‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

🌼スプリング・コンサート、ありがとうございました🌼

2017-03-21 21:39:20 | My Consert
東京では、桜の開花宣言がありましたね
まだまだ気候は安定しない日々ですが、3月19日のコンサートの日は最高気温が18度と、一気に春がやって来たようで、タンポポも咲いていました。


河南町の「ブッキー・サロン」にて。ピアノ・飯塚幸穂さん、ソプラノ・私笹山晶子です。



 シューマン「女の愛と生涯」からスタート。ドイツ人のお客さんもいて、ちょっとプレッシャー(^^;)。
第一曲目「あの方を見てからは」のメロディーが、終曲の夫のお葬式のシーンの歌のあとの長い後奏で繰り返され、何度やっても泣いてしまいます(T_T)。





 我が世の春を歌った、情熱の歌人、与謝野晶子「みだれ髪」は、平井康三郎のチクルス。


中田喜直の春の歌で締めくくりました。

   
皆さんで歌いましょうコーナーも”さくら”など春の曲で、桜茶や桜クッキー、苺などで、一足早いお花見気分です。

 御亭主の大学教授の退官記念の胡蝶蘭スタインウェイ・ピアノチェンバロお琴もありました。バルコニー席もあり、この日はバルコニーまでいっぱいお客様に入っていただきました。いつも暖かく聴いて下さるお客様です

桜が間もなくですね!コンサートより、そんな日本の春にぴったりの曲をお聴きください

中田喜直「たんぽぽ」「ゆく春」、平井康三郎「ゆりかご」
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🌼~Spring Concert のお知らせ~🌼

2017-03-10 00:44:19 | My Consert
3月というのに、寒い日が続いています。
サロン・コンサートのお知らせです


2017年3月19日(日)午後2時開演 
会場「ブッキーサロン」大阪府河南町大宝2-22-2 要予約 TEL:0721-93-1724

<曲目>ロベルト・シューマン「女の愛と生涯」Op.42 全8曲
    平井康三郎・与謝野晶子の和歌集より「みだれ髪」全5曲
    中田喜直「たんぽぽ」「ゆく春」

<出演>笹山晶子(ソプラノ) 飯塚幸穂(ピアノ)


最初はチェンバロとピアノを使ったプログラムだったのですが、予定していた鍵盤奏者の方の手首の骨折で、急遽プログラムを変更いたしました。
春は恋の季節でもあり、シューマンと平井康三郎の恋の連作歌曲や、皆さんで歌いましょうなども、春の歌特集です
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🌼住吉大社 で、四横綱奉納土俵入り🌼

2017-03-07 14:13:16 | Sumo
3月4日
住吉大社にて、春場所の前に毎年恒例になっている、日本相撲協会による横綱奉納土俵入りが行われました。


今年は稀勢の里が加わったので、凄い人だろうな~と、いつもより1時間早く行くようにしました。9時過ぎぐらいに着いたら、一般者用の一番前の列を確保出来ましたが、来賓席があり、更に空間があって、仕切られているので、結構遠い。
神社側も11:30には、一般参拝に規制をかけ、門を閉めてしまうという対応をとっていましたので、明治神宮のようなことにはなりませんでした。
大阪場所で稀勢の里は横綱デビューで、四横綱が揃うという、珍しい機会なので、冥土の土産や~と言ってる方もいました(^^;)。


ご祈祷があり、四横綱によって、第一本宮の楠に注連縄が掛けられる。


土俵入りは白鵬から。露払い・石浦、太刀持ち・魁聖










次は鶴竜。露払い・蒼国来、太刀持ち・











続いて日馬富士。露払い・大翔丸、太刀持ち・宝富士










最後にお待ちかねの、稀勢の里。露払い・松鳳山、太刀持ち・高安













四者四用の個性が現れる土俵入り。稀勢の里はかなりの貫録で、新横綱とは思えないくらいです。

   
しめ縄の結び方も、不知火型(白鵬、日馬富士)と雲龍型(鶴竜、稀勢の里)によって違います。同じ結び方でも、少し違った感じに見えます。

なんとか動画に収めました。やっぱり横綱は神様に近い感じ。それぞれにカッコいいです

平成29年住吉大社 四横綱奉納土俵入り








  吉祥殿前の枝垂れ梅が可愛く咲いていました。

今年は前売り券が、2時間半で15日分が完売という異例の人気で、私も相撲協会からはチケットが全く取れませんでした(ToT)。外人向けのちょっと怪しげなサイトから何とか手にいれましたが、年々席が取り辛くなり、遠くになっていってます(;´・ω・)。取れなかった~と言ってる人、多かったです。
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Der Flühring will kommen ! 春はもう来ていました。

2017-03-06 00:31:43 | 猫日和
2月23日
春の嵐の予報でしたが、雨も風もそんなに強くなかったので、浜離宮庭園を見学してから、娘とトモにゃんに会いに行くことにしました。



      
朝食はビュッフェで。ホテルの朝はこれが楽しみ!庭園には梅が沢山植えてあり、梅の花の良い香りが漂っていました。


お花畑は菜の花が満開。もう春が来ているんだな~


ヒヨドリは、菜の花を食べるんですね。




もう一週間以上前のことなので、今は満開を迎えてるかもしれませんが、可愛い梅の花です。


梅の花を食べに来ているのは、メジロです。










「300年松」という大きな仕立て松。

   
昼食は鰻の櫃まぶし。トモにゃんは、やはり炬燵の中で引きこもっている。 





    
相変わらず逃げまくっていましたが、少しだけマシになった気もする。娘は個展に向けての作品創りもしているよう。帰ったあとで、チャオちゅ~るを食べてたようです(=^・^=)。


帰りは晴れ間が出て来て、新幹線からは雪の富士山が観れました。
東京へ行って道を聞くと、いつも色んな方に親切に教えてもらえます。母がコロコロカバンを引いて、階段しかな無い所で困っていると、カバンを持って、階段を降りてくれる人もあり、大変助かりました。
超方向音痴な私は、相変わらず Wandern(さ迷い歩く) な人生を送りそうです…。






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Der Frühling will kommen ! Mark & Till の旅 at 浜離宮朝日ホール

2017-03-03 10:12:55 | More Mark Padmore
もう3月になってしまいました。日は長いのですが、いつまでも寒いです。

2月22日(=^・^=)
浜離宮朝日ホールで、最後の「冬の旅」でした。
とても有名なホールなので、一度行ってみたかったことと、東京へ行く目的は家族に会うこともあります。




ティル・フェルナーを真ん中に、ハッピー写真
東京公演へ行くと、コンサートで出会う、それぞれのファンの方達との交流も楽しみです。音楽の趣味が合う同じ価値観の方と、一緒に聴き、語り合うのはとても有意義なひと時です。



日本は狭い国とはいえ、あっちこっちへの移動は、大変だったと思います。またちょうどこの週は、春の前触れで、温度変化が極端に激しい時でもありましたので、お身体にこたえたのではと思いますが、それも生身の人間の演奏を聴くという貴重な経験です。
サイン会では「疲れた~」とおっしゃっていましたが、本当に明るく穏やかで、ファン・サービスも一生懸命のパドモアさんです。
今回は九州へも、西日本の方の新たな場所での演奏で、また二人の魅力を発信されたのではないでしょうか、充実感に満ちた表情をされていました(*^^)v。

パドモアさんの古くからのファンは、やはりバッハの受難曲での、福音史家のイメージがあるので、「冬の旅」を聴いていても、イエスの歩んだ道のりを、思い起こさずにはおれないようです。困難な状況で自分と闘いながら、ひたすら前へ歩き続ける主人公、そしてパドモアさん自身も、厳しい道のりを頑張って来られて、それが全部重なって、歌に反映されているようです。

今回の「冬の旅」で私が大きく共感できたのは、”道しるべ”という曲です。パドモアさんも「冬の旅」の中で一曲好きな曲を挙げるとしたら、”道しるべ”と言っておられました。
私達も常に、何かの選択をしながら、日々生活を送っています。日々の選択が人生を決めていきます。常に道しるべが目の前に出てくるのです。どちらを選択するのかと、人に従って行く場合も多いですが、それも従うかという選択をしているのです。
~未だかつて戻ってきた者のない道を 僕は行かねばならないのだ~ という詩が最後にあります。誰も踏み入れたことのない、雪の上に新たな足跡をつけていく行く。新しいことをする人は、皆そんな道を選んでいます。
これはイエスの足取りを連想させますし、歌曲に新境地を開拓したシューベルトとも重なります。もう選んでしまった以上、後戻りはで出来ない。全然後戻りしても悪くないですが、それに人生のウェイトを大きく置いている人は、後戻りするには勿体無い域にあるのです。

