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九四式対空二号無線機(二型)受信機の修復作業報告 その1(2015年8月11日)

2015年08月11日 16時54分00秒 | 01陸軍無線機器

九四式対空二号無線機(二型)受信機の修復作業報告 その1(2015年8月11日)

2013年10月8日の定期点検報告では、捲線(コイルパック)はNo6番の2,500~4,500Kcのバンドのものですが、低域のバンドの感度が悪いことからトラッキング調整を必要となりました。
ところが、ダストコアー・可変コンデンサーともエナメルが塗り固められており、動かすことができません。
このため、捲線(コイルパック)を分解を試みましたが、分解できません。
10年前の記録では、確かに分解したのですが、今回はできません。何故かわかりません。
このようなみじめな結果になっておりましたので、あらためてトラッキング調整に挑戦しました。
分解の手順書を記録していなかったため、10年後に分解方法が分からなくなったのが実態です。
やはり、記録の残すことが大変重要ですね。
分解のポイントは、上部の子ネジをはずし、おもいきり上部の構造物を持ち上げることでした。
ダストコアー・可変コンデンサーともエナメルが塗り固められていますので、除光液でエナメルを溶かします。
トラッキング調整については、通常の方法とおなじです。
少し感度が低いので、真空管をチェックすると周波数変換のUt-6L7Gのエミッションが低下していたので交換することとしました。
この結果、受信性能も大幅に向上しました。
更に、捲線(コイルパック)はNo8番の8,500~15,000Kcのバンドも受信試験しましたが、良好でトラッキングの調整は不要でした。
残念なことに、本機には銘板がありません。
また、いままで現存する対空2号受信機で、正規の銘板を付けたものをみたことがありません。
今回は、関連する銘板から対空2号受信機の銘板を偽造することとしました。


過去の作業記録
定期点検報告(2013年10月8日)
本機は、九四式対空二号無線機(二型)受信機です。後継機種としは、ほぼ同一仕様の地2号無線機受信機・ム-62受信機となります。
10年以上前に整備したまま、ずっと保管していましたので、今回定期点検する次第です。
通電すると無音状態であったことから、いろいろな個所の故障を疑い、挙句の果て中間周波トランスまで分解してみましが、異常はありませんでした。
エージングをかけることにより、状況がかなり変動することから、少し時間あけて調査することとしました。
エージングの結果は、結論としては正規の動作をするここが確認されました。
ただし、かなり感度不足が確認されたので、まずIFTの調整をおこないました。
中間周波数は、九四式対空二号無線機(二型)受信機が400Kc、地2号無線機受信機・ム-62受信機が450Kcです。
調整の結果は、ほとんどずれはありませんではた。
捲線(コイルパック)はNo6番の2,500~4,500Kcのバンドのものですが、低域のバンドの感度が悪いことからトラッキング調整を試みました。
ところが、ダストコアー・可変コンデンサーともエナメルが塗り固められており、動かすことができません。
このため、捲線(コイルパック)を分解を試みましたが、分解できません。
10年前の記録では、確かに分解したのですが、今回はできません。何故かわかりません。
もう一つの課題は、BFOの発振ができません。プレート電圧を高めに設定したところ、かろうじて発振しましたが170Kc近辺となりました。
定期点検としては、課題はありますがひとまずこれで終了とします。


広島戦時通信技術資料館は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 

 

 

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