Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

テルミンのために書かれた曲、「伝道の書に捧げる薔薇」(3つのジムノペディ)

2011-09-12 | テルミン
7月30日のフレンズ・オブ・テルミンのサロンはが正式発足したのは10年記念の『テルミンがやってきた日』と題された企画でした。
前半はテルミンのために書かれた作品6曲を3名の奏者が演奏、ありがたいことに、そのうち2曲はわたしが演奏させていただきました。
後半は日本におけるテルミンの歴史を振り返る研究発表で、場内は「そうだったのか!」や「うんうん」「そうそう(身につまされる(^^;)」という反応で満たされました。
おかげさまで盛況で、ちょっとアカデミックで、いい感じにあマニアックな大阪サロン、そこに参加させていただけたことはとても楽しい経験でした。

さて、わたし自身もテルミンを弾き始めてそろそろ10年、この間にテルミンという楽器のの知名度はがだいぶん上がったなぁと思います。 でも、テルミンのために書かれた作品となると、あまり知られていなくて、演奏される機会も多くはありません。
7月のサロンではそんな中から選ばれた新旧6曲の生演奏だったわけですが・・・実は、わたしの以前からのレパートリーにもテルミンのために書かれた作品が存在しています!

それは、のJun Yamamoto作曲のA Rose for Ecclesiastes 「伝道の書に捧げる薔薇」(3つのジムノペディ)−テルミンとピアノのための (2005)です。

この曲はJun Yamamotoが過去に築いたアイデアも取り入れられてはいますが、わたしがテルミンで弾くために纏め上げられて、2005年5月に東京で開いた三毛子とテルミンのやさしい時間と題したライブで初演しました。 テルミンとシンセサイザーによる演奏を2006年1月にネット上にUPしていました。
そして今回、テルミンとピアノによる演奏を新たに録音しました。

以下、Jun Yamamoto本人による解説です。

ロジャー・ゼラズニーの同名の小説"A Rose for Ecclesiastes"(1963)に想を得た作品です。原作の小説は火星を舞台にしたとても幻想的にしてセンス・オブ・ワンダーに富んだ傑作です。日本語訳はハヤカワ文庫で浅倉久志さん他の翻訳で出版されましたが現在は絶版のようです。英語原文がこちらで読めます。

本作品はエリック・サティーの「ジムノペディー」の形式を借りた、異世界(火星)の舞曲として、独特の浮遊感をもつテルミンの音色を最大限生かすべく発想しました。いずれもA-B-Aの三部形式によるゆったりしたテンポの3曲からなり、各曲の タイトルは1. M'Cwyie 2. Braxa 3. A Rose です。

第1曲 M’Cwyieは主人公の考古学者の名前です。曲はaを主音とするロクリア旋法を使ってはじまり、再現部では同じ旋律をエオリア旋法で回想します。
第2曲 Braxaはヒロインの火星の舞姫の名前です。この曲はもともとフルートとピアノのための4つの小品の第二曲として書きました。曲はfを中心音とするリディア旋法を使ってはじまります。
第3曲 A Roseは火星において再生された地球の薔薇を指します。さまざまな旋法を組み合わせ、転調を多用して書きました。


第1曲 M’Cwyie
第2曲 Braxa
第3曲 A Rose
↑それぞれ曲名をクリックすると「MUSIC TRACK」のページが開きます

わたしは、テルミンで演奏するのは絶対にテルミンのために書かれた曲でなければならないとは思いませんし、新しい曲でなければならないとも思いません。 他の楽器のために書かれた従来の曲であったとしても、演奏したいと感じ、美しかったり面白味があったりすることで新たな音楽が産まれるのはこの楽器に限ったことではありません。 でも、今まで何かと不運な境遇(特に日本において)だったテルミンのために、今後も多くの素晴らしい曲が書かれて、マボロシでない楽器として存在し続けていってほしいと思います。
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いろいろ

2011-09-12 | いろいろ
7月末、フレンズ・オブ・テルミンの大阪サロンで演奏させていただいた後、遠距離介護の開始となった父の用件や、お礼を伝えたかった友達に直接会うことを果たして、自宅に戻りました。
貴重な演奏の機会をいただけたこと、友達と取り留めのない話のできる和む時間が持てたことで、春からのいろいろから少し放たれてちょっと落ち着けるかなと思ったのですが・・・その後、しんどくて失速、Twitterからすらも脱落していました。

何がしんどいの?ということについては、いろいろあるのですが・・・unsolvableなことがほとんどで、今は書くのもしんどいので・・・とりあえず、パスして次の記事を書くことにします。
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フレンズ・オブ・テルミンの7月の大阪サロンで演奏します

2011-07-14 | テルミン
フレンズ オブ テルミン 【7月の大阪サロン】  『テルミンがやってきた日』

フレンズ オブ テルミン 【7月の大阪サロン】
『テルミンがやってきた日』


フレンズ・オブ・テルミンの7月の大阪サロンで三毛子が演奏します(2曲ほどを予定しています)

(終了いたしました、ありがとうございました。)

とき:2011年7月30日(土)
   18:00〜20:00

ところ:芸術創造館(いつものサロンと会場が違います)
    http://www.artcomplex.net/art-space/

    大阪市旭区中宮1−11−14
    (大阪市営地下鉄谷町線 千林大宮駅から徒歩10分、京阪本線 森小路駅から徒歩10分、大阪駅前より市バス幹83号系統「守口車庫前」行 または 幹78号系統「花博記念公園北口」行 約40分「旭区役所前」下車すぐ、地下駐車場32台収容)

