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崎山電気工業 ミニグラフ Type-GAオシロスコープの修理記録(その3)(平成27年7月14日)

2015年07月14日 11時19分46秒 | 09真空管式オシロスコープ

崎山電気工業 ミニグラフ Type-GAオシロスコープの修理記録(その3)(平成27年7月14日)


修理記録(その1及び2)においては、本機の修理に関する考察は以下のとおりです。
①配線図が付随しているので、修復は可能です。
②戦後になると米国の技術への傾倒もあり、ST管からGT管への切替が盛んに行われておりました。
 本機も、同様にGT管が採用されております。
 内部を見ていないので修復については当面踏み込めません。
③フロントに電源ケーブルがありますが電源プラグがありません。つまみなどはすべてオリジナルのようです。
④警察の無線通信機器の保守に使用されたものと思われます。
⑤通電するとほのかに緑色の雲状のスポットが発生した。

機能確認のため、通電を開始しある程度エージングすると、どうもオイルコンデンサーに充電され、コンデンサー容量の回復がはかられたようで完全なスポットが発生した。
昭和25年ごろの製品と思われますが、全く部品交換もせず、スポットが発生したのは大変な驚きです。
本機は、電解コンデンサーやペーパーコンデンサーの使用が少なく、オイルコンデンサーとマイカコンデンサーを使用していたのが長期間でも機能を回復できた原因かもしれません。
また、のこぎり波発生回路として専用のサイラトロン管(66G-GT)は、教科書や真空管などではよく目にしますが、実装された実物を見るのは初めてです。
さらに、エージングしていると、今度は輝点(スポット)が輝線へと変化しました。
運のいいことに、サイラトロン関係の水平掃引の機能が回復してきました。
ブラウン管の電圧試験から、垂直コントロールの電圧の制御がプラスからマイナスになならず、スポット位置が上部から降下しません。
垂直増幅の結合コンデンサーの電流漏れがあるようで、本来なら交換が必要です。
まだまだ試験すれば不具合があると思われますが、今回はオリジナリティに配慮しこのまま保存することとします。
本機をいくら整備しても、とても現代電子機器の試験用オシロスコープとしての役目は果たせません。

 

広島戦時通信技術資料館及び広島手製本倶楽部は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 

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