保健福祉の現場から

感じるままに

医師偏在対策には透明性が重要

2017年06月30日 | Weblog
キャリアブレイン「専門医制度研修プログラム、偏在ない体制構築を 厚労省が都道府県に通知」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20170629205409)。<以下引用>
<厚生労働省は、新たな専門医制度の研修プログラムの認定に関する通知を都道府県に出した。プログラムの認定に向けた都道府県の役割を明記しており、医師が偏在することなく、専門医の質を高める体制を構築するよう求めている。通知では、市町村や医師会、大学、病院団体などの関係者がプログラムの確認などを行う都道府県協議会で、必要な情報の共有や検討を行うことを要望。関係者が多い場合は、代表者や主要者で構成するなど、各都道府県の地域的な特性を踏まえて協議が有効に行える環境を整備するよう促している。また、都道府県協議会でプログラムを確認・検討した後、「地域医療の確保の観点から改善が必要な事項を機構(日本専門医機構)へ提出する」と記載。都道府県が調整したにもかかわらず、状況が改善しない場合は、厚労省に報告するよう求めている。>
 
まずは都道府県協議会に注目である。医師需給分科会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=318654)の「早期に実行可能な医師偏在対策について」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000167959.pdf)p2「早期に実行可能な偏在対策」として「○地域医療支援センターの強化等 ・キャリア形成プログラムについて ・へき地における医師確保について ・若手医師へのアプローチについて ・医師の勤務負担軽減について」が示されているが、p9「キャリア形成プログラムについて、未策定の都道府県が7ある。」、p14「修学資金貸与事業において、医師の不足する地域又は診療科での勤務を義務づけていない都道府県が13ある。」とあり、まずは情報公開の徹底が不可欠と感じる。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000167959.pdf)p6「地域医療支援センター運営事業」、p15「地域医療支援センターによる派遣調整の実績」が出ているが、医師偏在対策には透明性が重要であろう。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000167959.pdf)p21~24「医師の地域的な適正配置のためのデータベース」を通じて、「医師の人事については、各医局独自に行うのではなく、「山形大学蔵王協議会」内に、「地域医療医師適正配置委員会」を設置、医師以外の人も交え、透明性を確保しつつ、適材適所を進めている。」(https://www.m3.com/news/iryoishin/532401)の普遍化が期待される。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000155420.pdf)p123「地域の医師確保を目的とした都道府県地域枠」が出ているが、各都道府県ごとに、これまでの年度別の「自治医大・地域枠出身医師の勤務先(診療科、地域)」と「派遣ルール・キャリア形成プログラム」が公表されるべきである。直接的公費投入の養成医師に関する「見える化」すらできないようであれば、医師偏在対策は厳しいかもしれない。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000167959.pdf)p3に示すように、「医療計画」では「医療従事者の確保 ・ 地域医療支援センターにおいて実施する事業等による医師、 看護師等の確保。」が記載されることになっており、今年度策定される第7次医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)は注目される。
 
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