大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

野菜鍋オフ(おざわ)

2004年12月21日 15時01分00秒 | その他
 どうしたわけか、オフの日になると体調を著しく崩すメンソールです。前回の【潮州料理オフ】の時には下痢&嘔吐感で、後半の料理は満足に食べれず。今回の【野菜鍋オフ】の時は、強烈な鼻炎に襲われ、鼻水&鼻づまりで味があまり判らずでした。

 さて、ヘルシー野菜鍋が看板の『おざわ』ですが、会員制&完全予約制の店です。原則ですが....。常連になると、予約なしでふらっと立ち寄っても入れる場合があるのですが、会員でない人は予約してから行く方が良いでしょう。その際に「うちは会員制の店や」とか「非会員は3年待ちや」と、大阪的ノリで言われる場合があると思いますので、そうしたところをサラッと流してください。

 部屋に案内されると、野菜をてんこ盛りにした鍋が。初心者の場合は、スープを一口飲んでみるように進められる。スープは、鶏ガラ、金華ハム、豚足、アガリクスなど70種類くらい使ってるらしい。油も塩も調味料も使っていない。締めの麺や雑炊まで入れてトータル800キロカロリー以内に抑えてあるそう。しかも、限界まで食べても翌日の胃もたれはない。

 鍋の中にある青い葉っぱは『天満菜』で、葉も太く芯も柔らかく、煮ても柔らかくならずいつまでもシャキシャキ感がある。手元の皿には、昆布ベースの特製タレが用意されているので、レンゲ2杯分のスープを加え、芥子を溶いて食べる。突き出しには造り(鯛、マグロ、イカ、サーモンなど)と豆腐系(豆腐、湯葉、濃縮豆腐)、それから珍味六種盛り。

 ビールは地ビールで、一日40杯限定らしい。地ビールにはマイルドとソフトがあるが、飲んだのはマイルドの方。ソフトはすでに売り切れていた。そこでまず地ビールをオーダー。金属製のジョッキに細密なあわが帽子のように乗ったビールが登場。しっかりとした麦芽の甘い味がするけど、それがとっても柔らかい。ホップの香りはほとんど無かったような気がする。鼻づまりだったんで自信ないけど....。第5番目のジョッキがあって、それには飲み比べようにビール。入っているのはアサヒスーパードライ。比較する前から勝負は見えているので、コメントは書かないけど。

 続いては半分に切った活け伊勢エビ一尾が投入される。その間に出されたのが鯛のおかしら付き。丸ごと揚げたものに味噌味の中華風あんがかけられている。四川料理が好きなメンソールは、いつも鯉の丸揚げ甘酢あんかけを食べてたので、懐かしい一品だった。ここで余談。おかしら付きというのは、頭が着いている魚だと思ってる人が多いと思うけど、本当は尾頭付きと書いて頭も尻尾も着いてるということね。

 皿にサイドメニューで、牛肉が登場。見事な霜降りで、一切れは鍋の底に、残りは鉄板で焼いて味噌だれで食べる。鍋に入れた方の肉は、7分後が食べ頃だというので、しっかり7分間はかって食べた。焼いた方はおいしかったけど、鍋に入れた方はせっかくの油が抜けてしまって、それほどではなかったような....。逆にあとに控えている麺や雑炊のためのダシ作りの一環なのかな。

 伊勢エビができあがったので、食べていると、国産豚のトンカツが登場。衣が極限まで薄いトンカツらしい。火が通りすぎで肉汁のジューシーさがなくなっていたように感じたのが残念な所。続いては、松阪牛のタタキが登場。醤油系タレが効いていたのと、サシが入ってたのが残念なところ。メンソールは、タタキとかは赤身の方がおいしいと思ってるので....。

 具を引き上げて、自家製麺を入れる。ここで浮いてくる白い泡はアクではなくて伊勢エビから流れ出たミソの旨みなので、すくったりしては行けない。麺は酸素を入れてほぐれやすくしたもので、空気麺というらしい。バリバリの玉子麺の味がする。

 ドリンクの方は、メンソールが日本酒飲んでたところ、「酒好きやったらええ酒出したるで」ということで、越乃寒梅の超特選。さらに、市販されていないという越乃寒梅の原酒。正直メンソールは、越乃寒梅にあまり良い印象を持ってなかったんだけど、考え方が変わったかも知れん。

 続いて、スープを鍋底2cmくらいにまで減らしてご飯を投入する。味付けは焼き海苔と岩のり、仕上げに入れるごま油6滴のみ。味はというと、雑炊というよりはリゾットという感じ。このあたりを確認すると、山田錦に餅米をブレンドして使っているらしい。だから煮込んでいっても粥状にならないとのこと。雑炊は、できあがりをすぐに食べたものと、少し冷えてから食べるのとでは味が違う。冷えるときに味がしみこむので、冷えるまで待った雑炊の方が、味が濃くなる。
 
 デザートは、フランスパンにバターを詰めたもの。バター外壁に膜を作り、胃酸が上がってくるのを防ぐためにムカ付くことがないとのこと。

 マスターの尾澤氏が各テーブルを回り、鍋に野菜を追加し、食べ具合を見計らって、鯛や牛肉、トンカツなどのサイドメニューを進める。ちなみに、複数回通うと、どんどん脱線していき、フレンチ系の料理や割烹、寿司などが出てくるらしい。冒頭にも書いたけど、原則的には会員制の店で、会員になるためには店長の面接を経て、年会費は3,000円から400,000万円までだそう。メンソールの年会費がいくらなのかは秘密ね。(^_-)。


(店 名) おざわ
(ジャンル) 野菜鍋
(住 所) 大阪府東大阪市長田2-19-16
(電 話) 06-6788-0831
(営業時間) 完全予約制
(定 休 日) 原則水曜日休みの不定休
(店 主) 尾澤誠志
(ウ ェ ブ) http://www.yasainabe.com/
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