

感じるままに

新たな専門医制度の行方

2017年05月26日 | Weblog
キャリアブレイン「専門医制度担う都道府県協議会、機能強化目指す 厚労省、担当者向けの説明会開催へ」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20170526125421)。<以下引用>
<厚生労働省は、日本専門医機構が認定する専門研修プログラムの把握・調整を担う「都道府県協議会」に関する説明会を開催することを決めた。都道府県などの担当者を対象に来月中に開催する予定。専門医制度をめぐる最近の動向や協議の進め方などを伝え、協議会の機能・調整力の底上げを図りたい考えだ。専門医制度では、各領域(内科、精神科、外科など19領域)の研修プログラムを同機構が承認するが、都道府県、医師会、大学、病院団体などで構成する都道府県協議会と事前に協議することになっている。協議会は47都道府県で設置済みだが、関係者からは、自治体によっては十分機能しておらず、大学病院を中心とした研修プログラムが組まれた場合、医師の偏在が進みかねないといった懸念が出ていた。厚労省は昨年1月、協議会に関する通知を都道府県に出したが、協議会の枠組みが一部変更される見通しとなったため、協議会の目的、プログラムの把握・調整の進め方などを改めて周知する必要があると判断した。同機構の協力を得て6月中をめどに説明会を開催する方針だ。6月以降、各領域の研修プログラムの公開が相次ぎ、協議会を開催する回数が増えることが見込まれている。このため、厚労省は今年度の開催経費として前年度比2倍超の3100万円を補助する予定。>
 
日本専門医機構(http://www.japan-senmon-i.jp/)から「新専門医制度概説とQ & A(平成29年5月12日版)」(http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/Q%EF%BC%86A%205.12_Ver2-2.pdf)が出ているが、「新専門医制度における研修プログラム」(http://www.japan-senmon-i.jp/program/index.html)も「総合診療専門医概要」(http://www.japan-senmon-i.jp/comprehensive/index.html)も「準備中」のままである。全国市長会「国民不在の新専門医制度を危惧し、拙速に進めることに反対する緊急要望」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000163148.pdf)のように懸念されており、まずは、それぞれの都道府県協議会で、「新専門医制度における研修プログラム」(http://www.japan-senmon-i.jp/program/index.html)がどうなっているか、実態把握・公表が欠かせないように感じる。そういえば、ハフィントンポスト「「国立大学医学部長会議」はなぜ「全国市長会」への反論をしたのか?」(http://www.huffingtonpost.jp/mareyuki-endo/faculty-of-medicine_b_16698634.html)が出ていた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マンモグラフィの痛み | トップ | 社会保障関係費の伸び抑制と... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事