‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

いずみホール・シューベルト三大歌曲集第2弾は、ピリオド楽器による「冬の旅」でした。

2017-01-16 09:30:01 | Music
この冬一番の大寒波が、日本列島を包んでいます。近畿でも大阪は殆ど雪は積もっていません

1月13日
大阪・いずみホールシューベルト集シリーズの三大歌曲の一つ、「冬の旅」ユリアン・プレガルディエン(テノール)&鈴木優人(フォルテピアノ)による演奏でした。




同ホールが所蔵するという、1820年代のナネッテ・シュトライヤーというピアニストでもあった女性が制作したものだそうです。


鈴木優人さんは、このシリーズが始まる前にもプレ・イベントで、この楽器による歌曲や連弾のコンサートで、音色を聴かせてくれました。
シューベルト時代のピアノということで、実際はこういう音でシューベルトやベートーヴェンは作曲をし、演奏していたという、核心に迫るコンサートです。

歌い手は、クリストフ・プレガルディエンの息子さんのユリアン・プレガルディエン。お二人とも優れた遺伝子を継いでおられる、という先入観は確かにありますが、そういうことは払拭されるくらい、一音入魂の感動的な演奏でした

第1曲「おやすみ」のテンポは速めで、若者の悔しさを感じる。第1声の”Fremd”のFの音から、美声で力強くキマッっている。
電光掲示板に詩が写しだされていきますが、その一言一言が説得力のある歌い方で、まるで演劇を見ているようです。ドイツ語がネイティブの方なので、感情を乗せてゆくのに、自然な演技がつくのでしょうか。とにかく解り易い、美声を聴かせるよりも、ドラマを語るのに、様々な声を使い分け、時には音を伸ばし、絶妙な空間も創る。例えはおかしいかもしれませんが、今日本で流行りの”落語”を観ているようで、それに美しい音楽がついていて、フォルテピアノの音が、色彩画のように場面を映し出す。目の前にシーンが完璧に見えてくる演奏でした。

ユリアンの32~3歳という若さも、ちょうど「冬の旅」の主人公くらいの年齢ということもあり、よけいにリアルさがありました。
「菩提樹」では、直立不動、木のように真っ直ぐ立って、懐かしい想い出を語るのです。「春の夢」は、つかの間の幻のようなフォルテピアノの儚げで優しい音。そして目が覚めて「孤独」であることが、いかに絶望的なことか、まだ嵐に吹かれている時の方が良かったと、前半が締めくくられました。
シューベルトは12曲を書いて、次の12曲が書かれるまで、8ヶ月間あったということですが、ステージの上で、ピアノに向かってうなだれて、この人本当に立ち直れるのだろうか~?と客席から心配するほどの演技( ゚Д゚)。

そしてまた後半12曲に向かって歩みます。「宿屋」(死んでお墓に入ること)で休みたいのに、そこからもまだ早いと追い出され、「ライエルマン・辻音楽師」に出会って、苦しくとも生きていかなければならないと悟ります。ライヤーの空虚5度(ドローン)の音が、なんともギシギシと古めいた感じは、フォルテピアノの音を聴いて、なるほど~!これはやはりシューベルト時代のピアノの音がぴったり!現代の洗練されたピアノの音では無理だ、と思った人も多かったようです。

フォルテピアノの魅力もふんだんに発揮されていて、やはり音量がそんなにない分、無駄に声を張っていることもなく、極弱な声まで出せる、ppp~fffまでより表現力に幅が出るという利点があります。随所に効果的に入れられる装飾変奏も、古楽を勉強している奏者ならではの、粋な演奏でもありました

この楽器で演奏出来るピアニストも歌手もとても幸せなことだと思いますが、多くの場合はモダン・ピアノになりますので、ケースバイケースで、モダンのピアニストさんも、より良い演奏をするために、たいへん工夫をされているのです。
私は一般のピアノ初心者の子供達のレッスンをおもにしていますが、住宅事情などから3分の2くらいは電気ピアノというのが、今の日本の現状です。それでも音楽を学びたい、楽しみたいという気持ちが、一番大切だと思っています

