羽生くんがコーチを変更します。拠点を仙台からトロント（カナダ）に移します。
そのコーチが某キムさんの元コーチだったのでいろいろ騒いでいる人たちがいるようですが、たかだかコーチ変更で大げさなって思っている私。だって一生オーサーがコーチするわけではないじゃん。
正直、宮城県民としては残念だよ。ゆづが仙台を離れるのは。オーサーだって某キムさんの絡みもあってあまりいい印象はないよ。
でも、それとゆづがオーサーにつくのは別問題。
まずね、トロントのリンク環境がありえないほどいいの。専用のリンクは氷の状態もよく、いつでも使える。コーチもジャンプとかスケーティングとかそれぞれにいて、健康管理とか諸々のスタッフもいるらしい。オーサーはコーチの統括と言う感じで、個別に指導してくれるコーチは別にいるという贅沢さ。リンク環境はこれ以上ないほどの良いし。今の仙台のリンク使用状況とは雲泥の差。というか、よくあの環境でゆづは銅メダル取れたよね。
トロントでなら、ゆづが目指しているスケーティングのスキルもいくらでも磨けると思う。
世界選手権の時にインタビューで、「今の自分ではこれ以上の点は取れないと思う」とゆづが言ったの。私もそう思う。フィギュアは有名なコーチにつかないと点が出ないという欠陥スポーツ。＾＾； 無名の奈々美先生がコーチでよくここまで点が出たと逆に思った。ＧＰファイナルに出たのが大きかったし、ユヅの演技そのものがやはり感動を生んだのだと思う。
でも、ここまでなの。これ以上はきっと仙台のリンクで奈々美先生では点は取れないんだよね。奈々美先生はゆづのことを本当によく理解していて最良のプログラムを用意してくれるけど、このままではこれ以上はどう頑張っても出ない。なんだかんだいってフィギュアは白人のスポーツ。海外の有名コーチにつかないと点が出ないという不思議な競技。それが切ない現実。←奈々美先生が悪いわけではない。でも先生自身の事情でももうゆづについて海外遠征は厳しいと思う。仙台に戻った時は普通にアイスリンク仙台で滑って、奈々美先生がみてくれるだろうけど。コーチ契約は解消するしかないよね。
ソチまで２年でロシアのコーチは無理だという現状を考えるとコーチは北米系しかない。そうなるとオーサーっていう名前も出てくるよね。
トロントには今のゆづにはなくて、これからのユヅに必要な環境が全て揃っている。
ただ、心配もあるよね。１７歳の多感な少年がいきなり生活環境変わって適応していけるのか。でもそんな不安はゆづ本人やその家族、そして奈々美先生とか周りの人たちの方がずっと大きくていろいろ考えたと思う。
その上で、ソチまで２年のこのタイミングで出るしかないという判断だったんだと思う。
全ては羽生結弦っていう才能を潰さないためにいろいろ考えた結果だと思うの。私は勝手にゆづの背中を押したのは奈々美先生かもしれないと思っている。自分がこれ以上コーチしていても、ゆづの成長を妨げることになるのはわかっていたと思うから。独り立ちして、旅立つときが来たと思ったんじゃないかな。そしてコーチ契約が解消されても、今までの繋がりが消えるわけではない。そういうことは心配していない。絆は残るもの。
個人的には海外に出て大きくなったゆづがまたいつか奈々美先生の鬼プログラムを涼しい顔で踊るのがみたい。そんな選手になって欲しい。
ゆづがずっと仙台にいてくれたら嬉しかったけど、そんなリンク環境ではないし、そこまでの技術を持つコーチもいない。それが現実。トロントに行けばゆづが今欲している環境は全て揃っている。
それなら、海外に出るべきだと思う。オーサーとの相性はやってみないとわからない。でも少なくともこれでＰちゃんに対抗できるバックはついたということになり、オリンピックでメダルは近づいてきたことに。
あとはまあ、文句言われない演技をすればいいんだよね。そういうことだわ。
ああ、でも感受性が強い少年が言葉も通じない生活習慣も違う環境で新しく暮らすことは心配。お母さん、ついてってくれないかな。まだ高校生だし。＾＾； 家族にあえなくて泣いちゃう子なのに。＾＾；
今までが凄すぎて、みんなゆづにいろいろ期待しているけど、相手は１７歳の少年。スケート協会とは戦えないよ。 スケート協会のやり方に沿った形でスキルアップさせるしかないのよ。
私、ゆづには義経になってほしくない。勝ち残って欲しい。すばらしい選手になって欲しい。音のしないスケーティング目指して、専門家の指導の下に膝を大事にしつつ、スキルアップして欲しい。