”宿屋”♭一つの安らかな調、フラットは〇に近い神の世界。そこからも追い出される。
”幻の太陽”~太陽が三つ空にかかっているのが見えた~、三つの太陽は、愛と希望と信仰、神と子と精霊、キリスト教の三位一体を表す。~たしかにこの間まで、僕も三つ持っていた、しかし良い方の二つが欠け、残った一つも消えてしまえばいい!。 残った一つは信仰だろうか? 
「マタイ受難曲」で、イエスの最後の言葉が「エリ、エリ、ラマ、アザプタニ」で、福音史家が「これは、私の神よ、私の神よ、どうして私をお見捨てになったのですか、という意味である。」と歌います。
「水車小屋」の”紅白染め分けの3つの薔薇”という詩が出てきますが、薔薇は太陽のことで、純潔の白と受難の赤が、キリスト教信仰を表しています。
パドモアさんのシューベルトは、古楽の世界で宗教曲を歌い続けてきた人の説得力があり、声を自在に操るバロック唱法、そして演劇的な表現と、これもまた三位一体のような歌唱です。

シューベルトが上演を聴くことの無かった、ソプラノ歌手に依頼されて作った、一部、三部がミューラーの詩による「岩の上の羊飼い」
クリスチャンの人の話しでは、羊飼いは一番身分の低い職業で、救世主の誕生を真っ先に見つけるのが羊飼い、キリスト教は一番下層階級の人にも光をもたらす。そんな羊飼いを高い岩の上に立たせる、という所にも宗教的意味があると言います。

Der Frühling will kommen, der Frühling, meine Freud, nun mach' ich mich fertig zum Wandern bereit.
春は来ようとしている、春、私の喜びよ、私はもう旅の仕度は出来ています。


遺作と言われるこの歌曲を聴けば、シューベルトは本当に心の強い人だったんだな~と感じます。

イースターが近づいています。パドモアさんは受難曲で、忙しそうですね。http://www.markpadmore.com/

今年の11月は、ポール・ルイスと古典派とロマン派の歌曲です。
11月22日・王子ホール
   24日・王子ホール
   25日・静岡音楽館AOI
   29日・ポール・ルイス、ピアノソロ・王子ホール



コンサート後に「ゆりかもめ」からの夜景を観ることにして、タクシーで汐留駅へ。
何やらコスプレをして、ゴーカートを運転する外人さんの集団が(;'∀')。ひときわ大きなビルに電気がついているので、運転手さんに聞くと、話題の「電通」のビルでした。まだ9時過ぎだったので、明かりはついているのですが、10時になったら電気が一斉に消されるらしい。お婿ちゃんが電通の下請けデザイン会社に勤めてるので、まだ仕事が終ってない電通の社員さんが、数人来ることもあるとか…(*_*;。




ゆりかもめの終点が、これまた話題の「豊洲」で、終点まで行って、また汐留まで帰りました。電車の中が明るく動いているので、あまり写真はよく撮れませんでしたが、煌々と明りがついているオフィスビルが多い。遅くまで働いている人がいっぱいいるのですね。


ホテルの窓からは、東京タワーがけっこう大きく観える。





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Der Frühling will kommen ! Mark & Till の旅 at 岡崎市シビックホール

2017-02-27 23:44:34 | More Mark Padmore
2月19日
前日のいずみホール「美しき水車小屋の娘」に続いて、明くる日の愛知県・岡崎市シビック・ホールという所で「冬の旅」を聴きました。


愛知県に住む、高校時代の友達と30年ぶりに再会。私の全着物を縫ってくれた、プロの和裁家でもある友達です。
左から、Till Fellner, me Akiko Sasayama, Rie Oguchi, Mark Padmore

     
名古屋駅より更に電車に乗って30分ほど、すごく地方へ来たという感じ。ホールは目に見えているのですが、冷たい向かい風がきつくて、なかなか到着出来ない…。
市役所と公民館が一緒になったような施設で、至る所にポスターが貼ってありました(^^;)。凄くいっぱい貼ってあるので、終ってから一枚もらえますか?と事務の人に聞いたら、駄目だと言われました。