とにかく一曲一曲が感動的な「冬の旅」で、最新の演奏だと思いましたが、「冬の旅」という音楽は、ある若者の失恋物語というだけでなく、人生と重なる音楽だということも、改めて感じました。
多くの人は、それぞれの環境で、それぞれの苦しみや試練と闘って生きています。幸せなことばかりではありません。苦しみの中でもがき、どうすれば気が済むのだろう、どうすれば幸せになれるのだろうと悩んでいます。
ちょっと怖いことを言いますよ。「人間って、自分が幸せだと思っている人は、ほとんどいないんですよ」ということを聞いたことがあります。無理矢理、幸せだと自分に思い込ませていることが多いと思います(^-^;。


どうして宗教があるのか?やはり何かにすがって、守られているという安心感がないと、人間って弱いものなのです。
芸術はそういうことも教えてくれるし、音楽は束の間、苦しみを忘れさせてくれます。
シューベルトは死に病と闘い、短い生涯で永遠に受け継がれるであろう、芸術を残しました。シューベルトに励まされ、その生きた証に触れ、一曲一曲に人生の場面を共感する。「冬の旅」「人生の旅」でもあります。

サイン会にて。残念ながらこの二人の組み合わせによるCDはまだ出ていないのです。


三大歌曲のセット券で、シューベルト歌曲を堪能。新たなる最高の演奏も聴けて、優人さん、ユリアンさんと感動の記念写真です


是非是非フォルテピアノによる演奏、また聴かせてくださいね





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お正月でした。

2017-01-07 17:22:09 | 歳時記
今年も元旦はお天気が良く、初日の出がベランダから拝めました。




日が出る前から、雲が金色に輝いています。








めでたしめでたし(*^^)v。やはり7時20分ぐらい。


だんだんお節は縮小気味に。


お屠蘇を飲んで、まず身体を浄めるのだそうです。


次にお雑煮をいただくらしい。実家にいる時から、最初は白みそ仕立て。それからお節をいただくらしい。その順番が正式らしいです。


二日目は実家に集まりましたが、母の誕生日が3日なので、父から母へお花のプレゼントです。結婚の決まった二人の孫が、クラッカーをあげるサプライズでしたヽ(^o^)丿。


今年は時間差で、いつでも食べれる”冷凍お節”も買っていて、これは便利だと思いました。


二回目のお雑煮は、澄まし汁で。








正月恒例、猫缶で「ねこあつめ」

 七日目は「春の七草」


七草粥を食べれば、なんとかお正月が終了した感じ。でも今年はまだ初詣に行けていない(;'∀')。


横綱・鶴竜は先場所優勝したので、初場所は東の正横綱に。初日の出が似合う輝かしい年賀状です

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新年、明けましておめでとうございます。

2016-12-31 23:14:06 | 歳時記
明けまして、おめでとうございます
今年もみらくる・あっこのブログを、どうぞ宜しくお願い致します。










トックリランは、3つ目のを伸ばしています。



    
生徒さんの畑で採れた黒豆をいただいたので、土井勝先生が15年かかってあみだしたという、”絶対に失敗のしないシワにならない黒豆の炊き方”というのを検索して試してみました。
煮汁を沸かして熱々のところへ、洗った黒豆を投入。そして一晩かけて戻す。あくる日は強火にかけてアクを何回か取ってから、8時間弱火で煮る。そしてまた一晩おいてさますと出来上がり。ふっくらシワがなく出来ました(*^-^*)v。シワのない黒豆、新しいあやかり”シワなくツルツル美肌で若々しく、豆にうごけますように!”


