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地1号受信機#1号機の修復作業記録 その10 (2016年05月01日)

2016年05月01日 21時44分31秒 | 01陸軍無線機器

地1号受信機#1号機の修復作業記録 その10 (2016年05月01日)

線輪(コイルパック)については、地1号受信機とム65改では、本体接続部の挿入端子が上下が逆に装着される機構となっています。
これは、線輪内部の接続方法が異なっていることから、わざと規格変更したと考えられます。
具体的には地1号受信機では、正面から見ると接続端子が上部にあり、ム65改では下部にあります。
地1号受信機の線輪の復元をおこなうためには、RF1、RF2、MIXとOSCのコイル規格とOSCの固定蓄電器の容量値が必要となります。
今回は、オリジナルの線輪7の中身を分解し、各規格を測定することで復元可能となりました。
線輪を分解すると、全てインダクタンスの調整には、フェライトのコアーがあるものとおもっていましたが、中には銅合金のような金属のものもありました。
最後に受信機のケースを装着し、長時間の受信試験を実施し、今回の地1号受信機の修復作業を完了としました。
なお、もう一つのム65型を所有していますが、この受信機の線輪は地1号受信機と同じ接続端子の仕様となっています。
ム65型についても、ム65型改に至る間に様々な改良が行われ、敗戦に至ったものと推測されます。

地1号受信機とム65型改の線輪挿入口ですが、接続端子が異なります。

線輪(地1号とム65型)の正面では同じように見えますが、後ろの接続端子の位置が異なります。

 ム65型改の線輪7のオリジナルです。この線輪でコイルの巻き数と固定蓄電器の容量(1000PF)を測定します。

地1号の線輪7の改造分(RF1,RF2,MIXはオリジナル、OSCは改造され固定蓄電器もなし)

特に、OSCのの改造が顕著ですが、局部発振回路のオリジナルはハートレー回路の改良型であるランキン回路を採用しています。

地1号の線輪7の改造分(RF1,RF2,MIX、OSCとも改造されているようですが、RF1,RF2,MIXはこのまま利用することとします。)

インダクタンス調整用のコアーの実物です。フェライトが採用される前の製品のようです。

連続受信試験の様子です。小型スピーカで鳴らしておりますが、低周波増幅管も6C6のため非力です。なお、本来は受話器専用です。6ZP1などの電力増幅管に変更したい誘惑に駆られますが、あえてオリジナルにこだわることとします。


広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

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