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地三号無線機受信機の修復作業報告 その2(2015年9月07日)

2015年09月07日 12時46分14秒 | 01陸軍無線機器

地三号無線機受信機の修復作業報告 その2(2015年9月07日)

前回の試験では、ホワイトノイズばかりで受信できませんでした。
再度、受信試験をしましたが、同様の結果となりました。
今回は正式にSG(標準信号発生器)を使用して、その様子をオシロスコープで観察することとします。
このため、オシロの入力の端子として、真空管のトップグリッドに針金を差し込みます。
SGにて空中線へ7Mhzの信号を注入して、様子をみても受信反応はありません。
今度はためしに、周波数変換段の入力に中間周波の信号を注入すると410Khzで信号を受信するようになりました。
地シリーズのIFは、共通の450Khzと思い込んでいましたので、中間周波数がずれているのが原因と判断してしましいました。
もう一つの現象として、突如受信状態が良好になったり、不能になったり状態が不安定な点です。

ここでの課題の整理
中間周波数がずれている。
受信状態が状態が不安定である。

いろいろ試しながら、受信が安定な時点で、受信ダイヤル34目盛固定とし、7150Khzで受信信号があります。
ダイヤル固定で、SGの周波数が変化させると、今度は6350Khzで更に大きな受信音が聞こえます。
よくよく考えると6350Khzか正規信号で、7150Khzはイメージ信号であることに気づきました。
ということは、この差800Khzの半分の400Khzが中間周波数ということになります。
先ほど、中間周波数を測定しましたが、410Khzピークでほぼ問題がないということとなります。

もう一つの、受信状態が状態が不安定である点ですが、ヘテロダイン検波管の6D6をさわっていると突如不安定となることが判明しました。
やはり、原則として真空管はすべて新品にして試験する常道から外れたのが失敗でした。
ヘテロダイン検波段の真空管6D6を交換すると、受信状態は安定してきました。

受信試験していると、以外なことにとても高感度な受信機ということがわかります。
7MHZのアマチュア無線のSSBをヘテロダイン検波で復調するのはクリチカルで困難でしたが、できないことはないといったところでしょうか。
今回も、受動素子については一切交換を行わず、電源ケーブルの取替のみで受信機の修復は完了しました。
最後に、全面パネル下段のアルミの蓋を再塗装するこことしました。
ついでに、発動発電機の試験を実施しましたが、残念ながら不動でした。
地2号受信機同様、さすが、日本の軍用無線機です、いまでも立派にお役に立てそうです。


気づき
地4号受信機については、中間周波数450Khzを想定してトラッキングを含め、無理やり調整したのかもしれません。
再度、再調整を試みます。

 

修復作業報告 その1(2015年8月25日)
真空管を確認すると、UZ-6D6はすべて戦後の球で、NECと松下製です。
1本トップグリッドのキャップ゜がとれており、アメ球と交換しました。
周波数変換の6A7も、念のためアメ球と交換しました。
電源ケーブルは外装が布製の4端子です。
黒色がアース、白色が200V、赤/黒色が6V、紫色が側音(音声出力)と判明しました。
ただし、電源ケーブルを確認すると白色が内部で断線していることが判明したので、残念ですが、現代版のケーブルと交換することとしました。
今回は外部電源給電とし、受信機の修復を目指します。
全て環境が整ったので、早速通電です。
この瞬間が一番緊張しますが、ホワイトノイズばかりで受信できません。
早速、基本に戻り、各真空管の端子の電圧測定を実施しましたが、特に問題ありません。
地2号受信機の修復ではすんなり動作しましたが、そんなに世の中甘くありません。
本格的にSGとオシロによる信号調査が必要です。

 

広島戦時通信技術資料館は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 

 

 


 

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