ム65型受信機#2号機の修復作業記録 その2 (2016年05月17日)
本機の2重シャーシの機構の問題を今回検討してみることとしました。
まず、RF1,RF2.MIX.OSCについては、UZ-6D6と6C6のST管のソケット配置で問題ありません。
ところが、IF段から検波、AF段の真空管についてはST管のソケットが入らない形状のシャーシとなっています。
穴の大きさから、ムリやり当てはめるとGT管のソケットであれば適合します。
敗戦間際の当時のGT管相当品は「ソラ」しかありませんが、ヒーターは12V仕様です。
また、高周波段のみST管を使用し、IF段以降「ソラ」を使用するようなハイブリッドなシステム構成は理解できません。
この問題はこの現状では解決しませんから、2重シャーシ機構での復元を断念し、ム65改として復元するこことします。
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