このホールのプログラムだけ、ティルのソロがあり、ブラームスからシューベルトの「楽興の時」全曲に変更でした。
ブラームスは暗い感じの曲だったので、楽興の時の方が聴きやすいし、ポピュラーな曲も混じっていて、30分くらいあるので、ここへ来たお客さんは超ラッキーでした。
私は前日の”小川の子守歌”で、夢見心地の音楽で終っていたので、とてもいい続きを聴いてる感じでした。ティルのシューベルト・ピアノソロが初聴きで、綺麗な音とカンタービレで、どの声部にも気持ちが行き届いている、誠実な演奏に聴き惚れました。この曲集の最初と最後の曲が天国的な響きなので、「冬の旅」に入る前にホっと一息ついた感じでもありました。友人も「柔らかくて暖かい音やねえ~」と感想を言っていました。
このホールは、ステージが20㎝ほどの高さしかなく、一番前の席だったので、美しいお姿も目の前で見れて感激
ティルのシューベルトは、来年の12月7日、トッパンホールであると本人が言っていました

私は普段、素朴な古楽器の音に囲まれているせいか、モダン・ピアノの音は大抵ハードに聴こえて、あまり好きではないのです。古楽愛好家は、ピアノの音は、コンクリートの壁のように聴こえるとか、画一的な音が面白くないという人が多いのです。また多くのピアニストが鍵盤を叩いていると感じる、ルネッサンスの合唱で純正律でハモっている時などは、調律事態が狂って聴こえ、耳が拒否反応をしていた時も。
調律の違いの慣れから離れると、ピアノも聴けるようになってきました。そこでパドモアさんがご縁で、ティル・フェルナーという、ちょっと他のピアニストには無い、純粋で歌心に溢れたピアノを弾く人に出会って、モダン・ピアノもいいな~と思えるようになりました。

休憩を挟んで「冬の旅」が始まりました。ミューラーの詩による2番目の連作歌曲です。変化有節形式の曲が増えてくるなど、「水車小屋」から更に進化した、当時は斬新な手法で作曲されたものです。
「楽興の時」と打って変って、ティルのピアノは情熱的に感じました。冷たい雪と氷の下で燃えるパッションを感じる、お二人の熱演です。やはりパドモアさんは「冬の旅」に声の焦点を持ってきてたと思う、安定感がありました。私としては二日間に渡って、一つの大きなプログラムを聴けた感で、とても満足でしたが、二日で違う曲を演奏する、パドモアさんも凄いけど、ティルは3つのプログラムを、完璧にこなしている(?_?)。

「冬の旅」の音楽は、その聴く時の自分の状況によって、毎回違う発見があるというか、深い音楽です。シューベルトの人生に直結するとだけ考えると、病魔と闘い、死へ繋がる音楽と感じますが、多くの人の人生の歩みと捉えると、生きることの困難さ、葛藤が描かれている、共感の音楽です。誰かや自分があることで悩んでいたり、迷いの中にあれば、ああ、まるで冬の旅のこの場面だ、という捉え方が出来るのです。主人公の行き着く先は「ライヤー廻し」で曲は終わりますが、その先主人公がどうなるのかは”?”です。ライヤーは回り続けている…、主人公はひょっとして、失恋からも立ち直り、またそこから去って、暖かい春を迎えるかもしれない。ミューラーもシューベルトも、若くして亡くなりましたが、誰かわからないけど、この若者はまだまだ先の人生があるかもしれない、きっと幸せな未来があると思いたい。

そんな事を感じながら、パドモアさんの歌を聴いていました。友達は「冬の旅」が初めてだったそうですが、やはり「高音が凄い綺麗やねえ~」と、マークの高音は特別です
パドモアさんの「冬の旅」は、初稿譜による高いキーを選ばれていますが、それは24曲中の5曲が現代出ている楽譜と違います。
6雪解けの水流、10休息、12孤独、22勇気を!、24辻音楽師 です。IMSLPで一つ出ています。winterreise score で検索。
辻音楽師はイ短調→ロ短調(♯♯)、シャープは十字架を表すともいわれますが、バッハのロ短調ミサの第一曲目ですね。
シャープ系が合っている、最後の”drehn?”と高く伸ばす音が、ファ♯の音となることによって、厳しい運命を感じます。

