保健福祉の現場から

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気になる麻しん

2017年04月25日 | Weblog
朝日新聞「はしか患者、3カ月余で100人超 昨年を上回るペース」(http://www.asahi.com/articles/ASK4L5HW2K4LULBJ00P.html?iref=com_apitop)。<以下引用>
<海外への旅行者が増える大型連休を前に、厚生労働省は感染症への注意を呼びかけている。国内で感染が広がるはしか(麻疹)は、今年に入り9日までに21都道府県で計114人の患者が報告され、患者が多い東南アジアで感染して帰国した人から広がったとみられるケースもあった。国立感染症研究所などによると、35人と最も多い山形県では3月、インドネシアのバリ島から帰国した男性の感染がわかった。男性の宿泊したホテルの従業員らにも感染が広がった。山形に次いで多いのが三重県の20人。東京都の13人、広島県の11人と続く。せきやくしゃみでうつるはしかの潜伏期間は10~12日。高熱やせき、鼻水などの症状が出て肺炎や脳炎になることもある。日本は世界保健機関(WHO)によって2015年、はしかが「排除状態」と認定された。だが今年は3カ月余で114人と昨年1年間の約160人を上回るペースで感染が広がっている。アジアやアフリカ諸国では今も患者が多い。厚労省は、有効な対策としてワクチンの接種を挙げる。抗体ができるまで時間がかかるため、海外に出発する1週間以上前に受けたほうがよいという。同省の担当者は「帰国後に思い当たる症状があれば、電話で渡航歴を伝えてから医療機関を受診してほしい」と話す。同省は、食べ物や水が感染源となる、E型肝炎や赤痢、コレラのほか、アジアや中南米、アフリカなどの熱帯・亜熱帯地域で流行し、蚊に刺されることで感染するマラリアやデング熱への警戒も呼びかけている。>
 
最近の山形県事例(http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/20130425/mashinn_h28.html)はインドネシア帰り、奈良県事例(http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=55354#itemid55354)はマレーシア帰り、石川県事例(http://www4.city.kanazawa.lg.jp/23801/kansen/mashin_2_2.html)はインド帰りである。日本は麻しんの排除状態にあることが認定(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000134573.html)されているが、全く安心できない。厚労省「ゴールデンウィークの海外旅行では感染症に注意しましょう!」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html)では「2014年には全世界で約27万人の報告があり、日本が所属する西太平洋地域では、2015年に約4万5千人の報告があり、2016年5月時点において、モンゴル、中国、マレーシアで麻しんの罹患率が高い(100万人当たり10人以上の感染者数)。その他、アフリカ、南アジア、欧州などの予防接種率の低い国では依然として患者数が多い。」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html)とある。国立感染症研究センター麻しんサイト(http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ma/measles.html)の「医療機関での麻疹対応ガイドライン」(http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/guideline/guideline04_20160526.pdf)p4「実習生等を含む医療関係者は、麻疹ウイルスの曝露を受ける頻度が高いことに加えて、発症することによる受診患者への影響が大きいことから、検査結果がボーダーラインである場合には、予防接種を受けておいた方が、本人にとって、麻疹を発症するリスクが減少するという意味でメリットは大きいと考えられる。」とある。厚労省「麻しん発生時対応ガイドライン」(http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/pdf/30130315-04html-pdf/20130315pdf02.pdf)では、「麻しん発生時には「1例出たら即対応」する。」「麻しんサーベイランスの強化、接触者調査を行い、麻しん患者を迅速かつ確実に把握する。」とあり、感染拡大抑制はまさに届出があった保健所の初動にかかっているといえるが、担当する保健所職員の麻しん抗体価はどうなのであろうか。厚労省の麻しん・風しんサイト(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou21/index.html)はタイムリーな更新が必要であろう。
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