でも錆釘を入れるタイミングが書いていなくて分からず、鉄を入れなかったので、色がまっ黒になりませんでした(;^ω^)。砂糖は黒砂糖を使って、控えめにしたので、とても食べやすいです。

 大晦日は「絶対に笑ってはいけない・ガキつか」でも「紅白」でもなく、今回はブロムシュテットの第九を観ました。テンポ速~

今年は酉年なので、可愛いソーラー蜂鳥の動画をご覧ください
ゆめかわいい♡ソーラー蝶々&ソーラー蜂鳥(49)Solar Butterflys 49 ヴィヴァルディ「四季」より”春” RV.269
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♪☆彡久保惣記念美術館・クリスマス・コンサート、どうも有難うございました♪☆彡

2016-12-28 01:31:15 | My Consert
12月25日
アンサンブル・シュシュのメンバーで取り組んだ、ヘンデル「9つのドイツ・アリア集」チクルスの演奏会が、無事終わりました。


クリスマスのドンピシャリの日で、お客様の足はどうかな~と思っていましたが、けっこう沢山のお客様に入っていただけました。
9曲あるうちの8曲がダ・カーポ・アリアなので、かなり長い(;・∀・)。器楽アンサンブルを挟みながらでしたが、急遽休憩無しにさせていただきました。それでも途中で退出される方も少なく、聴く方も集中力がある、いや心地好くてよく眠れた方も(^-^;。
ヘンデルのオペラやオラトリオは、日本の大相撲や歌舞伎のように長~くて、お客さんはかなりリラックスして、好きな時に耳を傾けていたようです。「メサイヤ」は3時間、バッハの「マタイ受難曲」もゆうに3時間はあります。
ダ・カーポして、歌手の装飾変装を聴かせるように、音程にかなりの幅を持たせてあるのもヘンデルの特徴です。


有名な「水上の音楽」より”アラ・ホーンパイプ”で始まりました。左から上田浩之さん(バロック・ヴァイオリン)、岡本裕美さん(チェンバロ)、山本登美則さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、長尾優香さん(バロック・オーボエ)、植田雅彦さん(フラウト・トラヴェルソ)。






ドイツ・アリアは、3曲づつオブリガート楽器を担当していただきました。ソプラノは私、笹山晶子です。
通奏低音も、9曲全部はかなりハードです。ヴィオラ・ダ・ガンバの調弦が、スコルダトゥーラになる曲があるので、それも大変です。


ヘンデルのトリオ・ソナタ・ヘ長調。ちょっと陽気な器楽アンサンブルです


J.S.バッハのトリオ・ソナタ・ト長調は、ヴァイオリンも普通の調弦とは違うスコルダトゥーラで、楽器を持ち替えての演奏。微妙に長いので、弦を押さえる指の感覚が違うらしいです。でも古楽器がとても綺麗に響くホールです


皆さんのおかげで、ちょっとレアなコンサートが実現しました
熱心に聴いて下さった、お客様に大変感謝致しますどうぞ良いお年をお迎えください



 打ち上げは、久保田さん夫妻も一緒に。シュシュの忘年会みたいになりました。今シーズン初の苺ケーキだ~












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梟カフェ&猫カフェ

2016-12-21 21:41:51 | 猫日和
今日は冬至ですね。来年は酉年、堺東の駅前商店街にある梟カフェに行ってきました。




置物かと思いきや、生きたメンフクロウでした。何故か二羽で行動する。

    
でもナデナデさせてくれて、人懐こいアカアシモリフクロウコキンメフクロウカラフトフクロウ


やや!怪しげなサングラスのおじさんが、腕にカラフトフクロウを乗せている(゚д゚)!


凛としたお姿、瞳



何故かハリネズミもいて、ゴム手袋をして手に乗ってくれます




梟カフェ猫カフェは、少し離れた所にありますが、入場はセット券になっていました。

  うちの家が猫カフェ状態なので、猫はあまり珍しいとは思いませんが、色んな種類の猫が、色んな状態で過ごしている。抱っこをしてはけない、なでる時は毛の流れに逆らわない、遊ぶ時は店員さんに了承を得る、など猫にとってストレスの無いように、配慮がされている、幸せニャンコ達でした(=^・^=)。
ちなみにカフェといっても、衛生上、缶コーヒーなどが売られているだけです(^-^;。



先週は、今年最後のスーパー・ムーンが綺麗でした。来年はスーパー・ムーンは無いらしく、再来年は元旦にスーパー・ムーンになるらしいです



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