料金:会員 1,000円 非会員 1,500円


内容:『テルミンがやってきた日』
 フレンズ・オブ・テルミンが正式発足したのは10年前のことでした。
 「テルミンをやってます」というとまずテルミンの説明をしなければいけなかったあの頃にくらべると、テルミンの知名度も上がったものだと感慨深くならざるをえません。
 さて、フレンズ・オブ・テルミン発足から遡ること70年前の日本、まだだれも見たことのない新楽器テルミンの演奏会が行われたということをご存知でしょうか? 記念すべきこの日に、あらためて日本におけるテルミンの歴史を振り返ってみましょう。
 普段は聴く機会の少ない、テルミンのために書かれた新旧の作品の演奏も行います。

研究発表:
 藤野純也(ふじの じゅんや)

 東京都在住。
 東京音楽大学で作曲を国立音楽大学大学院で音楽学を学ぶ。
 テルミンを竹内正実に師事。
 テクノロジーと音楽の関係、特に黎明期の電子楽器とその音楽を研究。
 近藤和明《テルミン・ソロのためのMoblie Canon》を初演

演奏予定曲
 MELODY for Thereminvox and Piano/Joseph Schillinger
 Canon for Theremin and Piano/大澤徹訓
 テルミンのためのスケッチ/大澤徹訓
 Romance for Theremin and Piano/大澤徹訓
 Garden of Fish/トリ音

演奏:
 中村隆子(なかむら たかこ)/テルミン

 岡山県在住。
 2007年より濱口晶生にマトリョミンを、
 2007年より辻深也、児嶋佐織、2008年より竹内正実にテルミンを師事。
 マトリョミングレード1級。
 各地でテルミン、マトリョミンの指導・演奏活動を展開中。
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~obaoba/theremin.html

 三毛子(みけこ)/テルミン
 東京都在住。
 独学でテルミンを始めてちょうど10周年。 
 テルミン奏者のなかでは珍しい座って演奏するスタイルと独自の奏法で、
 ジャンルにこだわらない世界を展開。 
 現在はインターネットでの演奏発表を中心に活動中。 
 http://www.netlaputa.ne.jp/~miquette/
 てるみんるーむ

 児嶋佐織(こじま さおり)/テルミン
 日本のテルミン演奏の第一人者、竹内正実氏に師事。
 ジャズ、クラシック、ロック、即興演奏など、ジャンルを選ばない多彩な演奏活動に取り組む。
 2007年からおおたか静流&asian wingsのメンバーとして各地で演奏、2008年にはノルウェーで公演。
 現在近鉄文化サロン阿倍野、よみうり堺文化センター他で、後進の指導にもあたっている。
 http://cozytheremin.blog.fc2.com/

 松井正樹(まつい まさき)/ピアノ
 大阪音楽大学器楽学科ピアノ専攻を卒業後、幼稚園等への公演を行う「スキップ楽団」に参加。
 クラシック音楽をベースに持ちながらも、そのピアノワークはジャズ・ロック・カントリーから民族音楽まで様々な音楽ジャンルを弾きこなす。
 また、近年はアコーディオンや、最古の電子楽器と言われるテルミンの演奏も手がけており、
 ピアニストてしてのステージとはまた違った一面も楽しませてくれる。
 演奏はもちろん、作曲やアレンジでもその高い音楽センスは好評を得ている。
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パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante cantabile on テルミン

2011-04-15 | テルミン
てるみんるーむに新しい曲、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏」を追加しました←曲名をクリックすると「MUSIC TRACK」のページが開きます

パガニーニの主題が悪魔的な面白さでどんどん編曲されていくこの狂詩曲の中で、この第18変奏だけ趣が異なっています。 どこに主題が?という旋律ですが、主題反行形が元になっています。(というタテマエで、とても自由にまるで別の曲のような) なんだかここだけ白くて、わたしは勝手に天使の部分と呼んでいます。
テルミンで弾くには、いかにもベタな選曲かなと思いましたが、深い雪を割って開く花のような、あるいは自由に空を舞うような、曲の魅力に負けました。

正直なところ・・・地震の後、しばらくテルミンを弾く気になれませんでしたし、ピアノ部分の作りこみもしばらくできませんでした。
でも、地震とは別のまったく私的な事情で、少しの間テルミンを好きなだけ弾ける環境や時間がとれない予定になったので、ちょっと荒削りなままなのですが急いでアップしました。 いや、そうじゃないかも・・・自分のためにテルミンを弾く時間が必要だったからかも。 いろいろ準備しなきゃいけないし、眠れてないけど、わたしにはやっぱりこの時間が必要でした。

誰かのためにとか、癒してあげたいとか、自粛反対とか諸々の理由ではなくて、ただ弾きたいから。 いつも、基本はそれだけです。
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春のいろえんぴつ

2011-04-07 | いろいろ
ふるい友達のお子さんがことし小学校に入学、描きたいと思っていたカードをやっと仕上げて発送しました。

実はお子さんたちにはまだお会いしたことがありません。 でも、双子ちゃんが元気に通学する姿を思い浮かべると、思わず頬が緩みます。 想像をふくらませながら、いろえんぴつでほんのり色を載せました。
先日絵の具を整理したけれど、いろえんぴつも使うのはものすごく久しぶり。 ほんとになまっていることを思い知りました。(^^;ゞ

手作業は、気持ちをすこし落ち着かせてくれます。

春のいろえんぴつが、日本を南から北へ桜色に染めていくこの時期。
これからもずっと、全国の、全世界のこどもたちがすこやかに過ごせますように。

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