友達にお勧めのCDは何?と訊かれ、彼女はピアノを習っていたこともあり、インベンションくらいまで進んだと聞いて、思わずティルのインベンションの入ったCDを勧めて、買って帰りましたが、次の日にパドモアさんのCDもやっぱり欲しくなって、インターネットで探したけど、みんな売り切れやねん(;'∀')て言ってきました。私も我ながらコンサート会場でないと、解説や対訳が付いたものが手に入らないのに、何故勧めなかったのか、自分が不思議になり、また東京も行くから、残ってたら3枚とも買っとくわ~。




オペラ「蝶々夫人」などは、着物を着たお客がいっぱいらしいですが、リートのコンサートでは殆ど見かけませんね。
何故着物かって?日本に来たという思い出になってくれたらいいな~という思いです(*^^)v。









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Der Flühring will kommen ! Mark & Till の旅 at いずみホール

2017-02-25 01:36:46 | More Mark Padmore
春が来る前は、気温の変動が激しいものですが、特に今年の2月は大雪があったり、20℃近い日があったりと、極端な温度変化の中、
マーク・パドモアティル・フェルナーによる、日本公演ツアーが行われました。

2月18日
大阪・いずみホールのシューベルト・シリーズの三大歌曲集のラスト「美しき水車小屋の娘」を聴きました。


私としては念願の大阪公演で、パドモアさんは初のソロで、ティルは、いずみホール・デビューでした。


いずみホールの三大歌曲を全部聴きましたが、やはり一番お客さんが多かったです。
パドモア・ファンだけど、わざわざ東京までは行かない、という方が結構関西にはいらっしゃるのです。
それと「水車小屋」が唯一ここだけだったので、両者のファンで他府県から来られている方も多かったようです。
14日の横浜・みなとみらいホールの「冬の旅」が満席だったようで、その勢いの流れというのも感じました。

パドモアさんを初めて聴いて魅了されたのは、いずみホールでの「マタイ受難曲」(ヘレヴェッヘ指揮・コレギウム・ヴォカーレ)、「オルフェオ」(パーセル・カルテット)だったので、また来てくれないかな~と首を長~くして待っていたのですが、待てども待てども、いずみホールどころか、日本に来てくれませんでした。
すっごく失礼なことだとは思いますが、イアン・ボストリッジ&ジュリアス・ドレイクが「水車小屋」でいずみホールに来た時に、パドモアさんの代わりだと思って、聴きに行ったことが…(^-^;。

シューベルトが手掛けた、ヴィルヘルム・ミューラーの詩による最初の連作歌曲で、有節形式の聴きやすい曲が多く、ピアノも歌のメロディーも美しい。主人公の粉屋の徒弟の気持ちに寄り添う小川や、山、花、星などの自然描写や、物語の風景を、ティルがどんな風にピアノの音を響かすのだろう、という楽しみも多いにありました。
緑の山の中、小川のせせらぎに乗って、ワクワクと歩いてくる若者の足取りの如く力強い音、優しい小川の清らかな流れを、以前聴いた時よりも、更に表情豊かに弾いていました。出だし随分荒々しいと聴こえた人もあったようですが、あまり大人しいのも面白くない。この人のドイツ的な響きは、ベーゼンドルファーでも良かったのではないかと言う声もありましたが。
弱音の美しさも更に綺麗で、音量の幅や音色の多彩さも、深みを増していると感じましたし、全ての曲が満足でした

パドモアさんは、今回「冬の旅」が多いというか、先にもあったので、中間音に焦点があったように思いました。多くの初めて聴く人は、やはり高音が凄く綺麗やね~と第一印象は持たれるようですが、声楽を体感的に聴くと(ハイ・テノールなのでなんとなくわかる)、ファルセットに持っていった時に、安定さすのに苦労されてるように思いました。管楽器は近いかもしれません、中間音や低い音を充実させようとすると、高音が出にくくなるし、高音ばかり出してると、低音が出なくなったりするものです。人間の身体は日々違うのは当然なので、声の安定よりも、より語り部的な表現に重きをおいておられるとも感じました。いずみホールは、リートにはちょっと広いかなとは思いますが、極弱の声を出されると、よけいぐっと惹きつけられ、ティルも即座に対応していました。

