JA4GGCのブログ 田舎暮らし

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

地三号無線機受信機の修復作業報告 その1(2015年8月25日)

2015年08月25日 07時57分03秒 | 01陸軍無線機器

地三号無線機受信機の修復作業報告 その1(2015年8月25日)

まず、購入時点の写真がてできました。
全面パネルには金色、ケースには薄緑色の塗装がほどこされており、大変醜いものとなっておりました。
勿論、塗装は最終手段ですが、オリジナルの色に再塗装するこことしました。
全面パネルの下部は、オリジナルの塗装のままですが、再塗装するか悩ましいところです。
ケース横の下部に電源接続用の穴がオリジナルでは、②蓄電池と③送信機と2系統の電源ケーブルの接続端子があるのですが、本機には、一方の穴を防ぎ、もう一方には受信電源のネームプレートがあります。
本機は可搬型の設計のため、回路図にもありますように、電源部は専用の発動発電機(ダイナモ)のみで運用されていたと考えられます。
したがって、発動発電機(ダイナモ)の入力の6Vを蓄電池から取るのか、送信機側の6V給電から取るのかに2通りしかありません。
しかし、本機は、受信電源のネームプレートがあり、直接B電源と6Vを外部電源から供給しています。
基本的には、戦後の改造と考えられますが、戦時に臨時に改造し、受信専用の装置にしたのかもしれません。
それでは、これから修復作業を行います。
まず、受信機本体を取り出し、内部の状態を確認します。
基本的には、改造された部分はなく、オリジナルのままのようです。
真空管を確認すると、UZ-6D6はすべて戦後の球で、NECと松下製です。
1本トップグリッドのキャップ゜がとれており、アメ球と交換しました。
周波数変換の6A7も、念のためアメ球と交換しました。
周波数変換の6A7については、昔の資料でUt-6L7Gと互換があり、交換可能であると書いてあったのを記憶しておりました。
今回再度回路図を確認していたら、球の互換性はないことが判明しました。
誰が昔書いたのか今では不明ですが、無責任なことは書かないほうがいいようです。
勿論、私の記憶違いかもしれません。
話を修復作業に戻しますが、まず、電源との接続のためにケーブルの確認に入ります。
電源ケーブルは外装が布製の4端子です。
黒色がアース、白色が200V、赤/黒色が6V、紫色が側音(音声出力)と判明しました。
ただし、電源ケーブルを確認すると白色が内部で断線していることが判明したので、残念ですが、現代版のケーブルと交換することとしました。
今回は外部電源給電とし、受信機の修復を目指します。
全て環境が整ったので、早速通電です。
この瞬間が一番緊張しますが、ホワイトノイズばかりで受信できません。
早速、基本に戻り、各真空管の端子の電圧測定を実施しましたが、特に問題ありません。
地2号受信機の修復ではすんなり動作しましたが、そんなに世の中甘くありません。
本格的にSGとオシロによる信号調査が必要です。
今回はここまでとします。

 

広島戦時通信技術資料館は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 地2号受信機の修復作業報告... | トップ | 広島城と陸軍 昭和20年8... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL