路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

急勾配の階段

2010-09-10 | 今日の路地町家
先日、町家を改修して住たいと希望されている方が見学に来られました。
もう工務店も決まり、そちらの社長さんと設計の方も同行です。

小学生の女の子とご夫婦の3人ご家族で
階段が急なのが心配でお悩みとのことでした。

この路地町家を紹介された方のネライは的中!
結果から言いますと、悩みは即座に解消。
安心して以前のままの傾斜で、改修を進めることにされました。

なぜなら、改修希望の町家は一間半に作られた階段。
路地町家はたった一間のスペースに取り付けられた階段だったからです。



一間の間に、踏込みと狭い踊場を採っての階段ですから、急なのは当たり前。
初めて来られたマンション暮らしの方などは
「登れても、きっと降りられないから止めておきます」とか
「とても生活のできる階段ではない!」とまでおっしゃいます。
私も、そう思います。

ところが馴れれば、返って良い運動になり
子供たちは、アスレチック感覚で楽しんで登ります。
そんなお話しをしていると、改修物件はこれより緩やかな傾斜ですから
ご家族も心配ないと思われたようです。



私の感覚では 「短時間で2階へ移動できる!」です。
考えてみてください、直線距離は殆ど天井までの距離と変わらないのですから。
早く登り降りできる様になれば、まるで「瞬間移動」!(笑)
身体機能に問題がなければ
老人になっても、このくらいの脚力は維持していきたいものです。




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