リートは詩を朗読するように、語り歌う。シューベルトはそのバランスが最適で、イントネーションどうりの音型なのに、メロディーとしても美しい。”歌曲の王”と言われるの所以がそこにあると、師匠から教わりました。
色々と物語が進んで、終りの2曲の美しさは、このコンビの真骨頂だと思いました。最後に主人公は小川に沈み亡くなるので、パドモアさんは、ピアノの椅子の前あたりで横を向いて、小川になって、姿の無い少年に歌いかけるといった感じでしょうか。色んな演出があるんだな、と思いました。ポール・ルイスとの時は、完璧にスポットライトがピアノだけになり、暗闇の中で歌われて、ポールの青いシャツが、本当に小川らしかったです。
揺り籠のように癒されるピアノと、優しい子守歌に乗って、少年は安らかに眠り、天国へ行きました。(つづく)


音楽だけでなく、ほんと絵になる二人です

   サイン会も凄い人気でした。


この日は着物で車を運転して行きました(^-^;。殆ど着物の人いないんですけど、けっこう沢山の人に、この演奏会は着物を着るに値する、いい演奏会だわ~と言われました(*^^)v。






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2月の初辰さん

2017-02-15 23:42:43 | 初辰さん
明日、明後日と極端にまた春のような暖かさになるようですね
雪こそ積もりませんでしたが、先週は今シーズンで一番寒く感じました。寒さのせいで、給湯器のお湯が出なくり修繕しました。
やはり寒いと、点火する時に頑張って温めようとするので、負担がかかっていまうのだそうです。
トイレもウォシュレットが止まり、便座も冷たくなりました。便座に座った時に冷たいと、めっちゃ悲しくなります(;´・ω・)。
でも少し暖かくなると、便座が温もりだして、今日からウォシュレットも復活して来ました。こちらも寒いと頑張るのか、それとも単に古くて壊れかけてるのか、気まぐれなトイレです(^-^;。

2月10日
ブログが前後してしまいましたが、雪の予報も外れ、無事友達は車を運転することが出来、住吉大社の初辰まいりに行けました。


種貸社の可愛い梅の花は、それでも咲きだしていました。


吉祥殿の今月の打掛は鮮やかな赤。


寒くて風もきついけど青空です。

  
FBで友達の野菜屋さんと。今月も車を運転しないので、酒が飲める(*^^*)。田植えの時、害虫駆除のために、御神田に放たれた鴨だろうか?


雪が積もる予定だったので、深井のメープルタウンには、融雪剤が撒かれているのですが…。


何故か大きな音符などの飾りを付けている、サンパレスの木も冷たい風に揺れていました


今月の初辰さん。やはりこの時期のパンも誘惑的…。


ベランンダの花達も、極端な気温の変化に、咲いたり蕾んだりしています(^-^;。
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♡ Happy Valentine ! ♡ でもインフルエンザが大流行!

2017-02-14 09:06:53 | 歳時記
今日はヴァレンタイン・デーですね
連日、西日本の北の方では、異常なくらい雪が積もっているニュースがながれますが、大阪の南の方は雪すら殆ど降りません。
ただ、インフルエンザにかかっている人が物凄く多く、至る所で咳をしている人に会います。マスクをして防御するしかないですが、お医者さんの話では、今年のワクチンは、大きく型が外れているのだそう。何百というウイルスの中から、だいたい流行るであろうと思われる5つくらいを選んで、毎年予測を立てて作られるので、勿論外れることがあり、ワクチンを打ってるのにかかってしまうのは、ワクチンと違う型のウイルスに感染しているか、たとえワクチンを打ってても、かかることはかかるそうで、その症状が少し軽くなる程度のものなのだそうです。


可愛い黒板アートを見つけました。泉北の有名ケーキ店「T.YOKOGAWA」本店の喫茶コーナーに飾ってあるものですが、私の憶測によるとパティシエ・横川氏(元テレビチャンピオンのグランド・チャンピオン)によるものではないかと思われます。メニューも黒板に手書き、トイレの中にも黒板に思いっきり絵が描いてあって、サインが書かれていたからです。
季節が変わると、絵も変わるのかな~?また違う季節に行って、確かめてみたいです。


その喫茶で、私の大好きな苺パフェを食べました🍓。チョコも付いてるし、これからの季節が一番スウィーツの誘惑に負けるので危険です(^-^;。


猫の絵クッキー(セブンイレブン)(=^・^=)。

カトリックでは、365日の聖者の記念日があり、2月14日は”聖ヴァレンチノ”の日です。
ヴァレンチノは病を治す力があったそうで、お医者さんのような存在ですね。ヴァレンタイン・デーは、日本のチョコレート会社の商戦略から始まりましたが、インフルエンザや風邪が流行るこの時期には、案外合ってるのかもしれませんね。
詳しい説明は、カトリックの聖者カレンダーが載ってるサイトがあります。
http://www.pauline.or.jp/index.php

イタリア初期バロックの作曲家、タルクイニオ・メルラ「Gaudeamus omnes」という宗教曲がありますが、歌詞の中に、謎の”N”と書かれた部分があるのです。CDなどで聴いても、歌ってる人全員が、違う名前らしき言葉を入れていて、それもなんて言ってるのか、聴きとりにくい。
レッスンを受けたり、クリスチャンの詳しい方に聞くと、それはNameという意味で、ここにキリスト教聖人の名前を入れて歌うということだと解りました。
それは、その歌う日の聖人の名前を入れたりするのですが、365日いつでも歌える歌を作って、楽譜を売ろうという、こちらもメルラの商魂がうかがえます。ちなみにメルラは、ヴァイオリニストでもあり、ヴァイオリンの曲も多いのですが、歌曲もとてもいいメロディーのものが多いのです。

”聖アンデレ”の日にコンサートがあって、アンデレの名前を入れた演奏の動画です。
アンデレは、X型の十字架にかけられ殉死したことから、アンデレを守護聖人とするスコットランドは、X十字の模様です。スコットランドがUKから独立してもいいかという、住民投票がありましたが、もし独立したら、ユニオンジャックから青地に白の斜め十字が無くなり、とても間の抜けたイギリス国旗になってしまうところでした。何年か後にはEU離脱がありましたが…(^-^;。

T.メルラ 全ての者よ主に向かいて喜ばん (Tarquinio Merula "Gaudeamus omnes")


もしヴァレンタイン・デーに、この歌を歌うとしたら、聖ヴァレンチノという名前を入れることが出来ます(*^^)v。
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ルヴァンのパン屋さん、お世話になり有難うございました。

2017-02-12 17:22:31 | 日記
この一週間は大雪の降る大寒波インフルエンザも猛威を振るっていて、連日ピアノの生徒さん達から、学級閉鎖の話しを聞きました。
こういう気候の時は、結構お葬式も多く、近所の親切だった「ルヴァン・ルヴュール」というパン屋のご主人が亡くなられました。

病に侵されて、昨年の夏からお店をたたまれていましたが、お葬式の時に奥様聞いた話し、なんと昨年暮れのクリスマス・コンサートを、一時退院されていて、聴きに来てくださったのだそうです。休憩無しでしたので、やはり途中でしんどくなり出られたそうで、全曲聴けなかったことを、とても残念に思い、最後まで私の歌をもう一度聴きたいと言ってくださっていたそうです。

いつもチラシをお店に置かせていただきましたので、時々、特に古楽のコンサートに来てくださいました。
近眼の上、間違えてはいけないと余裕がありませんでしたから、まさかコンサートに来てくださっていたとは知らず、そんなことを言ってくださっていたとは…。知っていたら、録音をCDにして、すぐに送ってくださったお客様もいたのに…、と後悔しきりでした(T_T)。

泉北ニュータウンで、指折りの美味しいパン屋さんで、天然酵母、無添加にこだわったパンを、ひたすら作られて、奥様がお店に立ち、喫茶コーナーもありましたので、地域の人達の交流、出逢いの場でもあり、芸術をこよなく応援してくださっていました。
絵画も無料で二週間展示させてくれましたので、予約が何年先にも埋まるほど、うちの娘も絵の展示をさせていただいた時、幼稚園の先生や多くの人が観に来てくださり、教育冊子の表紙絵もお願いされるような、貴重な出会いもありました。

女の子の等身大の絵ばかりなので、ご主人がまだ暗い早朝、一人で仕込みに店に入ると、まるで生きた女の子達に見られているようで、ちょっと怖かったというお話しもされていました。
子供が小学生の時から大人になるまで、親子でたいへんお世話になりました。もうあのパンを二度と食べられないのかと思うと残念ですし、お仕事を辞められても、楽しい老後を送っていただきたかったです。


坂ノ咲由平「You can become free anyone」という作品と、ご主人に聴いていただきたかった、ヘンデル「9つのドイツ・アリア集」全曲を掲載させていただきます。

ヘンデル「9つのドイツ・アリア集」全曲 G.F.Handel 「Neun deutche Arien」HWV202-210


心からご冥福をお祈りいたします

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