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有線通信機器(92式電話機)の整備作業 について(2014年12月01日)

2014年12月02日 22時30分11秒 | 01陸軍無線機器

有線通信機器(92式電話機)の整備作業 について(2014年12月01日)


92式電話機について
10年前ぐらいからオークションなどで4台ほど入手していましたが、長期保存状態となっていました。
今回あらためて92式電話機を整備するこことしました。
4台のうち、3台はほぼすべての部品が残っていましたので修復作業することとしました。
基本的には、この92式電話機の構造は、いわいる磁石式電話といわれるもので電話機を発明されたものと同じものです。
ただし、戦場などの過酷な環境においては、カーボンマイクの励振用の乾電池さえあれば使用できることから各国で長期にわたり採用されています。
ためしに、2台の92式電話機を接続し、一方から発電機のハンドルを廻すと、相手の電話機の電鈴を鳴動することができます。
相手が受話器をとっていれば、送話器または振動器(ブザー)による電信により通信することが可能です。
なお、電池は「平角四号乾電池」1.5Vを使用していますが現物はありません。
このため、単一乾電池用のホルダーを用意します。
発電機は何十年も作動していないので、うまく回らなくなったり、発電しない場合がありますので潤滑油を注油します。
ほとんどが、この程度での整備作業により電話機の機能は回復します。

 


93式8回線交換機について
多数の電話機運用においは、相手先に接続するための交換機が必要となります。
戦場においては、有人よる小規模な交換機として、93式8回線交換機があります。
加入者から電話機の発電機のハンドルを回し、60V程度の交流電圧が発生することにより、交換機の加入者表示器に表示させることができます。
これにより、交換手は電話交換作業を行うこことなります。
なお、終話表示器の動作など不明な点が多々ありますので、今後動作の仕組みを解明していきます。
ここで面白いのは、軍隊の中でどうどうと「加入者」という単語を使用していますが、これは逓信省・電気通信省・電々公社・NTT系の電話用語です。
軍隊でいう「加入者」とは本来どのような用語がふさわしかったのでしょうか。

 


参考情報
接続図に予備品匣とありますが、匣とは箱の意味です。

 

広島戦時通信技術資料館及び広島手製本倶楽部は下記のアドレスに変更です。
http://minouta17.web.fc2.com/


 

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